ボルダリングに挑戦する女性 ボルダリングに挑戦する女性
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ボルダリングは女子にもオススメ!ジムの選び方や注意点なども解説

整体歴:15年目(2020年現在)。これまで延べ30,000人以上の施術に携わっております。 加えて日本ダイエット健康協会 検定1級 プロフェッショナルアドバイザーも取得しています。 皆様のお身体…
2019年12月25日
オリンピック競技にも選ばれたボルダリング。やってみたいけれど難しそうで不安に感じている方も多いのではないでしょうか。今回は、初心者がジムを選ぶ基準や服装、やる際の注意点から、今注目の女子ボルダリング選手まで、専門家が詳しく解説します!

日本の女子ボルダリングで注目選手

ボルダリングのジム
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私が注目している選手は3選手います。それは野口啓代選手、野中生萌選手、森秋彩選手の3名になります。

この3選手はオリンピック強化選手に指定されている選手になります。この3選手以外にもオリンピック強化選手は選出されていますが、現在行われている世界選手権で上位の成績を納めているのがこの3選手なのです。

野口啓代(のぐちあきよ)選手

野口選手は2019年8月に八王子で行われた世界選手権で銀メダルを獲得しました。このメダル獲得により東京オリンピックの出場枠を得ることが出来ました。2005年にジャパンカップで初優勝を飾り、そこから10度の優勝を飾っている選手でもあります。名実ともに日本を代表するクライマーなのです。

野中生萌(のなかみほう)選手

2019年8月の八王子で行われた世界選手権は5位、2019年6月のアメリカ・ベイルでの大会は4位と上位の成績を納めています。この成績は野口啓代選手に次ぐ日本人2位の成績です。野中選手は2018年度の世界選手権の年間成績が1位でもありました。今上り調子の選手であります。

森秋彩(もりあい)選手

2003年生まれで2019年12月現在16歳の選手です。八王子での世界選手権は6位の成績でした。スポーツクライミングの中の1つリードを得意としている選手であります。2016年に行われたジャパンカップでは12歳で優勝を果たし、この記録は歴代最年少記録となりました。八王子での大会もリードの成績は3位を獲得しています。今後に大きく期待できる選手です。

そもそもボルダリングはどんなスポーツ?

ボルダリングをする女性
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ボルダリングとはクライミングと呼ばれる競技の一種になります。クライミングは壁や岩など、また人工的に作った手がかり(ホールド)を手や足で掴んで登っていくものを言います。
そしてボルダリングとは、安全の為のロープを付けずにこの壁や岩、ホールド伝って登っていくものを指しているのです。(付けるものはルートクライミングと言います)

ボルダリングは女性でも行いやすいスポーツです。

ボルダリングにはグレードと呼ばれる階級が設定されています。具体的な内容は8級~6段となります。男性だと3級、女性だと4級が中級者レベルとされているそうです。自分のレベルに合わせて上達していくのがこのボルダリングの魅力とも言えます。

ボルダリングで期待できる効果

しなやかな身体の女性
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ボルダリングで期待できる効果は適度に引き締まったしなやかな身体になれることです。

ボルダリングを行う上での必要な要素は、全身の筋力と身体の柔軟性にあります。筋力としては体幹の筋肉を一番必要とするスポーツであると思います。この体幹が鍛えられるとお腹、背中、お尻の引き締まりが十分に期待できると思われます。

テレビでオリンピック選手を見ていると「大きな筋肉が付いてしまうのではないか?」と疑問を持つかもしれませんが、それもありませんのでご安心ください。機械や器具などで特別にトレーニングしないと筋肉は大きくなることは無く、自分の身体を支える力だけでしたらむしろ引き締まります。

その上で、大きく手や足を広げて行うスポーツであるため柔軟性が自然と身に付きます。そうするとしなやかな筋肉になり、体幹が引き締まるので、綺麗なプロポーションを維持できると考えます。

初心者がボルダリングのジムを選ぶにはどこを見たらいい?

ボルダリングのトレーナーと生徒
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無料講習や体験があるか

初心者はボルダリングに対しての不安や緊張があると思います。そのため不安を拭ったり、ジムのスタッフの人との交流したりするために、無料講習や体験で環境を見ることをおすすめします。そこで自分に向いている、ここで続けてみたいと思う気持ちが出てくるのでしたら行ってみましょう。

無料講習や体験は必ずどこでも行っているというわけでは無いので、近隣や行ってみたいジムが見つかりましたら問い合わせをするのも良いでしょう。

営業時間

生活スタイルに合わせて通うために営業時間を把握しましょう。仕事帰りに行うのであれば営業時間が長い場所を選ぶべきだと思いますし、休日を利用して行うのであれば料金システムも気にして選ぶといいと思います。

料金システムとは、1時間いくら、2時間いくらなど時間で区切られている所もあれば、1日にいくらと設定されている所もあります。自分がどのように楽しみたいかで選ぶ料金システムも変わると思いますので、じっくり選んで見ましょう。

道具のレンタル

道具のレンタルは大半のボルダリングジムが行っていますが、念のために確認してみてください。レンタル道具というのはシューズと専用のチョークです。それぞれ500円前後の金額になると考えてください。

基本的な料金ですが、大半のお店が登録料というものを取っています。相場は1,000円程です。利用する金額では時間制のお店だと1,000円~1,500円、一日利用でのお店は2,000円~が相場となっています。

ボルダリングにおすすめの服装

ボルダリングの手にチョーク
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服装などは身軽な格好であればどのような物でも構わないです。ただし、チョークを付けて行うスポーツなので汚れても良い服装をおすすめします

また唯一持参する物と言えば靴下です。レンタルシューズを履くことになりますので、靴下があると非常に良いと思います。

ボルダリングをする上での注意点や心がけること

柔軟する女性
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ボルダリングで気を付けることはケガです。このボルダリングはロープなどで身体を固定して行う物ではありません。しかし、技術や能力に合わせて行うスポーツでもあるので、しっかりとケガをしない体制を取っていれば安心して行えるスポーツでもあります。

それには十分なストレッチが必要になります。ボルダリングは力も必要になるスポーツですが、ホールドとホールドの間には大きく幅が開いている物もありますので、とても柔軟性を必要とするスポーツなのです。その為、しっかりとストレッチを行い、安全で楽しくボルダリングを行えるようにしないといけません。

ボルダリングは初心者でも始めやすい!

ボルダリング
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一見難しそうなボルダリングですが、グレードが設定されているので初心者にも始めやすいスポーツ。また全身を使うため、適度に引き締まったしなやかな身体にも近くことができます。ボルダリングが気になっているという方は、まずは体験などで一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

執筆者:
肥後晴久