股関節を柔らかくして骨盤美人!おすすめストレッチを伝授
股関節が30歳を過ぎると硬くなる理由とは
加齢で股関節の柔軟性が低下するから
筋肉や血管は、年齢と共に硬くなり、関節部分にある軟骨が徐々にすり減りやすくなりがちです。関節部分の軟骨が減ることで、股関節の動きが制限されて、股関節が硬くなる傾向になります。
同じ姿勢を長時間続けて筋肉が硬くなっているから
働き盛りの30代、デスクワークに立ち仕事など同じ姿勢を続けていると、太ももやお尻、骨盤周囲の筋肉が硬くなり、股関節の柔軟性が低下しやすくなります。
仕事や家事や習い事で多忙だから
仕事やスキルアップのための習い事、そして家事などに追われて、ストレスで身体が緊張状態になっていると、筋肉や関節が硬くなりやすいです。
股関節ストレッチで期待できる効果
骨盤が歪みにくくなり背すじが伸びやすくなる
股関節のストレッチで柔軟性が上がるとO脚の予防になり、骨盤が締まり、背すじが伸びやすくなります。
足腰が冷えにくくなる
股関節のストレッチをすることで血行が促進し、腰や足の血液が十分に循環しやすくなることで、冷えを改善する効果が期待できます。
ケガの予防になる
股関節のストレッチをすることで段差などで踏ん張りが効き、転倒防止などケガを予防しやすくなります。
股関節を柔らかくして骨盤美人になるストレッチのやり方
股関節ストレッチ<STEP1>
床にうつ伏せになりゆっくりと上半身を起こしましょう。手のひらは、床につけたまま、10秒間、上半身を起こしてください。3回繰り返すことで、骨盤を前で支える腸腰筋(ちょうようきん)という筋肉を伸ばす効果が期待できます。
背骨や骨盤と太ももの骨、大腿骨(だいたいこつ)をつなぐ筋肉の総称で、ストレッチすることで、股関節の柔軟性を高めやすくなります。
股関節ストレッチ<STEP2>
両脚を伸ばしてあお向けになり、つま先を内側・外側に動かしましょう。あお向けで、鼠経部に、手のひらを添え、両足のつま先を内側(親指側)、外側(小指側)に30回動かしてください。股関節の柔軟性が上がり、骨盤の歪みを改善する効果も期待できます。
股関節ストレッチ<STEP3>
両足の裏を合わせて、膝を曲げて床に座りましょう。両足の裏を合わせて、両膝を曲げて床に座り、心地よい強さで、手のひらで、太ももの上を床方向へ5秒間押してください。5秒経過したら、3秒休み、再び5秒間太ももの上を床方向に押しましょう。
この5秒の太もも押しを、10回繰り返してください。鼠径リンパ節の流れや血行が促進し、股関節が柔らかくなりやすくなります。
股関節のストレッチを行う時の注意点
限界を超えて伸ばすストレッチは止める
反動をつけるなどをし、限界を超えてストレッチを行うと股関節を痛める原因になるので、できる範囲に留めておきましょう。
筋肉痛があるときはストレッチを休憩する
筋肉痛があるときに股関節のストレッチを行うと、炎症が広がる可能性もあります。痛みが治まってからストレッチを再開しましょう。
心地よい程度のストレッチをする
痛みに耐えながら股関節のストレッチをするのは、ケガの原因にもなり逆効果でしかありません。心地よい程度のストレッチの方が、股関節の柔軟性を高めやすくなります。
ストレッチで股関節を柔らかくして骨盤美人
股関節は、年齢と共に、少しずつ硬くなってきます。同じ姿勢が続いている時は、身体の向きをこまめに変えるなどの工夫をすることが大切です。また、仕事や家事が多忙でもすき間時間を見つけて、たとえ1分でもストレッチを行うことで、股関節は柔らかくなりやすいです。ぜひ股関節を柔らかくして、骨盤美人になりましょう。
- 執筆者:
- 横内 稚乃