ダイエット中の飲み物の選び方を教えます!こまめな水分補給を
ダイエット中の水分補給が大切な理由
代謝を促進する
水分補給により血行がよくなり代謝を促進することができます。血行が良くなると、必要な栄養素が筋肉に運ばれ、効率よく筋肉を作ることができます。筋肉量が増えると基礎代謝がアップするので、痩せやすい体になります。
便秘を改善する
健康な便の水分の割合は80%と言われています。70%以下になると便が硬くなり、スムーズに排泄ができなくなります。便をスムーズに出し、腸内環境が整うことによって痩せやすい体になります。
むくみを解消する
体の60%は水分と言われています。水分不足になると体は水分を溜め込むようになり、むくみを引き起こします。体重(kg)×30mlの量を目安に水分補給することで、むくみにくい体になります。
ダイエットに効果的な飲み物
ミネラルウォーター
代謝効率アップ、便秘改善、適正量の摂取でむくみ解消といった効果が期待できます。
特定保健用食品(トクホ)の飲料
ダイエット系のトクホ飲料は大きく分けると、糖や脂肪の吸収を抑えるタイプと脂肪燃焼をサポートするタイプの2つに分けられます。
前者は糖や脂肪の吸収を抑えることで、体に体脂肪がつきにくくなります。有効成分として難消化性デキストリン、ウーロン茶重合ポリフェノール、コーヒー豆マンノオリゴ糖などがあります。
後者はエネルギーとして脂肪を消費しやすくする為、今ある体脂肪をへらすサポートをしてくれます。有効成分として茶カテキン、ローズヒップ由来ティリロサイド、ケルセチン配糖体などがあります。
ココア、コーヒー
ココアやコーヒーに含まれるカフェインは脂肪細胞に直接作用して、脂肪の分解を促す働きがあります。また、カカオプロテインは便のかさをふやし、便通を良くして、腸内環境を整えてくれます。
カフェインはダイエットに役立つ成分ですが、交感神経を刺激するため飲み過ぎは自律神経を乱す原因にもなります。1日2〜3杯を目安にし、寝る前は控えることをおすすめします。また、苦味があるため砂糖を多く入れがちになります。お砂糖は控えめまたは無糖で摂るようにしましょう。
グリーンスムージー、トマトジュース
野菜や果物のビタミンやミネラルといった栄養素のほか、食物酵素も摂ることができ、代謝を効率よく働かせることができます。また食物繊維も豊富なため、腸内環境の改善にも繋がり痩せやすくなります。
また、トマトに含まれるリコピンは脂肪燃焼を促進する働きがあるという研究結果もあります。こちらもお砂糖は加えず、素材のまま摂るようにしましょう。
それぞれの上手な飲み方
ミネラルウォーター
1時間に1リットル以上のお水は吸収することができないので、こまめに飲むのがオススメです。
特定保健用食品(トクホ)の飲料
吸収を抑えるタイプの飲料は食事と一緒に、脂肪を消費しやすくする飲料はいつでもこまめに飲むのがオススメです。
ココア、コーヒー
間食、リフレッシュしたい時にオススメ。寝る3時間前までにしましょう。
グリーンスムージー、トマトジュース
朝食の置き換えや間食にオススメ。普段の食事やおやつ分のカロリー摂取が節約できます。
ダイエット中に避けるべき飲み物
砂糖、甘味料の入ったジュース
糖分が多い飲料は血糖値を急上昇させ、体に余分な糖を吸収し、それが体脂肪として体に蓄積していき、太る原因となります。
アルコール
アルコールは肝臓に運ばれると、最優先で分解されます。これにより他の栄養素からエネルギーを作り出すことができず、脂肪の燃焼も進まず体に蓄積される為、太る原因となります。
キンキンに冷やした飲み物
胃腸が冷えることで、内臓を冷やさないように周りに脂肪がつきやすくなり、太る原因になります。
ダイエット中の飲み物選びのコツ
まずは避けるべき飲み物を徹底してみる
飲み物を変えるだけで糖質やカロリーを節約できます。脂肪を1kg減らすには約7200kcalの消費エネルギーが必要になります。
例えば、カフェオレ(200ml)を毎日飲んでいる方が飲む量を1杯減らした場合、1日84kcal節約できます。約88日で7200kcal節約できる計算になるため、3ヶ月間カフェオレを今よりも1杯減らすだけで、脂肪を1kg減らすことができます。
体脂肪を減らしたいのか、これ以上太らないようにキープしたいかで選ぶ
体脂肪を減らしたい場合は、お水または代謝を促進してくれる有効成分が入っている飲料を飲むようにします。現状をキープしたい場合は、食べ物の吸収を抑える有効成分の入った飲料や腸内環境を整えてくれる飲料を飲むようにします。
ダイエット成功の秘訣は飲み物までこだわること
ダイエットをするなら、運動や食事はもちろん、飲み物にもこだわりましょう。甘くて冷たいジュースやアルコールは避けるのが吉。今回ご紹介したドリンクを、それぞれ適切なタイミングで飲むように心がけてみてください。こまめな水分補給が肝心です。
- 執筆者:
- 望月沙紀