質の良い睡眠でダイエット?日常のNGな日課を見直して痩せよう
「質の良い睡眠」が太りにくい体を作る理由
成長ホルモンがしっかり分泌される
質の良い睡眠は入眠〜3時間までに深く眠れるかが肝です。深く眠れると、脳の疲労物質がクレンジングされることで成長ホルモンがしっかりと分泌されます。成長ホルモンは1日で破壊された細胞の修復、代謝促進、新たな細胞作りの役目があり、その他にも脂肪燃焼を促進する力も上がることで、ダイエット効果にも繋がっていきます。
食欲を抑えられる
深く眠れることで、食欲をコントロールする役目のホルモン【レプチン】の分泌量が上がります。眠りが浅く睡眠時間が短くなると、この逆である食欲増進のホルモン【グレリン】の分泌量が勝り、満腹中枢に刺激が入りにくくなりドカ食いを引き起こす元となります。深い眠りは疲れを取るだけではなく、食欲を抑える役目まであるのです。
質の良い睡眠を取れるようになるには?
朝に太陽光を浴びる
朝に太陽光を浴びるのは、睡眠ホルモンのメラトニンをつくる元となるからです。メラトニンには体内時計の役目があり、夜になると分泌量が増えて眠気が促進され、太陽光を浴びると分泌が抑制されます。太陽光に30分〜1時間当たるのが良いですが、難しい場合は通勤路で日差しの当たる場所を歩く、電車ではまどに近い所に立つようにすることだけでも効果的です。
カフェイン飲料を飲むのは14時までにする
カフェインの覚醒作用は飲んだ後、6時間〜8時間の持続があります。14時に飲むと22時まで影響することで、深い眠りの妨げとなるのです。14時以降のブレイクは、ノンカフェインのハーブティー、またはどうしてもと言う場合はカフェインレスコーヒーに変えてみましょう。
睡眠の質を下げる夜のNGな日課
就寝前の寝酒
寝酒は名前とは全く逆です。寝酒を飲むとすぐに眠れても、その後はアルコールの影響で交感神経が優位になり、途中覚醒や利尿作用で夜中のお手洗いの原因にもなり、返って睡眠の質を下げます。
シャワーだけで済ます
日中に酷使した筋肉や神経の緊張は、シャワーだけでは取れません。体の緊張は交感神経が優位になり、眠りが浅くなります。深く眠るには体が緩んだ状態あってこそです。夜は37度〜39度の少しぬるい湯船に浸かるようにしましょう。
帰り道でコンビニに寄る・寝る前のスマホ
ブルーライトは脳に刺激が入り、目が冴えてしまう原因にもなります。スマホの他、テレビやパソコン等の電子機器は、就寝1時間までに済ませましょう。またコンビニのライトはLEDがほとんどです。もし部屋の電気がLEDなら、就寝1時間前からオフにして小さな豆電球にすることをおすすめします。
質の良い睡眠をしっかり取ってダイエットを成功させよう
質の良い睡眠を取る方法はいつもの日常生活を少し気をつけるだけで変わります。枕やパジャマなどを良いものにしても、質の良い睡眠を取るための習慣を変えなければ効果を感じることはありません。まずは自分にNGな日課がある場合はそれを見直し、質を良くする方法を取り入れるようにすると更に効果的ででしょう。
- 執筆者:
- 内藤 絢