【睡眠ダイエット】深く眠って痩せやすい体に!理由とコツを解説
睡眠がダイエット効果につながるのはなぜ?
快眠時は300kcalを消費する
深い眠りは成長ホルモンの分泌を高めるため、ぐっすり眠れた時は一晩で300kcal分の脂肪燃焼の効果があると言われています。一方、よく眠れない場合は3分の1の100kcalしか消費されません。
食べ過ぎを抑えてくれる
深く眠ることで脳内クリーニングができ、食べ過ぎを防ぐ効果も期待できます。ぐっすり眠ると、脳の疲労物質を洗い流す役目のある「脳脊髄液」が出て、脳内をクリーニング。これにより満腹中枢に刺激が入りやすくなり、食べ過ぎを抑えてくれるほか、味覚が敏感になり味の濃い物を欲しにくくなります。
昼寝にもダイエット効果が期待できる?
昼寝のダイエット効果
では、夜の睡眠以外に昼寝などにもダイエット効果は期待できるのでしょうか。できるかできないかと言えば、できます。ただし、昼寝の仕方によっては逆効果になるため、以下のポイントを抑えましょう。
昼寝をするなら14時まで
14時以降に昼寝をすると夜の睡眠に響き、眠りの質を下げる原因になります。
昼寝の時間は30分以内
30以上眠ると脳が休息し過ぎてしまい、返って夜の睡眠の妨げに。夜に深く眠ることで得られるダイエット効果が期待できなくなってしまいます。
昼寝前にホットコーヒーを飲む
眠気防止作用のあるカフェインが体内に吸収されるのは、摂取してから約20分後と言われています。コーヒーなどカフェインを含む飲み物を昼寝前に飲むと、ちょうど起きる時間にその作用が発揮され、昼寝での寝すぎを防げます。
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痩せるために適切な睡眠の時間帯
ダイエット効果をねらう場合は、明け方2時までに就寝することを心がけてください。睡眠のゴールデンタイムは22時〜2時と言われているため、「2時まででいいの?」と思う方もいるかもしれません。これは、就寝中に出る成長ホルモンは“早く寝るから出るわけではない”ということに関係しています。
22時に就寝しても、眠りが浅ければホルモンの分泌量は上がりません。例えば23時〜明け方2時にしっかり深く眠ったほうが、ホルモン分泌量は高まり、代謝の促進・脂肪を減らす・骨密度を高めるといった成長ホルモンの恩恵を受けることができるのです。
睡眠ダイエットの効果を上げるためのコツ
朝食を抜かない
朝食を食べることで体内時計をしっかり起動させることができ、眠りの質向上に役立ちます。とはいえ、朝食をとる時間や食欲がないという方も多いことでしょう。そんな方に、これを摂れば良いというものをお伝えすると、「大豆製品・バナナ・米」といった食品や食物です。
これらには、睡眠ホルモンの生成に必要な栄養素が豊富に含まれています。例えば、「バナナ+無調整豆乳」「白米または雑穀米+味噌汁」「納豆ご飯+卵」などの簡単でシンプルな組み合わせのもので十分です。
朝に太陽光を浴びる
太陽光は睡眠ホルモンを作る大切な材料です。朝に60分〜90分、太陽光を浴びるようにしましょう。
60分〜90分も太陽光を浴びるのは難しく感じるかもしれませんが、通勤中は日の当たる場所を歩く、地下道より地上を選ぶ、電車・バスを待つ時は日の当たる場所に立つなど工夫することで、日常生活内で太陽光を浴びる時間を増やすことは可能です。
湯船に浸かる
湯船に浸かることで、日中で受けたストレスにより高まった交感神経を鎮静させることができます。これにより副交感神経が優位になり、リラックス効果が高まって深い眠りにつなげることができます。
寝室の温度設定を就寝前に行う
快適に眠るためには温度管理も大切です。例えば寒い時期であれば、就寝前に電気毛布のスイッチを入れて布団に入る際にスイッチを切る、暑い時期であれば冷房を24〜25度にセットして就寝時に1度上げるなど、自分が心地よく眠れる環境を作っていきましょう。
睡眠を大切にすることで得られるメリットに注目しよう
質の高い睡眠がダイエットに効果的な理由がお分かりいただけたのではないでしょうか。普段おざなりにしがちな睡眠に注目することで、思わぬ健康効果やダイエット効果が期待できます。今回ご紹介したコツを、少しずつでもよいので取り入れみてくださいね。
- 執筆者:
- 内藤 絢