1日断食なら初心者も安心!やり方・ポイント・注意点のまとめ
1日断食とは?
1日断食とは、準備食、断食、回復食をそれぞれ1日ずつ設け、計3日かけて行う断食のことです。断食するのは1日だけですが、前後に準備と回復の期間が必要になるということですね。
2日目の断食日は、3食を酵素飲料に置き換えて過ごし、準備食と回復食の日は、消化に負担のかかる動物性食品を除いた、お野菜中心の純和食の食事を摂ります。
1日断食の効果
アンチエイジング
断食によって胃になにも食べ物がなくなると、胃粘膜から「グレリン」というホルモンが出ます。このホルモンが脳の下垂体に働き、成長ホルモンの分泌を促進。成長ホルモンは若返りホルモンとも言われるため、アンチエイジングが期待できます。
胃がグーグーいっている時は、アンチエイジングがされているとも考えられます。
消化器系の休息
現代は忙しさや食習慣の欧米化により、食生活が乱れている人が多いもの。加工食品に含まれる食品添加物や、残留農薬などの有害物質を摂取している可能性が高いです。そして、高タンパク質食や高脂肪食の摂り過ぎによって、常に消化器官がフル稼働している状態と言えます。
一定期間固形物を摂取せず、疲れた消化器官を休ませることによって、消化酵素を温存させることができます。これにより、停滞していた生命活動をコントロールする「代謝酵素」を一気に活性化することができるのです。
サーチュイン遺伝子のスイッチがON
サーチュイン遺伝子とは、飢餓を生き延びるために不可欠な遺伝子であり、誰もが持っているものです。断食によるカロリー制限により、その遺伝子からサーチュイン酵素が作られ、他の遺伝子のスイッチをオンにします。これにより、血管の老化を抑え、傷ついた遺伝子の修復などをし、肌や筋肉、血管などの若さを保つことができるのです。
1日断食はどんな人に向いている?
【1日断食に向いている人】
・会食などのお付き合いで忙しく、断食の時間がとれない方
・断食をやってみたいけれど不安がある方
・胃腸が疲れぎみの方
1日断食は短期間で手軽にできることから、断食初心者の方にオススメです。
1日断食の正しいやり方
1日目:準備食
1日目は、暴飲暴食をせず、消化に負担のかかる動物性食品を除いたお野菜中心の純和食の食事を心がけてください。また、お水を1日2リットル以上飲むようにしましょう。たっぷりと水分を摂ることで代謝酵素が働きやすい状態になり、断食の効果を実感しやすくなります。
2日目:断食
2日目の断食日は酵素飲料のみで過ごします。1日の摂取量は種類によって異なりますが、400ml程(850kcal程度)が目安です。飲むときはお水で希釈し、1日かけて摂取していきます。お水の量は1日目と同様、2リットル以上は摂取してください。
3日目:回復食
3日目は、朝・昼・晩で異なる食事を摂ります。朝食は酵素飲料20ml程(40kcal程度)、昼食にはおかゆを食べ、夕飯は準備食と同様、お野菜中心の食事をして、休んでいた胃腸を起こしていきます。
夕食時、急に消化の悪いものを摂ってしまうと体調を悪くしてしまうので、暴飲暴食には十分気をつけてください。
1日断食の効果を上げるポイント
準備食、回復食は「まごわやさしい食」に
準備食、回復食は、消化の良い丁寧な食事「まごわやさしい食」を心がけましょう。
【まごわやさしい食】
ま:豆…納豆・豆腐などの大豆製品
ご:ごま
わ:わかめ・こんぶなどの海藻類
や:野菜、果物
さ:魚
し:しいたけ・なめこなどのきのこ類
い:いも類
断食日の酵素飲料はこまめに飲む
酵素飲料は、食事ごとに分けずこまめに飲むことで、血糖値が安定し、空腹感を感じずに過ごすことができます。また、効率の良い代謝を促して脱水症状を防ぐために、1日に2リットル以上のお水を摂取することを忘れないようにしましょう。
1日断食をするときの注意点
カフェインやアルコールは摂取しない
カフェインやアルコールは代謝するのに酵素をたくさん使うため、断食中は避けてください。また、これらには利尿作用もあるため、脱水症状を防ぐためにも摂らないようにしましょう。
酵素飲料は質の良いものを選ぶ
酵素飲料の質も重要です。選ぶときのポイントは、酵素原液が何%か、野菜や野草、果物が何種類使用されているか、添加物が使われていないかなど。表記を良く見て、適切なものをチョイスしてくださいね。
1日断食は水分補給と消化の良い食事がカギ
断食するのは1日のみで、前後の日は食事を調整していくという1日断食は、初心者にも取り組みやすい断食です。ただ食事を制限するだけでなく、たっぷりの水分補給と、消化の良い食事を心がけることが成功の秘訣。普段フル稼動している消化器官をゆっくり休め、本来備わっている身体機能を目覚めさせましょう!
- 執筆者:
- 望月沙紀