水を飲む女性 水を飲む女性
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水を飲むことがダイエットに良い理由とは?飲む量と飲み方を解説

ヨガインストラクター、管理栄養士、ファスティングカウンセラーとして活動しています。経験を活かし、身体も心も健康でいるためのサポートをさせていただきます。
2019年09月27日
お水を飲むとダイエットに良いと何となく知っていても、なぜ良いのか、どんな効果があるのかまではわからない、という方も多いのではないでしょうか。今回は管理栄養士の望月沙紀先生に、その理由や効果、飲む量や飲み方などを教えていただきました。

なぜ水を飲むことがダイエットに良いの?

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代謝を促進

水分補給により血行が良くなり、代謝を促進させることができます。血行が良くなると必要な栄養素が筋肉に運ばれ、効率良く筋肉を作れるように。筋肉量が増えると基礎代謝がアップするため、ダイエットにつながります。

便秘を解消する

健康な便の水分割合は80%と言われています。70%以下になると便が硬くなり、スムーズな排泄が困難に。適切な量の水分を摂ることで便がスムーズに排出され、腸内環境を整えることができます。

むくみを解消する

体の60%は水分と言われています。水分不足になると、体は水分を溜め込むようになり、むくむ原因に。必要量の水分を摂ることで、むくみの解消が期待できます。

水ダイエットの効果とは?

腹筋のわれた女性
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痩せやすくなる

水分を摂ることで基礎代謝がアップし、むくみが解消されて腸内環境が整うと、身体が痩せやすい状態になってきます。

太りにくい食習慣になる

お水を飲むことで満腹感を感じやすくなり、食事の摂りすぎや間食を防ぐことができます。また、普段ジュースやお酒を飲んでいる方は、それらをお水に替えることで、カロリーカット、糖質カットにもつなげることができるのです。

1日に飲む水の量と飲み方

水を飲む女性
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飲む量は「体重(kg)×30ml」が目安

水分補給は、「体重(kg)×30ml」を目安に行いましょう。

私たちは1日、汗や呼吸から約900ml、尿や便から約1.6L、合計2.5L程度の水分を排泄します。そのため、この喪失量に見合う水分摂取が必要です。体内でつくられる水が約300ml、食事から約1L摂れると考えられるため、残りの1.2Lは飲み水で補給する必要があります

しかし、これはあくまでも目安ですから、汗をたくさんかくときや食事の水分量が十分でないときは、飲む量を調整しましょう。

こまめに飲むのが効果的

胃が吸収できる1回の水分量はコップ1杯分程度です。そのため、一度にたくさんのお水を飲むのではなく、こまめに飲んだほうが効率よく身体に吸収されます。

朝起きたら1杯、家を出る前に1杯など、飲むタイミングを決めておくと飲み忘れを防げます。

水ダイエットをするときの注意点

お湯
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お水の温度によって、身体に吸収される速度は異なります。冷蔵庫などで冷やしたお水は、常温のお水に比べて早く吸収されるもの。たくさん汗をかくときは冷たいお水がオススメです。

しかし、冷たいお水は胃腸への負担が大きいため、飲みすぎには注意が必要です。一方、常温のお水は冷たいお水よりは吸収速度が下がりますが、胃腸への刺激が少なく体温も奪わないため、日常の水分補給に適しています

また、白湯は吸収速度もゆっくりで、体温アップにもつながるため、冷えが気になる方にオススメです。体温がアップするということは代謝もアップするということですから、ダイエットをめざすときなどは白湯を積極的に摂ると良いでしょう。

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水ダイエットを成功させるコツ

寝起きに水を飲む女性
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毎日こまめに水分補給することを習慣化することです。いつもの生活の中で飲むタイミングを決めると、習慣にしやすいです。また、お水は硬水や軟水に関わらず、ご自身が飲みやすく続けやすいミネラルウォーターを選ぶと良いでしょう。

身体づくりも意識しながらお水を飲みましょう

水分補給する女性
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毎日適量のお水を飲むことで、体内環境が整い、痩せやすい身体に導くことができます。

水分補給量がご紹介した目安よりも少ない方は、さっそく今からでも水分補給してみてください。喉の渇きを満たすだけでなく、身体づくりを意識すると飲みやすくなりますよ。

執筆者:
望月沙紀