腸もみはダイエット効果も期待できる!やり方や注意点を解説 腸もみはダイエット効果も期待できる!やり方や注意点を解説
画像出典: istock

腸もみはダイエット効果も期待できる!やり方や注意点を解説

ボディセラピストとして活動しています。多くの方に携わらせて頂いた経験を元にアドバイスをさせて頂けたらと思います。
2019年08月08日
便秘気味の方や下腹部などが気になる方、腸もみをしたことはありますか?ダイエットにもつながる腸もみは、ご自宅で自分でも取り組むことができます。今回はボディセラピスト・整体師の肥後晴久先生に、腸もみとダイエットが関連する理由をはじめ、具体的なやり方や注意点などを詳しく教えていただきました。

腸もみがダイエットにつながる理由とは?

画像出典: istock

宿便の排出

腸には、排出しきれない便が溜まっていると言われています。便通が良い人であっても3kg程の便が、さらに便秘気味の人は5kg程とも言われているのです。この溜まっている便(宿便)を排出することができれば、排出した分の体重が減ることになります。

腸もみには、腸に溜まっている宿便を排出できる効果が期待できるのです。

基礎代謝のアップを図れる

腸とは消化を行う器官の1つであり、体は食べ物を消化することにもエネルギー消費します。この際のエネルギー消費量は、基礎代謝の10%程に当たると言われています。男性の場合、基礎代謝は約2,200キロカロリーなので220キロカロリーの消費、女性は約1,800キロカロリーなので180キロカロリーを消費しているということです。

食べ物を消化するために腸がしっかりと働いていないと、基礎代謝としてのエネルギー消費を行えません。逆に言えば、腸に対するケアをしていけばカロリー消費も期待でき、基礎代謝アップにも繋がるのです。

一番ダイエット効果が期待できるのは体のどの部分?

腹筋の割れた女性
画像出典: istock

腸もみによっての効果の出る部位は、骨盤周りです。具体的には下腹部臀部の効果が期待できます。

腸は骨盤で支えている内臓。腸もみを行うと、骨盤周りに付着している下腹部の筋肉、臀部の筋肉の活動や可動域を上げることができます。その結果、下腹部・臀部といった部位のダイエット効果が期待できるのです。

自分でもできる!腸もみのやり方

画像出典: histock

腸の形をイメージすることが重要!

腸もみを行う際には、腸の形をイメージして行うことがポイント。腸の走行に沿って行い、溜まっている便を走行通りに運んであげるというイメージで行います。腸は小腸と大腸を組み合わせたものを指し、胃から十二指腸、小腸、大腸、肛門と繋がっていき、大腸が小腸を囲うように構成されています。

具体的な腸もみのやり方

まず小腸から。おへその周り一帯が小腸というイメージで、みぞおち部分から反時計回りに押してください。自分の目線で見ると、みぞおちから左方向に押していきます。基本的に強く押し込む必要はありませんが、押し込んでいる最中に固い部分が見つかればそこは念入りに行ってください。押す際は指3本を使い揉みこむように押し、3周程行います。

その後に大腸です。大腸では骨盤部分から肋骨にかけてのお腹の範囲全体を行います。まずは大腸の始まりの右の下腹部からスタートして上に上がっていき、肋骨までたどり着いたら左にまっすぐいきます。そして反対の肋骨までたどり着いたら左の下腹部に下がり、下腹部の中心部分まで右に流れていき終わります。大腸も3回程行います。

腸もみを効果的に行うタイミングと回数

画像出典: istock

起きた後と寝る前が〇!

腸もみを行うタイミングは、起きた後と寝る前が良いと思います。

起きる際は、一般的に体温が下がっている状態。腸の調子が悪い方は元々全身の血流が下がっている状態で、そこに拍車をかけて朝は低くなっています。そのため、これから体を動かす準備を踏まえ、腸もみで腸を刺激すると腸の調子が上がっていくことはもちろん、一日の活動にも良い効果が出てきます

また夜寝る前の腸への刺激は、血流増加という意味合いではなく、一日のストレスや消化を行ったことの緊張緩和をしてあげるということ。腸は自律神経のうち副交感神経が関わっています。副交感神経は体をリラックスさせる神経であり、腸もみを行うことで副交感神経も働くようになり、睡眠にも入りやすい状況を作れます。

3回程度で座って行うことがおすすめ

腸もみの回数は3回程、腸をイメージして円を描くように行ってください。もみ方も、腸の中に溜まった便を運ぶというようなイメージで行い、強すぎないように揉みます。

効果的な方法としては、座って行うことがおすすめ。お腹の筋肉が突っ張った状態ではなくなるので、揉みやすくなります。また、副交感神経に関わるのは深呼吸でもあります。座ったまま深呼吸を10回程行い、その後に腸もみを実行すると効果は高く感じるでしょう

腸もみを行う際に注意したいこと

画像出典: istock

熱が出ている時

一般的に腸もみを行うと、体温が上がります。熱が出ている状態なのに外的に体温を上げることを行ってしまうと、体に対して余計な負担を与えることに。

また、熱が出ている時は全身の免疫力が下がっています。そのため無理な刺激を加えると、腸の調子を悪化させる恐れもあるのです。

腹痛の時

腹痛の時も、熱が出ている時と似たような状況になってしまうので要注意です。

腹痛が起きている時とは、腸が過敏な状態になっているということ。過敏な状態でさらに刺激を与えてしまうと、その過敏さは増していきます。腹痛はさらにひどくなってしまうのです。

強くやりすぎないこと

腸の調子が良くないから頻繁に腸もみを行ったり、効果を出すために強く揉んだりしないということを心がけましょう。

そもそも体自体は、押されたりもまれたりするようにできているわけではありません。何でもやれば良いということではないのです。やりすぎてしまえば、腸に防御反応が生まれ余計な緊張を作るだけになってしまいます

また腸もみは便を促すために行うので、促すことを行ったら後は生理反応を待つことが大切。腸もみはしっかりと注意点を守って行うと効果が出てダイエットにも繋がっていくため、期待のできるダイエット方法の1つなのです

効果的な腸もみをしてダイエット効果も期待!

画像出典: fotolia

腸もみは自分でできるものの、きちんとやり方のコツを押さえることが大切です。腸の形をイメージしながら、ゆっくりと強すぎない程度に行いましょう。腸もみを効果的に行うことで、骨盤回りにも効果が期待できます。やり方を覚えて継続的に行ってみてくださいね。

執筆者:
肥後晴久