【柿】美肌効果や二日酔いにも!豊富な栄養素と美味しい柿の選び方
柿の健康効果
アンチエイジングや便秘解消
柿は秋の代表的な果物ですが、実は栄養価が豊富な果物です。
柿に多く含まれるビタミンCは、抗酸化作用を持つので、アンチエイジングに役立ちます。食物繊維も多く、便秘の解消にもなります。
二日酔いやその予防
柿に含まれるシブオールという物質が、アルコールの成分を排出してくれます。また、柿にはカタラーゼという酵素も含まれており、この酵素もアルコールの分解を促進してくれます。
柿の美容効果
ビタミンCといえばレモンやみかんを思い浮かべると思いますが、実は柿はレモンやみかんよりも、同じ重量あたりのビタミンCが多いんです。
ビタミンCは強い抗酸化作用を持ち、アンチエイジングに役立ちます。シミ・そばかすなどの原因となるメラニン色素の生成を抑えるとも言われており、美肌の維持に必要な栄養素です。
また、ビタミンCはコラーゲンの生成にも使われます。ハリのある美肌作りには欠かせない栄養素です。
柿に含まれる栄養素
柿はビタミンCやビタミンAに変わるβ-カロテンが豊富です。ビタミンCやビタミンAは抗酸化作用を持ちます。
また、炭水化物も多く、エネルギー源にもなります。ミネラルでは、高血圧予防となるカリウムや体内で様々な酵素の材料となるマンガンを多く含みます。
生柿と干し柿の栄養価の違い
生柿と干し柿では、まず持っているエネルギーが違います。
干し柿は水分が少なくなる分、グラム当たりのエネルギーは約4倍になります。生柿は100g当たり約60kcal、干し柿は100g当たり約270kcalです。
干し柿では、生柿よりもビタミンCが減少しますが、ビタミンA・食物繊維は増加します。
柿の選び方
美味しい柿を選ぶポイントは、ヘタと果肉に隙間がなく、しっかりついている状態でヘタが緑色のものを選びましょう。
濃いオレンジ色で形が整っているものが選ぶポイントです。柿の硬さは、人によって大きく好みが分かれますが、ずっしり重みのある柿を選びましょう。
柿の効果的な食べ方
ビタミンCは壊れやすい物質
ビタミンCが豊富な柿ですが、ビタミンCは壊れやすい物質でもあります。そのまま食べることで、ビタミンCも壊さずに体内へ取り込むことができますが、ひとつ柿を使ったより効果的な食べ方をご紹介します。
柿と大根のなます
デザートで食べられる柿ですが、秋になるとたくさん柿ができて、食べきれない・・・そんなとき、お料理にも使ったりしますよね。
その代表的なのが「柿と大根のなます」。なますで使う「酢」はビタミンCを壊れるのを防ぐ効果があると言われています。
大根にもビタミンCが多く含まれているので、ビタミンCの摂取量&効果をより高めることができる一品です。
柿を食べる際の注意点
柿に含まれる渋味のもとであるタンニンというポリフェノールは、鉄の吸収を妨げる作用があります。実際に貧血気味の人は、食事中にタンニンを多く含む緑茶などの飲料は避けるよう指導もされています。
鉄は人にとって必要不可欠な栄養素で、不足すると貧血を引き起こしやすくなります。柿を食べ過ぎることや、毎回の食事のデザートとして食べるのは、食事からの鉄の吸収を妨げないためにも、避けることをオススメします。
貧血気味の方は特に、食事の時間をずらして柿を食べるようにしましょう。
正しく柿を食べて効果を実感しよう
柿の栄養素は、美肌効果や二日酔いや予防にも嬉しい効果が期待できます。
食べすぎると貧血を起こしてしまう可能性もあるので、体調にも気をつけながら適度な摂取を心がけて、嬉しい効果を実感してくださいね。
- 執筆者:
- asa