太ももの付け根が痩せにくい原因は?引き締めに効果的な方法
太ももの付け根が痩せにくい原因
基礎代謝の低下
主に体幹の筋力低下が原因で四肢(両腕、両足)に向かって血液を送る力が弱くなり、基礎代謝低下に繋がってしまいます。
四肢のつなぎ目である太ももの付け根はダイレクトにその影響を受けます。このことにより痩せにくい太ももとなります。
内転筋の筋力低下
ガニ股で歩いていたり、デスクワークなどでももの筋肉をしっかりと使っていなかったりすると太ももにある内転筋の筋力が低下します。
内転筋は太ももを内側に寄せるときに使う筋肉ですが、日常でこの動作をしっかりと行う機会は非常に少ないです。このことにより筋力の低下は著しく起こり、痩せにくい太ももへと繋がります。
疲労による骨盤の後傾
デスクワークなど座っている状態の作業姿勢は、骨盤の形でいうと「後傾」という形になっています。そのまま字の通りに「後ろに傾いている」という状態です。この後傾は内臓や血管を圧迫しているので全身の血流の滞りに繋がります。
また、この後傾の形は太ももと骨盤が「くの字」に固まって作っているので太ももに付着している筋肉の働きを下げてしまいます。このことにより、この後傾が癖づいた姿勢になると痩せにくい太ももとなるのです。
太ももの付け根に効果的な立ち方や座り方
立ち方
内転筋に力を入れて立つことで内転筋を鍛えます。立つときに、足の親指に意識を持つと自然と内転筋に力が入るので効果が出ます。
また、太ももの前側に付着する大腿四頭筋という膝を伸ばしたりするときに使う筋肉があります。これは基礎代謝を上げることに大きく関わる筋肉と言われるので「膝を伸ばしながら親指に意識を持って立つ」ことが出来たら理想です。
ですので、ヒールを履いていると膝が伸びないので効果的な立ち方は出来ませんし、痩せやすい太ももの付け根にはなりません。
座り方
内転筋を鍛えるには、座ったままで太ももの間に何か物を挟みそれを持続することが効果的です。
20~30秒間挟むとしっかりと効果が出ます。太ももに限らず膝やふくらはぎに挟んでも内転筋に効果は出ますので位置を変える事もおすすめします。
座っている際も膝を伸ばすスペースがあるのであれば、思いっきり膝を伸ばし、ももの前側に力が入っていることを意識すると内転筋のトレーニングの効果がより出てきます。
太ももの付け根痩せにおすすめのリンパマッサージ
太ももの内側
太ももの内側に大きな血管が通っておりそこを中心にリリースします。この血管は下腹部から左右に枝分かれする血管ですので、おへそぐらいから足の付け根に向かってリリースし、そこから太ももの内側を行うとより良いです。
これを行うと腸のハリも取れますので便秘の改善にも繋がります。また太ももの血管はふくらはぎの内側を通り、足の甲や足裏に繋がっていきますので、ここまでをリリースしていくと尚良いです。
マッサージする時のポイント
リンパマッサージは筋肉の表面にある筋膜が固いと効果が出にくいので、この筋膜へのアプローチも効果的です。
太ももの内側に繋がるのは鎖骨周り、肋骨周り、脇腹周りになりますので、時間や体力に余裕がある方はこの周辺のアプローチを行ってからリンパのラインを追うと良い効果が出せます。
太ももの付け根痩せに効果的なストレッチ
内転筋のストレッチ
左右に足を開脚し、身体を左右に交互に倒すストレッチをご紹介します。
これは左右交互に伸ばす事が重要になります。どの身体の部位も同じなのですが、身体はひねりを伴って動くため、ひねりを伴った形で固まっています。
その上で固い筋肉を左右に何度も繰り返し伸ばしていくと回数を重ねるごとに柔らかくなり、身体のねじれも改善していきます。これで姿勢改善の1つにもなります。
骨盤後傾のストレッチ
骨盤後傾のストレッチは仰向けで寝た状態で、片脚ずつ正座すると正座した側のももの前側が伸びます。
太ももと骨盤が「くの字」に固まっているのを改善するためにこの動作が重要になります。これも左右交互に行うと、痩せやすい身体への改善や身体のねじれが改善が期待できます。
柔軟性が低く仰向けの態勢がつらい方は、片脚を正座したら後ろに手をついて、上半身を少し後ろに倒した態勢でも大丈夫です。
ストレッチのポイント
ストレッチは脱力した状態が必要です。
深呼吸を良く行い、特に「息を吐く」事を意識しながら行うと脱力は大きく出てストレッチの効果が高まります。
内転筋を鍛えて理想の脚へ!
太ももの付け根が痩せにくい原因は、基礎代謝の低下や内転筋の筋力低下、骨盤の後傾などが考えられます。
リンパマッサージや筋肉を鍛えることによって、痩せやすい太ももへと繋がりますので、ぜひ試してみてください。
- 執筆者:
- 肥後晴久