寝起きにサクッと冷え性解消!寝たままできる超簡単ストレッチ
冷え性をもたらす3つの理由
冷え性をもたらす主な理由として、3つ挙げることができます。
1.体内で熱を作り出すことができない
熱はどこで作り出されるのかというと筋肉です。したがって筋肉量が少ないと、作り出される熱も少なくなるということです。男性に比べて女性に冷え性が多いのは、女性のほうが筋肉量が少ないからと言われています。
2.熱が作り出されても、全身に送り届けられない
自律神経が乱れると血流が滞り、熱が全身に送り届けられなくなってしまいます。人体は寒いと熱を作り出し、暑いと熱を放出することで体温を一定に保とうとします。この体温調節を行っているのが交感神経と副交感神経から成る自律神経です。つまり、自律神経が乱れると体温調節がうまくできなくなるということです。自律神経が乱れる原因として、過剰な冷暖房、不摂生、ストレスなどが考えられます。
3.熱が逃げやすい
血液やリンパの流れが悪くなると、老廃物や余分な水分を外に出すことができなくなってしまいます。体内に不要な水分が溜まってしまうと冷えやすくなり、熱が逃げやすくなってしまうと言われています。
以上のことから、筋肉量を増やし、乱れた自律神経を整えることが冷え性解消に効果的と考えられます。
自律神経を整え、冷え性解消に導くストレッチ
朝起きたら、お布団の中で両手を頭の上で組み、両腕両脚を伸ばし“伸び”をします。10秒間伸ばしたら一気に脱力します(写真参照)。これを3回繰り返すだけです!
これにより副交感神経から交感神経に切り替えることができ、カラダを目覚めさせることができます。
ストレッチと合わせて行っておきたい筋肉量を増やすための筋トレのポイント
ご紹介したストレッチと合わせて、筋肉量を増やすために筋トレを行うと冷え性解消により効果的です。
しかし、ただ漠然と筋トレを行っても筋肉量は増えません!
筋肉量を増やすには、面積の大きい背中や太ももの筋肉へのエクササイズを、10回反復可能な負荷で5セット行い、合間の休憩は1分程度に留めます。
そして上げる動作よりも下ろす動作を、ゆっくりと抵抗を受け止めながら行うように心がけましょう。そうすることで乳酸が蓄積し筋肉の成長を促す成長ホルモンの分泌を促すことができます。
筋トレは必ず合間に休みを入れて、週2、3回のペースで行うように心がけましょう。
冷え性でお悩みの方、是非お試しください!
- 執筆者:
- 町田 晋一