同じ摂取量なら1日2食より3食のほうがやせる?! 同じ摂取量なら1日2食より3食のほうがやせる?!
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【管理栄養士が教える】1日2食より「3食」のほうがやせる!?

株式会社肉体改造研究所 管理栄養士。東京農業大学農学部栄養学科栄養学専攻 卒業 。食べることが好きで、新しいものを作りたいという思いから、商品開発職(惣菜のメニュー開発)に就きました。 そこから…
2017年12月11日
手間がかからず、すぐにダイエットを始められるのが食事制限ではないでしょうか。その中でも1日2食のダイエットを実施したこともある方は多いと思います。さて、その効果は?今回は1日2食よりも3食をオススメする理由をお話しさせていただきます。

血糖値の上昇をおさえる

1日の総摂取エネルギーが同じ場合、食事は2回よりも3回のほうがやせやすいと言えます。

その理由は食事の回数が多ければ1食あたりの摂取エネルギーを少なくすることが出来ます。その結果、血糖値の上昇を抑えることにつながります。血糖値が抑えられるとインスリン(すい臓から分泌されるホルモン)の分泌量が減少し、脂肪合成が少なくなります。

食事
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食べたものを効率よくエネルギーにする

1回の食事で食べられる量には限りがあります。そのため、回数を減らすことは必然的に1回の食事量を減少させ、1日に必要な栄養素の摂取不足につながります。タンパク質やビタミン、ミネラルが不足してしまい、食べた栄養素を円滑に、効率よくエネルギーにすることが出来なくなってしまいます。

それを補うために1回当たりの食事量を多くしたとしても、その分だけたくさんのインスリンが分泌されます。体脂肪の蓄積が促進、食欲も増進され、やせることは難しくなります。

脳の活性化にもつながる

1日2食の場合は、朝食を食べないことが多いと思います。脳の唯一のエネルギー源はブドウ糖です。朝食を食べないことでブドウ糖が供給されなければ、脳は働きにくくなってしまいます。

「朝食を食べていない子供は成績が悪い」とういうデータもあるほど。1日3回の食事が脳の活性化につながり、充実した1日を作ってくれる効果が期待できるのです。

脳の活性化に
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どうでしたか?食事を抜いた辛いダイエットより、栄養バランスのとれた食事で適正な摂取カロリーを3食で補うことがダイエットの近道だと思いませんか。

執筆者:
大島 久美