【管理栄養士が教える】1日2食より「3食」のほうがやせる!?
血糖値の上昇をおさえる
1日の総摂取エネルギーが同じ場合、食事は2回よりも3回のほうがやせやすいと言えます。
その理由は食事の回数が多ければ1食あたりの摂取エネルギーを少なくすることが出来ます。その結果、血糖値の上昇を抑えることにつながります。血糖値が抑えられるとインスリン(すい臓から分泌されるホルモン)の分泌量が減少し、脂肪合成が少なくなります。
食べたものを効率よくエネルギーにする
1回の食事で食べられる量には限りがあります。そのため、回数を減らすことは必然的に1回の食事量を減少させ、1日に必要な栄養素の摂取不足につながります。タンパク質やビタミン、ミネラルが不足してしまい、食べた栄養素を円滑に、効率よくエネルギーにすることが出来なくなってしまいます。
それを補うために1回当たりの食事量を多くしたとしても、その分だけたくさんのインスリンが分泌されます。体脂肪の蓄積が促進、食欲も増進され、やせることは難しくなります。
脳の活性化にもつながる
1日2食の場合は、朝食を食べないことが多いと思います。脳の唯一のエネルギー源はブドウ糖です。朝食を食べないことでブドウ糖が供給されなければ、脳は働きにくくなってしまいます。
「朝食を食べていない子供は成績が悪い」とういうデータもあるほど。1日3回の食事が脳の活性化につながり、充実した1日を作ってくれる効果が期待できるのです。
どうでしたか?食事を抜いた辛いダイエットより、栄養バランスのとれた食事で適正な摂取カロリーを3食で補うことがダイエットの近道だと思いませんか。
- 執筆者:
- 大島 久美