呼吸が深いと痩せやすい?内臓から動かす「痩せ深呼吸」2つ
呼吸の深さと内臓の働き
リラックスしている時は、呼吸で横隔膜が上下に動く、腹式呼吸がメインになっています。腹式呼吸は内臓をマッサージするように働き、内臓の血行を促したり、腸の蠕動(ぜんどう)運動を促したりして、私達の体の消化吸収・代謝の働きに関わります。
しかし、最近はパソコン画面を長時間見たり、デスクワークであったり、ストレスの多い生活で肩や胸周りなどが緊張し、呼吸が浅くなっている人が増えています。
あらためて呼吸法を行うことで、固まった体をゆるめ、本来の内臓も動く呼吸を取り戻し、代謝のいい体作りに役立てましょう。
腹式呼吸
息を細く長く、最後までゆっくり吐ききり、お腹が凹んで力が入ってカラカラになる感覚を感じます。そのお腹の力をゆるめるとお腹が膨らみ、自然と腹式呼吸になります。
たっぷりお腹(特に下腹)を膨らませたら、お腹を広げる力をゆるめて吐いていきます。お腹が奥から温まり、内臓も動き、汗がかけることもあります。
逆腹式呼吸
今度はお腹の動きが逆になる腹式呼吸を行ってみましょう。息を吸いながらお腹を凹ませ、吐きながら大きく膨らませます。
最初はこちらの方がやりやすいと感じるかも知れません。内臓を動かす感覚も分かりやすいでしょう。
おわりに
いかがでしたか?腹式呼吸は副交感神経の働きを助け、リラックス効果があるため、イライラ解消による食べ過ぎ防止にも一役買ってくれるでしょう。
逆腹式呼吸は、腹式呼吸よりも活性化の作用で体を内側から温めてくれます。取り入れてみて下さいね。
- 執筆者:
- 美宅 玲子