食べながらカロリーを消費できちゃう!?おいしい肥満予防法
消費エネルギーの割合は?
3つの消費エネルギー量の一般的な割合は、基礎代謝が約6~7割、日常身体活動代謝が約2~3割、食事誘発性熱産生が約1割です。
もしあなたが1日に2000kcal消費しているとすると、基礎代謝は1200~1400kcal、身体活動代謝は400~600kcal、食事誘発性熱産生が200kcalということになります。
こうして具体的に数字にしてみると、それぞれのバランスがよく理解できますね。
食事中の消費エネルギーは食材により大きく変動する!?
今回は上記3つの代謝の中で、消費エネルギー量が一番小さい「食事誘発性熱産生」について解説します。全体の概ね10%と紹介される「食事誘発性熱産生」ですが、実は栄養素によってかなり違います。どれくらい違うかというと、「糖質が約6%、脂質が約4%、タンパク質が約30%」!
糖質・脂質・タンパク質をそれぞれ100 kcal摂ったときに消費されるエネルギーを具体的にイメージしてみるとこんな感じです・・・
●糖質を摂ったときの消費カロリー:6 kcal
●脂質を摂ったときの消費カロリー:4 kcal
●タンパク質を摂ったときの消費カロリー:30 kcal
初めて知った人はきっと驚く数字ですよね。そしてこの数字を知らなくても、ジャムパンを食べた時よりお肉を食べた時の方が身体が温まる感じは、実感できていたのではないでしょうか?
食べているものの質によって、代謝のために使われるエネルギーが大きく違うことがわかります。だからと言って「100%タンパク質」だけを食べるわけにはいきませんが、「食事誘発性熱産生」を高める方法を考えてみましょう。
1日3回の食事で「食事誘発性熱産生」をUP!
食べる順番を変える方法は、今やダイエットの王道として知られています。順番も大切ですが「何を食べるか」も大切です。というと、食事の質が大切で、低カロリーで高栄養価の和食が連想されたりします。もちろんそれもOKです!
しかし今回注目するのは、「食べることで消費するカロリー」です。では何をどう食べたら、食べながらにして消費カロリーが増えるのか?もうおわかりですね。食事誘発性熱産生を高めるポイントは、「毎食タンパク質をしっかり摂ること!」
更にその上で、食材を大きめにカットしたり、柔らかくて食べやすいミートボールやハンバーグなどよりも、焼き肉やステーキを選ぶことで、噛む回数を増やしましょう。
そして冷たい物よりも温かい物を選び、生姜・玉ねぎ・ねぎ・ニンニク・ニラ・などの香味野菜や、唐辛子・コショウなどのスパイスを摂って、微量ながらも毎日の食事時間を代謝を底上げするチャンスにしましょう!おいしく食べながら、プロポーションも美しく♪マハロ~
- 執筆者:
- OK和男