体の柔らかい人は美脚もち!足のむくみを解消する「片足開脚」のやり方
足が硬いと姿勢も悪くなる?
姿勢を支える大切な筋肉は、実は体の後背部に集まっています。「首」「背中」「腰」「お尻」「足」「足の裏」と全てが繋がっていますので、後背部が運動不足や、日常の中でも座りっぱなしの仕事スタイルや、姿勢の悪さが影響して引き起こすコリは、たとえ一箇所だけだとしても、全身へ影響していきます。
特に腰から足の後ろ側の柔軟性がなく凝っている状態だと、姿勢が伸びにくく、猫背の原因にもなりえます。
足の柔軟性を改善すると姿勢が美しくなる
足の柔軟性はとても大切です。重力に逆らって立っている姿勢を支えている後背部は、何もしなくても凝りやすく固まりやすいので、こまめにケアをして欲しいのです。
特に足の付け根である股関節の柔軟性は重要!じゃあ開脚ができないと不健康?そう思って不安になる必要はありません。無理に180度開脚を目指さなくてもいいのです。ある程度の柔軟性が養えれば、腰回りの筋肉も緩み姿勢が伸びやすくなってくれますよ。
股関節をほぐすと下半身の循環が良くなる
股関節回りの柔軟性がある程度確保できれば、下半身への血の巡りも改善されるため、冷えやむくみで悩んでいる方には良い影響が出てくるはず。両足開いてストレッチ!そんな辛そうな運動はひとまず頭の隅に置いておきましょう。
まずは片足ずつ。無理せず硬いなら硬いなりに、優しい方法で行えばいいのです。
片足開脚前屈で股関節をほぐす
1.床に座ります。
2.右足の膝を曲げ、かかとを会陰(えいん)に引き寄せます。
3.左足は、お尻から大きく開く意識で横へ伸ばします。
4.両方のお尻が床につき、姿勢が安定する位置を見つけられるまで、開いた足を閉じたり、膝を曲げたりして調整しましょう。
5.上半身の位置を伸ばした左足方向へ傾けます。斜め前方へ腕を伸ばして体を支えるようにしましょう。
6.息を吐きながら、お尻の方から体を前方へ倒していきます。
7.胴体の体重の重みを利用するようにして、無理やり押し込まないように注意しましょう。
8.深い呼吸を意識しながら1分程度キープします。
9.反対側も同様に行います。
※注意点
・片足を開いたときに、両方のお尻が降りているかどうか。
・姿勢が楽に伸ばせるかどうか。伸ばしにくければ、左足の開く角度を小さくし、足の付け根と膝を曲げる。
・肩周りに力みはないか。
上記の点を意識して微調整しましょう。
揺するだけでも効果はあります
1.片足を伸ばして座ります(姿勢が安定するかどうかは、上記の注意点を参考にしてくださいね!)。
2.頭を上に引き上げるようにして背骨を伸ばしたら、左足の付け根を揺らすように、前後、上下とほぐしていきます。
3.時間は片足1分程度から。
これだけでも硬い足には十分な効果がありますよ。
開脚の道も、遠回りが実は一番の近道。無理やり憧れの開脚にチャレンジするよりも、必要なポイントをまずは解すことを心がけてみましょう。その方が、むくみの改善や姿勢の改善には効果が早く出てくれます。
無理にできないポーズをして体を痛めるのは避けたいところ。きちんと効果が出るようにケアをして、すっきり循環の良い足を作ってくださいね!
- 執筆者:
- yuuka