秋の味覚「秋刀魚」ダイエット!脂がたっぷりでも痩せる食べ方
秋刀魚はダイエットに活用できる
脂がたっぷり乗った秋刀魚は高カロリーなため、ダイエット中は避けたほうが良いのではと考えがちですが、実はこの脂こそがダイエット効果を高めてくれる重要な栄養素なんです。他にもダイエット中に積極的に取り入れたい次のような栄養素を摂取することができます。
良質な脂質
秋刀魚に豊富に含まれる脂質、EPA(エイコサペタンエン酸)と、DHA(ドコサヘキサエン酸)は、体内の機能を活性化させるのに必要なオメガ3脂肪酸(多価不飽和脂肪酸)。血液をサラサラにし内臓脂肪をを減少させる働きや、脳の機能を活性化する働きがあるため、体内を健康的で代謝のよい状態に整える効果が期待できます。
良質なたんぱく質
秋刀魚に豊富に含まれるアミノ酸は、ボディラインにメリハリをつくる筋肉の主な材料です。筋肉量が増えることでボディラインが引き締まるだけでなく、エネルギー消費量を増やして痩せやすい体質に整えることができます。
鉄分・カルシウム
体内がエネルギー不足になると起こりやすい貧血や骨の老化を防ぎ、運動によるダイエット効果を高めやすくなります。
豊富なビタミン
カルシウムの吸収をサポートするビタミンDや、体内の老化を抑制する効果が期待できるビタミンE、血液の生成を助けるビタミンB12などが豊富。ダイエット効果の期待できる栄養素の働きをさらに高めてくれます。
食べ方の工夫で秋刀魚はダイエット食になる
秋刀魚は秋になると脂が乗るため、その分カロリーも高くなります。正確なカロリー計算は秋刀魚の大きさや脂の乗り具合にもよって変わるため難しいですが、中くらいのサイズの秋刀魚(100〜120g)で、300〜350kcal程度です。鮭1切れ(80〜100g)の100〜150kcal程度と比べるとやはり高カロリーです。そこでカロリーオーバーを防ぎながらダイエット効果を高めるためには、次のような食べ方がおすすめです。
刺身よりも「塩焼き」を選ぶ
お刺身は調味料のカロリーがほとんど上乗せされないため、ヘルシーなイメージがありますが、身に含まれる脂質をそのまま摂取する食べ方です。生で食べるよりも、焼いて油を2割程度落とした方が摂取カロリーを減らし脂質の摂りすぎを防ぎやすくなります。中でもおすすめは、シンプルな味付けの塩焼きです。調味料による摂取カロリーの増加を防ぎ、余分な脂を落とした状態で楽しむことができます。
蒲焼きや南蛮漬けは「量」を調節
蒲焼きや南蛮漬けは調味料のカロリーが高い調理法です。避ける必要はありませんが、塩焼きと同じ感覚で食べるとカロリーオーバーになりがちなので、1度に食べる量を減らしましょう。
付け合わせに大根おろしやレモンを合わせる
食物繊維が豊富な大根おろしと、疲労回復をサポートするクエン酸が豊富なレモンは、秋刀魚の付け合わせとしてよく合う食材です。どちらも内臓機能を活性化し代謝を高めるのに役立ちます。
秋刀魚をダイエットに取り入れよう
食べ方の工夫次第で痩せやすい体質づくりに役立つ「秋刀魚」。ダイエットで食事を我慢するやり方ではストレスを溜め込みリバウンドしやすくなってしまいます。美味しい秋の味覚を楽しみながら代謝を高めていきましょう。
- 執筆者:
- Nao Kiyota