忙しくても睡眠時間は必ず確保!ショートスリープのリスクとは
ショートスリーパーになれるかは遺伝子で決まっている為、後天的になれるものではありません(なれる人は世界中で1〜2%と言われます)。今回はショートスリーパーになれないならどうしたら良いかについて解説します。
ショートスリープのリスク
基本は6時間を切らないようにしましょう。まず5時間を切るショートスリープで起こるリスクをご紹介します。
太りやすくなる
7時間の睡眠よりも肥満率が52%高く、更に4時間では73%も高くなる傾向があります。最近そんなに食べていないのに太ってきたと言う時はこの影響です。
疲労物質が脳に蓄積される
脳の疲労物質が日に日に蓄積され、0.05%の酩酊(酔っ払っている)状態になります。寝不足だと頭がボーッとする、忘れっぽくなる、頭が重くてイライラしやすくなるのはこの影響です。
この0.05%の酩酊状態というのは、一般的には「ほろ酔い期」と呼ばれ、アルコールの量で表すとビール500ml1本、日本酒1合、ウィスキーのシングル3杯を呑んだ時の状態です(個人差はあります)。
生理痛やPMSなどの悪化
成長ホルモンが出にくくなる事でホルモンバランスが乱れ、生理痛、PMS、更年期症状が重くなります。
ショートスリープを目指す前に見直したいポイント
朝起きた時から「質の良い睡眠」が取れるライフスタイルを送るようにする
朝食に味噌汁、豆腐、納豆などの大豆を使った食物を食べるようにしましょう。時間は就寝16時間前、24時就寝なら8時が目安です。食欲がない時は無調整豆乳だけでも十分です。
またランチは炭水化物メインにならない様に汁物、タンパク質も摂るようにしましょう。炭水化物メインは、血糖値の急上昇で眠気やダルさが出て脳の働きが鈍くなり、タスク処理速度が落ちて帰りが遅くなってしまいます。
夜のアルコールは就寝3時間前まで、スマホ断ちは1時間前にするのもポイントです。ショートスリーパーを目指す人は、アルコール摂取やスマホ操作を寝る直前まで見ている事が殆どです。これを取り入れる事で脳が休息モードに入り質の良い睡眠が取れます。
寝る時間、起きる時間を決めた上で1日のスケジューリングをする
紙に書き出す事でその日にやらなくても良い事が分かります。睡眠時間より、やらなくても良い事を削った方が体調も仕事効率も良くなります。
どうしてもショートスリープになってしまう場合
それでも5時間を切ってしまう時は、ランチ後30分だけ昼寝をするといいでしょう。とは言え、昼寝はあくまでも補足です。昼寝の前にホットコーヒーを飲み、14時までに起きると言うポイントをおさえましょう。
睡眠時間を確保することが大切
毎日忙しくしていると休む事が後回しになりがちですが、休息こそが自分も人も守れる基盤です。仕事もプライベートも実りのある物にするにはまず休息を取る事を1日プランニングの最優先事項にしましょう。
- 執筆者:
- 内藤 絢