呼吸の仕方を変えるだけ。腹式呼吸で痩せやすい体にチェンジ
胸式呼吸と腹式呼吸
呼吸の仕方には大きく分けて2つあります。肺を意識して行う胸式呼吸と、お腹を意識して行う腹式呼吸です。普段何も意識していない時は胸式呼吸と腹式呼吸どちらの呼吸も行なっています。
胸式呼吸を意識して行うと、肺にしっかり酸素が入り肋骨が開いたり閉じたりしているのを感じることができ、腹式呼吸を意識して行なうと、横隔膜が働き胸より上の余分な力が抜け、お腹が膨らんだりへこんだりしているのを感じることができます。また、胸式呼吸では神経を昂らせる交感神経を優位に、腹式呼吸ではリラックス効果のある副交感神経が優位になります。
腹式呼吸で痩せやすい体に
では、なぜ腹式呼吸で体が変わるのでしょうか。その理由をご説明します!まず、普段胸式呼吸を意識して過ごしていたり運動量の多いスポーツで胸式呼吸ばかり行っていると、徐々に肋骨が開いた状態になりウエストのくびれがなく寸胴な体型になってきてしまうことがあります。
しかし腹式呼吸を意識して行うと、インナーマッスルである横隔膜や腹横筋が鍛えられるためお腹周りが引き締まり、体幹が正しく保たれるようになり姿勢が美しくなります。体幹が正しく保たれ姿勢が改善されると、連動して他の部位の働きがスムーズになるため自然と日常の運動量が上がり、痩せやすい体になります。
また、腹式呼吸はリラックス効果が非常に高く、セロトニンという幸せホルモンの分泌も促してくれます。そのため過度な食べ過ぎを防いでくれたり、睡眠の質を上げることで成長ホルモンが分泌され、更に痩せやすい体になります。
正しい腹式呼吸のやり方
ただお腹で行うだけ、というイメージの腹式呼吸ですが、正しく腹式呼吸ができているか今一度確認してみましょう。
<やり方>
STEP1:お腹に両手をあてて、椅子などに浅く座ります。
STEP2:ゆっくり鼻から息を吸い、お腹だけが膨らむのを感じます。
STEP3:お腹がぺたんこになるまで鼻から細く長く、ゆっくり息を吐きます。
STEP4:吸う息に5秒、吐く息に8秒かけるスピードで行うとちょうど良いです。
STEP1〜4を数分、繰り返しましょう。
腹式呼吸で体も温まる
普段、意識をしない限りほとんど腹式呼吸をすることは無いと思いますが、腹式呼吸は体に熱を作る働きもあるため、冷え症の方にもおすすめの呼吸法です。しっかり腹式呼吸が行えていると、汗ばむくらい体が温まりますのて是非行ってみてください!
- 執筆者:
- Hikaru