

体温を上げる食べ物や習慣とは?低体温を改善して代謝美人に
低体温になる理由

健康な人の平熱は、36度5分~37度1分です。ところが、現代社会では、食器洗い機、自動掃除機、全自動洗濯機などの電化製品の進化により、家事が大幅に洗濯され、仕事もパソコン等の事務作業が中心になり、運動不足に陥りやすい状況になっています。
運動不足になることで筋肉量が減り、熱が発生しにくくなり、低体温になりやすいのです。また、エアコンなどで1年中、冷暖房が完備された中で日常生活を過ごし、汗をかきにくくなり、脳の視床下部にある体温中枢を刺激する機会が減ることで、基礎代謝が下がり、内臓脂肪が燃えにくく太りやすい環境になっているのです。
体温を上げるメリット

ダイエットしやすくなる
体温が上がることで、免疫力が上がりやすく、エネルギー代謝が活性化し、カロリーを消費しやすくなり、痩せやすくなるのです。体温が1度上がると、基礎代謝が約15%も上がると言われています。
むくみが解消しやすくなる
体温が上がることで、内臓代謝が上がり、体外へ毒素が排出しやすくなります。その結果、リンパの流れや血流が改善し、むくみが解消されやすくなるのです。
低体温を改善する食べ物

かぼちゃやニンジンなどの緑黄色野菜
緑黄色野菜には、脂溶性ビタミンのβカロチンが豊富に含まれており、温かい野菜スープとして摂取することで、体温が上がりやすくなります。
玄米やアワ、ヒエなどの雑穀米
雑穀米には、代謝を促進するビタミンB群やマグネシウムや亜鉛などのミネラル分が豊富で胃腸に負担をかけずに、体温を上げやすくなります。また、白米に雑穀米を混ぜて食べることで、噛みごたえが増し、食欲を抑える効果も期待できます。
さらに、唾液に含まれるアミラーゼという消化酵素の分泌が促進し、内臓に老廃物がたまりにくくなります。
大豆食品や乳製品
大豆や乳製品などのタンパク質は、筋肉の主成分となり、筋力アップすることで、体内に熱を発生しやすくなり、体温が上がりやすくなります。
低体温を改善する習慣

休日の朝は、目覚まし時計をOFFにする
目覚まし時計のアラーム音で起きると、睡眠リズムの波が崩れやすくなり、疲労回復しにくくなるのです。自然に目が覚めた方が、代謝を上げるホルモンの分泌が促進し、体温が上がりやすくなります。
ただし、睡眠リズムを整えるためにも、平日と休日の起きる時間の差は、2時間以内に留めておいた方が良いです。起きる時間がバラバラになると、自律神経の働きが乱れやすくなるからです。
デスクワーク中は、腹巻きをする
座りっぱなしは、お腹周りが冷える原因になり、内臓脂肪が蓄積しやすくなります。お腹周りを腹巻きで保温することで、内臓の働きが活性化し、脂肪が燃焼し、体も温まりやすくなります。
仕事帰りに遠回りや寄り道をする
歩く機会を少しでも増やすことで、筋力アップにつながります。筋肉量が増えることで、熱が発生しやすくなり、体温が上がりやすいのです。
体温を上げて代謝もアップ

体温アップする食べ物をバランスよく食べ、生活リズムを整えて、運動量を増やすことで、基礎代謝が上がりやすくなります。冷暖房が完備している室内から離れて、短時間でも散歩することで、体温はアップしやすいのです。体温をアップして、代謝美人になりましょうね!
- 執筆者:
- 横内 稚乃