BMI値が18.5未満は痩せすぎ!健康リスクや改善策について
BMI値とは
BMI値とはBody mass Indexの略で、体格指数と呼ばれる肥満度を測定する数値となります。日本の場合は、基準値が22に設定され、体重(kg)÷身長の二乗(m)で出される数値が22に近ければ近いほど健康であるというようにみなされます。
それ以外の範囲で言うと、18.5以上25未満の範囲に入ると普通体重、25以上を肥満、18.5未満を低体重というように判定します。
BMI値で痩せすぎと判断されてしまった場合
BMI値で痩せすぎ(低体重)と判断されると、体重が低過ぎることによっての健康リスクが高まると考えられています。具体的には、痩せすぎていることで基礎代謝量が低くなる傾向があります。
基礎代謝とは1日に運動をしていない状態でも消費する、人間が生きていく上で最低限消費するカロリーの量ですが、この数値が低いことで体の中でエネルギーを発生させる機関を使用する機会が少なくなってしまいます。それによって内臓などの機能が落ちていってしまったり、筋肉の量も低い状態が相まって低体温気味になったりします。
基礎代謝が低い、低体温気味になるなどの症状が重なることで、冷え性や低血圧などともに年齢を重ねると骨粗鬆症のリスクが上がったり、癌などでの死亡率も脂肪量が高めの方よりも低体重気味の人の方が高くなったりします。
BMI値で痩せすぎと判断された場合の改善法
BMI値で痩せすぎの場合、改善する方法の一つは、体重を増やしていくことになります。BMI算出のための数値として身長は大きく変化させることは難しいので体重を増やすことがBMIを上げることになります。
内訳としては、筋肉量で体重が増えることが望ましいですが、無理なダイエットで食事量を過剰に制限してしまっている人や、食が細い方の場合などは脂肪量を増やす必要がある場合もあります。
筋肉量を増やしていくためには、筋力トレーニングを週に2〜3回程度行ったり、運動が苦手な方の場合は歩く量を増やしたり、ジョギングをするなど運動習慣を持つことでも問題ありません。脂肪量を増やす必要がある場合は、3食をきっちりと取ることや、間食などによって夕食が食べられなくなるなどの欠食が起こらないように注意していきます。
BMI値を改善していく際のポイント
BMI値を改善しようとするときに気をつけることは、体重の内訳に注意するということです。上記のように、脂肪量も筋肉量も少ない場合には体重の増加はBMI値の改善に直接つながりますが、内訳として筋肉量が伸びずに脂肪量だけが多くついていってしまうと、今度は脂肪量が多すぎる肥満によっての健康リスクが高まっていってしまいます。
定期的に体脂肪計などを利用して体脂肪率も合わせて確認しながら気をつけていけることが望ましいです。
BMI値を基準値内で維持するために心がけたいこと
BMI値を基準値内で維持するために生活の中で心がけることの一つとして、生活リズムをなるべく崩さないということです。
3食のリズムが崩れ、朝食を取らない、夕食が寝る直前になってしまうなど理想的な食事のリズムを保つことが難しい職種の方もいらっしゃると思いますが、悪いリズムでの食事は内臓に負担をかけたり、睡眠を浅くしてしまったりすることで疲労がとれず、筋肉を増やしていくための運動をする余裕がなくなるなどの弊害も招いてしまうことがあります。
運動と栄養と休養の3つのバランスを無理なく整えていくことがBMIを基準値内で維持するために重要となります。
BMI値をチェックして健康管理を
自分のBMI値を知ることで、健康リスクの管理をしましょう。特に痩せすぎの判定が出てしまった場合は、すぐにダイエットなどを中止して体重を増やす努力をしてください。適切な食事と運動を通して、脂肪と筋肉が程よく備わった健康的な体を目指しましょう。
- 執筆者:
- よっしー