ダイエットから冷え性改善まで!耳つぼの気になる効果とやり方
耳つぼで期待できる効果
耳は、全身の縮図とも呼ばれ、胎児が逆さになった形と近似していると言われています。全身の内臓や器官に関係するツボが耳に集まっているため、そこをマッサージすることで、様々な効果を期待できます。
リラックスできる
寝る前に、耳つぼを刺激することで、自律神経の副交感神経が優位になり、リラックスしやすくなります。
ダイエットしやすくなる
耳つぼの消化を助けるツボや食欲を抑えるツボなどを刺激すると、体重が落ちやすくなり、痩せやすくなります。
冷え性や肩こりの改善
耳つぼの血流を促進するツボなどを刺激すると、血液循環が良くなり、冷え性や肩こりを改善しやすくなります。
効果別・耳つぼのやり方
リラックスする耳つぼ
神門(しんもん)というツボを人差し指の腹で押してください。神門のツボは、耳の上の方のY字型の軟骨のくぼみの間にあります。神門のツボを3秒押して、3秒離すを10回繰り返すことで、自律神経の副交感神経が優位になり、リラックスしやすくなるのです。
寝る前に、神門のツボを押すと熟睡しやすくなります。その他、イライラしている時や不安感がある時に神門のツボを押すと、心が落ち着きやすくなります。
ダイエットに効果的な耳つぼ
飢点(きてん)というツボを指の腹で1分間、もみほぐしてください。飢点のツボは、耳の手前の小さなふくらみの少し下にあります。人差し指の腹で、左右の飢点のツボを、食事の約15分前に、1分間もみほぐすことで、満腹中枢が刺激されて、食欲が治まりやすくなるのです。
冷え性の改善に効果的な耳つぼ
肺(はい)というツボを指の腹で押してください。肺のツボは、耳の穴の外側のくぼみにあります。人差し指の腹で、左右同時に、3秒間押したり離したりを、10回繰り返しましょう。
冷房などで冷えた室内に長時間いるときに、ツボ押しするのが効果的です。血流が促進しやすくなり、冷え性の改善効果が期待できます。
耳つぼを刺激する方法
手の指の腹で押す
道具が不要なので、どこでも耳つぼ刺激をできるメリットがあります。
耳つぼシールや耳つぼジュエリー を貼る
これらは、ピンポイントでツボを刺激するメリットがあります。特にジュエリータイプの耳つぼは、可愛くて続けやすいです。
鍼の施術を受ける
耳つぼの鍼(はり)は、鍼灸院等でカウンセリングを受けて、施術を受けるのがオススメです。鍼灸師等のプロが、耳つぼの正しい位置に確実に鍼刺激をしてくれるので、効果が得られやすくなるメリットがあります。
つまようじの先などで押す
指の腹で押すよりも、弱めのツボ刺激でも効果が出やすいメリットがあります。
耳つぼを刺激する際の注意点
耳にかぶれや傷がある場合は、ツボ刺激を控える
炎症や傷が広がる可能性があるので、耳つぼ刺激を休んでください。
耳つぼシールやジュエリーは、 3日~1週間以内で交換する
1週間以内でも、かぶれや傷ができた場合は、速やかにはがしてください。また特にトラブルがなくても、1週間以上同じシールの張りっぱなしは、不衛生なので必ずはがしましょう。
妊娠中はツボ刺激を控える
体調不良の原因になりかねないからです。また小学生以下のお子様への耳つぼも控えるようにしましょう。
あなたも耳つぼに挑戦してみよう
冷えやこりの改善からリラックス、ダイエットにまで、幅広い効果を期待できる耳つぼ。位置を覚えてしまえば、場所を選ばずいつでも簡単に行えるのも特徴のひとつです。耳つぼ初心者さんは、まずは今回ご紹介した3つのつぼから是非挑戦してみてくださいね。
- 執筆者:
- 横内 稚乃