

未経験でも始めやすい?アイアンガーヨガの特徴や効果について
アイアンガーヨガの特徴

シンプルなポーズを1分程度キープする
一般的なヨガでは、20秒程度のキープで次のポーズへと移りますが、アイアンガーヨガでは、1分程度と比較的長い時間ポーズを維持しながら、呼吸を整え、ポーズの様子や自分の内側の感覚を内観します。
補助具を使いながら、正しいフォームを追求する
一人一人の柔軟性などによって、手の届く位置が違ったり、脚の置ける位置が違ったりするので、届かない部分をサポートするために、ブロックやベルト、ブランケットなど様々な補助具を利用することを推奨しているのが特徴です。
アイアンガーヨガで得られる効果

リラックス効果、自律神経を整える
体が固い人は、補助具がないと、ポーズを取ろうとするだけで、体に余分な力が入ってしまい、心地よい伸びや、それによるリラックス効果、冷え解消などの自律神経系の効果をなかなか感じることができません。
しかし、アイアンガーヨガで補助具を利用しながら正しい関節の使い方でポーズをキープできると、初心者でもその人に合った位置で心地よい伸びを感じることができ、リラックスや自律神経の働きを整えるなどのヨガならではの効果を実感することができます。
深い落ち着きと集中力
ポーズを1分程度キープすることにより、精神的な落ち着きと集中が増します。呼吸もゆっくり続けることで、より効果的になります。
アイアンガーヨガはこんな人におすすめ

体が固い人、初心者
通常のヨガをしようとすると、なかなか手が届かない、思ったように脚が開かないなど、不都合やストレスを感じている人にこそ、道具を使ってポーズを補助でき、快適にできるアイアンガーヨガをおすすめします。
ポーズの形(フォーム)の正しさを追求したい人
アイアンガーヨガは、ポーズを取るときのフォーㇺの正確さを追求します。つま先は45度内側、などはっきりと決まっており、理屈もあります。フォームの正確さを身に着けたい人には、おすすめです。
一つのポーズをじっくりと取り組みたい人
一呼吸で一つの動作を行い、どんどん進んでいくヴィンヤサ系のヨガは、目まぐるしく忙しい、慌ててしまう、せかされると感じる人には、じっくりと一つのポーズに集中するアイアンガーヨガが向いています。
アイアンガーヨガで使われる道具

ヨガブロック
例えば、三角のポーズを取るときに、床に手がつかない、上体が不安定になる人のために脚元にブロックを置いて、その上に手を置くと、ポーズが安定します。高さを3段階から選ぶこともできます。
ヨガベルト
例えば、仰向けで一本足を持ち上げて手でつま先を持つポーズで、つま先に手が届かない場合、ヨガベルトを脚先にかけて持つことで、脚も背骨も曲がることなく、正しく股関節を動かしストレッチをすることができます。柔軟性によって長さを微調整することもできます。
ブランケット
例えば、左右開脚をして座るとき、骨盤を立てるのが難しく、後ろに倒れてしまうような場合、ブランケットをたたんでお尻の下へ敷けば、骨盤を立てて座りやすくなり、背筋を伸ばした正しいポーズが取れるようになります。畳む厚さによって、高さを調整することができます。
アイアンガーヨガで正しく深める

補助道具を使うことで、正しいフォームを追い求めるアイアンガーヨガ。一つのポーズを正確にキープしながら呼吸を整えていくため、全体的にゆっくりと進みます。ヨガ初心者さんや体の柔軟性に自信のない方でも始めやすいヨガなので、是非一度体験してみてください。
- 執筆者:
- 美宅 玲子