生理前のぽっこりお腹の原因とは?対処法や予防策までご紹介
生理前に普段よりお腹がぽっこり出る理由
腸の働きが滞り、便秘になる
生理前の不調・PMS(月経前症候群)症状の一つです。排卵後から分泌される黄体ホルモンに水分などを体内に溜め込む作用がある事が便秘、そしてお腹ぽっこりの原因となります。
冷えやすくなる
生理の約1週間前から上でお伝えした黄体ホルモンの量が増え、そのタイミングでホルモンバランスが崩れて血流が滞り、全身が冷えやすくなります。それにより内臓の冷えからお腹が張り、ぽっこりとします。
生理前のお腹を凹ませることはできる?
体重自体が変わらなくても、お腹の張りやぽっこりを凹ませる食事のコツはあります。
生理前は腸の働きが弱い時期である為、腸内環境を整える食生活を意識しましょう。とは言え、便秘気味の時に食物繊維が豊富な食物を摂る事は、返って腸にダメージを与えて下痢を引き起こすケースもあります。この点を踏まえた上でコツを2点ご紹介します。
発酵食品を積極的に摂る
特に体を温める効果の高い味噌汁、納豆、ぬか漬けがおすすめです。ヨーグルトは乳製品で体を冷やす作用がある為、ここでは避けましょう。
キノコ類、海藻類を小まめに摂る
低カロリーである上、お腹の掃除をする役目があるのでスムーズなお通じを促します。
生理前にお腹がぽっこりした際の対処法
塩風呂に浸かる
30g程の岩塩入りの湯船に浸かると末梢血管までしっかり開き、血流促進と湯冷め予防の効果で内臓も温まりお腹も凹みやすくなります。
長坐で脚をパタパタ・膝を曲げて左右に倒す
脚の付け根から脚全体を車のワイパーの様にパタパタさせる事で下半身むくみの解消、さらに膝を曲げて左右に倒す事でウエスト捻りの効果でお腹が凹みやすくなります。膝を倒す際はゆっくり倒し、1回ずつ止めて息を吐くようにしましょう。
生理前にぽっこりお腹にならないための予防法
冷たいものやスイーツを控える
この2点は体を冷やす作用があるほか、体内の酸化を進めてホルモンバランスを崩します。
朝食を抜かないようにする
朝食は体内時計をリセットし、内臓の働きを活発にする役目があります。しっかり食べる事が難しい場合は、水+バナナ、ホットコーヒー+バナナ、水+おにぎり等のライトで手軽に摂れる物を選ぶようにしましょう。
1日の中で歩く機会を増やすようにする
下半身の筋肉を動かす事は、全身の血流促進の大きなポイントです。いつも利用するエスカレーターやエレベーターを階段に変えるだけでも筋肉の活動量は上がります。
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お腹が出て気になる時期を過ごす際のアドバイス
足首を冷やさないようにする
足首の冷えは全身の冷えの元凶になります。自宅ではレッグウォーマーの着用を習慣付けましょう。
小麦食品・スイーツを控える
体を冷やす作用があり、腸の動きが悪くなることでお腹の張りや便秘の元となります。
水分をしっかり摂る
内臓の動きを活発にする、全身の血流を良くするなどの体の巡りの大きなポイントとなります。水は常温か白湯を選びましょう。
生理前の憂鬱を吹き飛ばすために
生理前はどうしても気分が沈みがちに。その上お腹までぽっこり出てきて、余計に憂鬱。そんなネガティブ原因を少しでも減らすためにも、今回ご紹介した予防策や対処法をぜひ試してみてください。しかし生理前の自然な現象でもあるので、あまり気にしすぎないようにしてくださいね。
- 執筆者:
- 内藤 絢