下腹部ダイエットには呼吸法が効果的!忙しい人にもおすすめ
下腹部の脂肪が付きやすく落ちにくい理由
腹直筋の位置
下腹部は、他の部分のお腹と違い、いわゆるシックスパックと言われる腹直筋が、奥に隠れる構造になっています。腹筋を鍛えても表に表れにくく、また力も入れにくい部分です。筋肉を使いづらい部分は、脂肪がつきやすく落ちにくくなります。
骨盤の傾き
多くの人が陥りがちな骨盤が前傾、または後傾する姿勢の場合、下腹部の力が落ちやすくなってしまいます。筋肉を使いづらい部分には、脂肪がつきやすく落ちにくくなります。
重力
重力によって、下の方へ脂肪がたるむため、下腹にたくさん脂肪がついているように見えてしまうことも。
内臓の保護
骨盤内には大切な内臓があり、それを守るために脂肪がつきやすくなっています。
下腹部ダイエットの定番「ドローイン」のやり方
<やり方>
STEP1:鼻から息を吸い、風船を膨らませるように口から細く長く息を吐きだしていきます。その際、履いているパンツがゆるくなってくるイメージで、下腹周りが引き締まってくるのを感じます。
STEP2:10秒ほどかけて吐き出したら、息を吸ってゆるめます。それを5回繰り返します。
STEP3:慣れてきたら、息を吸うときも下腹部を引き締めたまま、肋骨を広げて息を吸うようにして繰り返します(胸式呼吸)。
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下腹部に効く「丹田の呼吸法」のやり方
<やり方>
STEP1:鼻から息を吸い、胸を膨らませて止めます。息を止めたまま、胸にためた空気を下腹へ移動させるようにイメージして、下腹を膨らませます。
STEP2:少し苦しくなる手前で、鼻から息を吐きだします。その際、下腹が平らになるまで息を吐き切ります。
お腹の中(内臓)のマッサージができ、筋肉を刺激し、ぽかぽかと温まるのを感じられるでしょう。座位姿勢で行うのが効果的です。
バスタオルを使った下腹部ダイエット
<やり方>
STEP1:バスタオルを畳んで下腹の下に置いた状態で、うつぶせになります。
STEP2:両膝を曲げて左右に倒したり、両つま先を立てて床をけったりして、お腹に刺激を与えるマッサージをします。
STEP3:その後、恥骨を床につき、できるだけタオルを押さないようにして(下腹を凹ませて)呼吸を繰り返します。
バスタオルは畳んでいってお腹のサイズに納まる大きさを目安にしてください。ある程度、タオルで高さを作った方が効果的です。
下腹部ダイエットを行う際のポイント
吸う呼吸で助骨の広がりを意識
息を吸うときは、首や肩を緊張させず(肩を上げず)、肋骨周りが広がるようにします。
凹ませるのと緩ませるのを交互に行う
四六時中下腹を凹ませていればいいのではなく、ゆるめたり凹ませたりした方が、下腹の血流が良くなる(力を入れたままだと、血流が悪くなる)ので、緩めたり凹ませたりしましょう。
肩や腰はリラックス
うつ伏せになるときは、おでこを床に着け、肩はリラックスさせましょう(スフィンクスのように腰をそらさないように)。
気になる下腹部の脂肪を撃退
下腹部は体の中でも特に脂肪がつきやすく落ちにくい部位です。そんな下腹部のダイエットには「ドローイン」や「丹田の呼吸法」などの呼吸法が効果的。これなら忙しい人でも、仕事の合間や家にいるちょっとした時間ですぐに取り入れられます。ぜひ試してみてくださいね。
- 執筆者:
- 美宅 玲子