糖質制限と果物 糖質制限と果物
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糖質制限中に果物は食べていい?おすすめの食べ方や種類は?

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2019年10月30日
甘くておいしい果物ですが、糖質制限中は食べるのを控えるべきなのでしょうか? 果物には、美容や健康に役立つ栄養素もたっぷり含まれています。糖質制限中にどのように食事に取り入れていくべきなのかを教えていただきました。

糖質の少ない果物は?

フルーツの乗ったバスケット
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食べない方がいい果物はない

1日200g程度(りんご1〜1.5個分相当)を目安に取り入れるのであれば、食べない方がよい果物はありません。

果物は種類によって摂取できる栄養素が異なるため、1種類ばかりを食べるのではなく、様々な果物を食べて栄養バランスを整えるのがおすすめです。栄養バランスのいい食事は、代謝を高めて痩せやすい体質を作るためにも役立つでしょう。

特に糖質が気になるとき

食事のメニューに糖質量が多く、果物でとる糖質量を少なくしたい場合は、糖質が少なめの果物を選びましょう。

糖質が少ない果物には、イチゴやグレープフルーツ、はっさく、ラズベリーなどがあげられます。甘みが少なく水分量が多いのが特徴です。

糖質の多い果物は?

果物の断面図
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炭水化物が多い果物は糖質も多い

炭水化物は、糖質と食物繊維に分けることができます。つまり、糖質が多い果物というのは、炭水化物が多い果物ということになります。しかし、炭水化物が多い果物には食物繊維も多く含まれていますから、無暗に避ける必要はありません。

食物繊維には腸内環境を整えたり、血糖値の急上昇や体脂肪の吸収を抑えたりする効果があります。糖質の多い果物も、毎日の食事に積極的に取り入れましょう。

炭水化物が多い果物

バナナやりんご、かき、マンゴーなどは、炭水化物が多い果物ですから、糖質も多いといえるでしょう。甘みが強く、果実が肉厚の果物が多いという特徴があります。

生・加熱・ドライフルーツ…ダイエット中に適した果物は?

りんごとドーナツ
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ダイエットに適しているのは、生の果物です。

加熱すると一部の栄養素が失われてしまいますし、缶詰はシロップの分だけ摂取カロリーが高くなります。ドライフルーツも同様で、砂糖などの調味料の分カロリーが高くなっています。このようなフルーツ加工品は、食べ過ぎに注意が必要です。

ダイエット中は、生の果物をデザートとしてそのまま食べるか、野菜サラダなどに果物をそのまま入れることをおすすめします。

糖質制限中の果物は、いつ、どのくらい食べるべき?

体重計
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1日の摂取量

1日に摂取する果物の量は、200g程度にとどめましょう。多すぎる摂取は果糖(果物に含まれる糖質)の取りすぎによる体脂肪の増加を招きます。

食べるタイミング

1日の摂取量が合計200g以内であれば、どのタイミングで食べても問題ありません。ただし、食べるタイミングによっておすすめの食べ方は違います。

・朝
果物は消化が良く、スムーズに体内に吸収されるため、朝のエネルギーチャージにぴったりです。ただし、ほかの食べ物と一緒に食べると、消化・吸収に時間がかかって内臓に負担がかかります。朝は胃が空になっていますから、負担をかけないように果物だけを食べましょう。お腹が空いてしまう場合は、1時間ほど時間を置いてから別の食べ物を食べるようにしてください。

・昼、夜
昼や夜の食事に果物を取り入れる場合は、サラダに加えたり食後のデザートとして食べたりするのがおすすめです。お腹が空いたときに、間食として果物を食べるのもいいでしょう。

果物を摂取するときの注意点

注意点
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果物には、代謝を高めるのに必要な食物繊維やビタミン・ミネラルが豊富に含まれています。日々の食生活に積極的に取り入れていきましょう。

とはいえ、食べ過ぎは逆効果です。うまくエネルギーに変換できず体脂肪として溜め込まれてしまったり、大幅なカロリーオーバーに陥ったりする可能性がありますから、適量を守って食事にとりいれましょう。

糖質の摂取量が気になる日は、糖質量の少ない果物を選ぶなど、それぞれの特徴を活用しながら、いろいろな種類の果物を食べるようにしてください。

糖質制限中も果物は食べていい!

バナナを食べる女性
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栄養価が高く、おいしい果物は、糖質制限中にも食べていい食材です。1日200g程度の適量を守って、健康的に糖質制限を続けましょう。朝ごはんを生のフルーツに置き換えるなど、意識して摂取することで必要な栄養素を十分にとることができます。

執筆者:
Nao Kiyota