ダイエット中の間食はした方がいい?おすすめの食品をご紹介
ダイエット中の間食はした方がいい?
間食で栄養素を補う
ダイエット中の間食をおすすめしたい理由のひとつが、メニューを選べばヤセ体質をつくることにつながるという点です。
例えば、筋肉を作るのに欠かせないけれど女性に不足しがちなたんぱく質、排便をスムースにするのに必要だけど男性に不足しがちな食物繊維など、これらの栄養素を間食で補うことも可能なのです。食事で栄養素を完璧にするのは無理があります。間食もメニューにこだわれば、ダイエットの味方になるのです。
どか食いを防げる
現代の人は、大人も子供も忙しく、3度の食事をきちんと摂れない傾向がみられます。たとえば昼食をまともに摂れなかった場合、その後夕食まで何も食べずに過ごすと体の中では「省エネスイッチ」が入ってしまい代謝を下げようとします。
すると体温が上がらず、体力や脳の働きなども低下してしまうのです。そうならないようにするためにも、間食は食事の一部としてうまく活用することをおすすめします。
間食のタイミングや摂取カロリーの目安
食事摂取基準では、一般的に間食のカロリーの目安は200kcal(1日の摂取カロリーの10%程度)としています。ですが、ダイエットをしている方であれば100kcalが一つの目安と言えます。
間食をする時間帯は14時から16時頃がおすすめです。この時間帯は、1日の中で最も代謝が高く体が栄養素を必要としている時間帯なのです。それはつまり、食べたものが体脂肪として定着しにくいということでもあります。
間食は、同僚や家族、友人との憩いの機会にもなりますし、心の栄養補給の役割もあります。間食の量と時間帯を適したものに調整できれば、ストレスや我慢を最小限にダイエットを成功させることにもつながります。
間食におすすめの食品
たんぱく質を補えるもの
具体的には、チーズ、豆乳、ギリシャヨーグルト、ゆで卵などです。たんぱく質は筋肉を維持し、代謝のいい体にするために必要な栄養素ですが、女性や働きざかりの男性に不足しがちな傾向があります。
体重に対して筋肉量が少なく体脂肪が多い方、隠れ肥満の方、疲れやすい方、いつも肌荒れや髪の毛がぱさついている方は、必要なたんぱく質が補えていない可能性があります。一方で糖質(主食や甘いもの)が多くなりやすい傾向があるので、間食でたんぱく質を摂ろう、と意識されるくらいがちょうど良いでしょう。
食物繊維を補えるもの
具体的には、アーモンド、焼き栗、食物繊維強化型の野菜ジュースなどです。食物繊維は、便のカサを増し便秘を予防するだけでなく、血糖値を上げにくくする働きをします。
便秘だと体重は減りづらいですが、日本人は便秘で悩んでいる方が多いものです。その理由に食物繊維不足が指摘されています。食の多様化で、食事だけで食物繊維を十分にとるのは難しいのかもしれません。また、食物繊維が食後の血糖値の上昇をゆるやかにし、体脂肪の合成を抑えることがわかっています。
市販のおやつで間食におすすめのもの
6Pチーズ
コンビニでも入手でき、しかも6つ入って200円以下というお値段。冷蔵すれば長持ちするので、職場で常備しておくのもよいでしょう。チーズにはたんぱく質、イライラを防ぐカルシウムが含まれています。
甘栗
こちらもコンビニで入手できるようになっているのと、小分けパックも販売されており食べきり出来るのも魅力です。甘栗には、食物繊維が豊富に含まれています。
ギリシャヨーグルト
通常のヨーグルトの1.5〜2倍程度のたんぱく質を含み、脂質ゼロのためカロリーが100kcal以下のものが多くなっています。お腹持ちが良いので、間食として有能です。
間食で食べてはいけないもの
食べてはいけないものは、基本的にありません。ですがダイエットをする上で、血糖値を急激に上げる食べ物は注意をしたほうが良いと思います。
食後血糖値が急上昇すると、体脂肪が作られやすくなり、時間が経過した後の空腹感が異常に強く出る傾向があります。そのため痩せにくくなったり、過食につながることがあります。血糖値を急上昇させるのは砂糖を使った食べ物です。つまり、お菓子全般、清涼飲料水、市販の飲み物、アイスクリームなど、ほとんどの嗜好品が該当してしまいます。
これらを全く口にしないというのは難しいので、食べる前にところてんやお酢、トマトジュースなどを補給すると良いでしょう。海藻、酢、トマトには食後血糖値を上げにくくする働きがあることがわかっています。
上手に間食しながらダイエット
間食というとダイエットの妨げになってしまうイメージがありますが、足りない栄養素を補う・過食を防ぐためにも、上手に取り入れることをおすすめします。お菓子やジュースではなく、チーズや甘栗など今回ご紹介した物を中心に選んでみてください。
- 執筆者:
- マカロン