炭水化物抜きダイエットを成功させる!特徴とやり方を詳しく解説
炭水化物の働きと多く含む食品
炭水化物は糖質と食物繊維の総称
糖質は体の主要なエネルギー源で、特にブドウ糖は、脳の主要なエネルギー源となっているものです。炭水化物は、脳を活性化するためにも人間の体に不可欠なものだといえるでしょう。
一方、食物繊維は、腸内環境を整えたり、消化・吸収を緩やかにしたりしてくれる栄養素です。
炭水化物が豊富な食品
炭水化物は、米やパンなどのほか、パスタやうどんなどの麺類、芋類、にんじんなどの根菜類などに多く含まれています。
炭水化物抜きダイエットのメリット・デメリット
メリット
使用しないエネルギーは体脂肪として体に蓄積されます。炭水化物をとっているのに運動量が少ない場合、エネルギーが余って体脂肪がついてしまうのです。
炭水化物抜きダイエットで摂取量を制限することで、これまでに蓄積された体脂肪をエネルギーとして燃焼させることができます。
デメリット
炭水化物は、人間が活動するためのエネルギーになってくれる栄養素です。体脂肪を燃焼させるためにも、炭水化物の摂取そのものは非常に重要と言えます。
炭水化物を抜くことで体内の栄養不足が起こり、代謝を低下させてしまうリスクがあります。
健康的に炭水化物抜きダイエットをするために
極端な制限は避ける
健康的にダイエットを成功させるためには「炭水化物を極端に制限しない」ことが何よりも大切です。
いきなり必要な栄養素が入ってこなくなると、体内は飢餓状態に陥ります。すると、少しの食事で多くのエネルギーを蓄えようとしますから、かえって太りやすくなってしまうのです。
炭水化物の摂取は、体脂肪を燃焼させるためにも必要です。必要最低限の摂取量は確保したうえで、「摂りすぎない」ための調節をすることが大切です。
運動習慣を作る
食事制限だけでダイエットをするのはおすすめできません。ダイエットを効率よく成功させるために、炭水化物の摂取量を見直すだけでなく、運動する習慣もつけましょう。
炭水化物抜きダイエットが向いている人・いない人
向いている人
炭水化物抜きダイエットに向いているのは、炭水化物の摂取量を制限しても、食事を楽しめる人です。適量にとどめることが苦にならないのであれば、問題ありません。
ただし、炭水化物をゼロにすることは逆効果ですから適量を心掛けてください。
向いていない人
「ごはんや麺類が大好き!」といった、炭水化物を食べないことが大きなストレスにつながる人は、炭水化物抜きダイエットに向きません。我慢した分、たくさん食べたくなってしまうので、大きなリバウンドを招く可能性があります。
また、肝臓や腎臓などに持病のある人や、病院で食事指導を受けている人も炭水化物抜きダイエットをするのはやめましょう。自己判断で食事のバランスを崩すと、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。通院中や薬を服用中の人は、担当医に相談して行うことをおすすめします。
炭水化物ダイエットを成功させるためのポイント
炭水化物抜きダイエットをストレスなく成功させるには、3食のうち「夕食」の炭水化物をカットすることをおすすめします。
夕食後に運動をするという人はあまりいないでしょう。そのため、夕食でとった栄養素は、エネルギーとして消費されず、体に蓄積されやすいのです。夜の炭水化物を抜くことで、余分な体脂肪を増やしにくくすることができますし、夜であれば炭水化物不足にも陥りにくいと考えられます。
一方、朝食や昼食では、その後の生活で消費するエネルギーを確保する必要があります。そのため、夕食以外の炭水化物を抜きたい場合は、まったく食べないのではなく、量を減らす程度にしておきましょう。
夕飯の炭水化物を抜いてダイエット!
炭水化物抜きダイエットをするときは、極端な制限をするのではなく、夕食のみ炭水化物を食べないようにするなど、「1日の中で摂取する炭水化物を減らす」ことが大切です。健康を維持しながら綺麗に痩せるために、炭水化物制限と適度な運動を始めてみてはいかがでしょうか?
- 執筆者:
- Nao Kiyota