ダイエットで「なかなか痩せない人」と「痩せる人」の違いを解説
なかなか痩せない人の特徴と原因
睡眠不足である
食事制限、運動を頑張っても痩せない人に最も多いケースはこれです。睡眠不足になると満腹ホルモンのレプチンが15%減り、空腹ホルモンのグレリンが16%増え食欲を増進させます。夜更かしをするとお腹が減るのはグレリンの影響です。また睡眠時間が5時間だと肥満率が50%、4時間以下だと73%も上昇します。
ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスが乱れると内臓脂肪を減らす女性ホルモン・エストロゲンの分泌量が減少して痩せにくくなります。特に30代から減りやすくなる為、日頃から不規則な生活やアルコール・スイーツの摂り過ぎには気を付けましょう。
栄養素不足
ビタミン、ミネラルが不足すると体内の循環が滞り、痩せにくく太りやすくなります。日頃から一品料理がメインで栄養素が不足し、そんなに食べていないのに太ると言うケースは多いです。
なかなか痩せられない時期
30代以降
代謝の低下、ホルモンバランスが崩れやすくなる為に痩せにくく太りやすくなります。20代の時に上手く行ったダイエットも30代以降は失敗する事が殆どです。
生理前と生理中
これもホルモンバランスの乱れが原因です。生理開始日のおよそ2週間前に来ると言われる排卵日から生理開始まで女性ホルモンの1つのプロゲステロン(黄体ホルモン)が増える為に血行の滞りやむくみが出やすくなるからです。
「痩せられる人」と「なかなか痩せられない人」の違い
代謝の良し悪し
特に30代以降は人により大きく差が開きます。このタイミングで筋肉量が維持されるか、どんどん減るかは日頃の活動量・水分補給が習慣化されているか否か・体を冷やさない生活習慣であるかで変わります。
運動が苦手であれば歩く習慣を付ける、日頃から首・手首・足首を冷やさないようにするだけでも代謝が維持されやすくなります。
日頃から体内時計がしっかり稼働しているか否か
起きる時間、食事の時間がバラバラだと内臓の動きも悪くなり、ダイエットを始めてもなかなか痩せません。日頃から起床時間、食事の時間、就寝時間の3点を決めて活動する事が体内時計の稼働率を上げます。
ダイエットを成功させる秘訣
常温水をメインに1日2リットルの水分補給をする
水分補給は血流を良くする上、内臓の動きを活発にして消化機能を高めます。食事をする5分前に常温水の補給をする事で消化機能を高め、ダイエットの成功に繋がります。
一品だけ食はNG、定食スタイルでバランス良く食べる
ダイエットで痩せない原因は栄養素不足。定食スタイルは様々な栄養素を摂取出来る他、自然に咀嚼回数も増えて満腹中枢に刺激が入りやすくなり食べれないストレスもブロックします。
ダイエットをしてもなかなか痩せない人へアドバイス
◯◯抜き等、従来の食生活から大きく離れたことをするよりも、食事の時間や食べる物の種類を変える「ちょい足し、ちょい引き」を意識して、選ぶ力を付けるようにしましょう。特に最初からガラリと変える事が一番のストレスとなり、ダイエット失敗の元です。
スタート時は、毎日食べていたスイーツを週3回にする・パン、パスタ食を週4から週1に変える・白米を雑穀米や玄米に変えるなど、元々あったベースの中で調整するようにするだけでも変わります。ダイエットは漢方薬と一緒。細く長く続ける事が成功への近道です。
痩せない原因を理解して「痩せられる人」へ
ダイエットを頑張ってるのになかなか痩せない場合は、睡眠の質やホルモンバランス、栄養素の乱れが原因になっていることが多いです。自身の体や生活を見直して、きちんと「痩せるダイエット」を行いましょう。もしすぐに効果が出なくても、長く続けることが大切です。
- 執筆者:
- 内藤 絢