脚の付け根・鼠蹊部をほぐして冷えや浮腫みを改善しよう!
鼠蹊部とは
鼠蹊部(そけいぶ)は脚の付け根の部位を指し、体の正面から見るとちょうど脚の付け根のVラインの部分です。
鼠蹊部には下半身に繋がる太い血管、神経、リンパ管、インナーマッスルと言われる深部の筋肉などがありますが、デスクワークや座りっぱなしの多い現代人は鼠蹊部が圧迫された姿勢が多く下半身の浮腫みや冷えなどといった症状を訴える方が多いです。
鼠蹊部をほぐすと得られる効果
鼠蹊部をストレッチなどでほぐすことにより、下半身の血流が上がり足先の冷えの改善、下腹部の冷えの改善の他、老廃物がスムーズに流れやすくなり全身の浮腫み解消効果が期待できます。
また、インナーマッスルにもストレッチがかかるので骨盤が安定し生理痛の改善、便秘解消効果も期待できます。
立って行う鼠蹊部のストレッチ
<やり方>
STEP1:脚を揃えて立ち、片脚を後ろに大きく1歩引きます。骨盤は横に開かないように、正面を向けたままです。
STEP2:前の脚の膝上に手を添えて、前の脚の膝を90度まで曲げます。後ろ足はつま先だけ付いている状態です。
STEP3:前傾している状態を起こし、両手を天井方向に伸ばします。この時、肩の力を抜いて胸を開くようにすると呼吸が楽になります。
STEP4:後ろに伸ばした脚の付け根(鼠蹊部)にしっかりストレッチがかかっているのを確認したら、深い呼吸を数回行います。
STEP5:余裕があれば更に骨盤を起こし、伸ばしている両手をやや後ろに引き、顔は天井に向けます。
これはストレッチの効いたボトムスなら仕事の休憩中などにも行えますので、浮腫みやすい方や座りっぱなしの方は仕事の合間に是非行ってみてください。
腰を落として行う鼠蹊部のストレッチ
<やり方>
STEP1:脚を肩幅より広くして立ちます。つま先は外側を向けておきます。
STEP2:膝が90度の位置まで腰を落とし、肘下を太ももの内側に置きます。
STEP3:肘で太ももを外側に押して開きながら、左右に重心を移動させながら体を左右に揺らします。
STEP4:お尻が下がりすぎたり上がりすぎたりしないように、お尻はやや膝より下がる程度の位置になるように注意しましょう。
肘で脚を開くことと、左右に体を揺らし股関節をゆるめることで効果的に鼠蹊部にストレッチがかかります。
ストレッチを行う際の注意点
鼠蹊部のストレッチを行う際は、しっかりと鼠蹊部の位置を把握して鼠蹊部にアプローチがかけられているか探りながら行うと良いです。
鼠蹊部の詰まりがある時、浮腫みが特にひどい日はいつもより鼠蹊部のストレッチがかかりにくいと感じると思いますが、そんな日はストレッチを少しゆるめ、代わりにキープ時間を少し長くする事で凝っている鼠蹊部がじんわりほぐされますので焦らずじっくり行いましょう。
鼠蹊部をほぐして浮腫み改善
太い血管やリンパ管などが密集している鼠蹊部は、きちんとほぐしてあげることで冷えや浮腫みの改善に繋がります。今回ご紹介したストレッチを、仕事の合間やお風呂上がりに行う習慣をつけてみてください。続けることで鼠蹊部の詰まりが解消されやすくなりますよ。
- 執筆者:
- Hikaru