ダイエット中に水分補給する女性 ダイエット中に水分補給する女性
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水分摂取はダイエット効果も?正しい方法や注意点を解説

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2019年10月23日
水分は人間の生命にとって重要な成分のひとつ。生きるうえで大切なのはもちろんですが、ダイエット効果も期待できることをご存知ですか?今回は美容・健康ライターのNao Kiyota先生に、水分摂取にあるダイエット効果をはじめ、正しい水分の摂り方や注意すべき点などを詳しく教えていただきました。

水分を摂ることにはどんなダイエット効果が?

水をコップに注ぐ様子
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代謝アップ効果

まず挙げられるのが、代謝アップ効果です。

血液やリンパ液の水分が不足してドロドロになると、栄養素や酸素、老廃物の流れが滞ります。水分をしっかり補給することは、体液循環をスムーズにし、代謝を高める効果が期待できます。

デトックス効果

水分摂取によって得られるデトックス効果も、ダイエット効果につながるポイントです。

十分な水分が体内にあると、老廃物の排出もスムーズになります。その結果、むくみや便秘の改善効果も期待できます。

ダイエット中は1日にどのくらいの水分を摂ると良い?

お湯
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人の体の大部分(約60%)は、水分でできています。血液を通じて酸素や栄養素を送るのにも、リンパ液などを通じて老廃物をスムーズに排出するのにも水分が必要。水分不足は代謝の低下やむくみ・老廃物の蓄積を起こしますので、毎日十分な水分摂取が必要です。

厚生労働省によると、健康のための水分補給では、1日に2.5ℓ、食事で取り入れる分や体内で生成される分を考慮すると飲み水は「1.2ℓ」必要と提示しています。もちろん、発汗の多い夏場や運動量の多い人はそれだけ多く必要になります。そのため、喉が乾く前にこまめに給水をし、脱水を防ぐことが重要です。

【参考文献】厚生労働省|「健康のため水を飲もう講座」

覚えておきたい!正しい水分の摂り方

水を飲む女性
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水分補給のタイミング

正しい水分の摂り方でまず重要なのが、水分補給のタイミングです。熱中症が心配される暑い季節は、喉が渇いてからの給水では間に合わないことも。喉が乾く前に飲むことが大切です。

なかなか気づけないという人は、トイレに行って水分を排出するたびに飲むようにすると良いでしょう。また、朝起きがけの1杯やお風呂に入る前など、水分が不足しやすいタイミングには必ず飲むようにすることが大切です。

一度に飲む水の量

次に、一度に飲む量も大切なポイントです。

一気にたくさん飲んでも排出されてしまうため、一度に飲むのはコップ1杯(200ml)程度を目安にしましょう。1日に6〜8回程度に分けて飲むと良いですね。

水以外のダイエット中におすすめな飲み物とその理由

お湯をマグカップに注ぐ様子
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ダイエット中におすすめの飲み物は「常温の水」や「白湯」、「炭酸水」です。

内臓に負担をかけないようにし代謝を高めるには、冷たい水よりも常温の水が、常温の水よりも白湯がおすすめです。冷えによる代謝の低下も予防・改善しやすくなります。

食事前に飲むことで食べ過ぎを防ぐ効果が期待できるのは炭酸水です。炭酸水も冷やし過ぎずに取り入れましょう。コンビニなどで冷たい飲み物を購入し、すぐに飲みたい場合は、口の中で少し温めてから飲み込むようにすると良いですよ。

ダイエット中は避けた方が良い飲み物とその理由

緑茶
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清涼飲料水には糖質が多く含まれています。甘みのある飲み物は知らず知らずのうちにカロリオーバーに陥ることがあるので要注意。ダイエット中は控えましょう。

コーヒーや紅茶、緑茶には利尿作用があり、補給しても排出されてしまいます。水分補給には向きませんので、補給量にはカウントせずに楽しみましょう。妊娠中やカフェインなどの刺激が気になる場合はディカフェにするのがおすすめです。

ダイエット中に水分を摂る際の注意点

冷たい水
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水分補給量を決めつけない

ダイエット中に水分を摂る場合、水分補給量を「1.2ℓ」に決めつけないことです。

排出が多ければその分補給が必要になるため、運動量が増えればそれだけ必要量も増えていきます。暑い季節でなくても知らず知らずのうちに発汗し水分が失われていることもあります。そのため、運動量が多い日はより積極的に水分補給をしましょう。

がぶ飲みはNG!

がぶ飲みしないことも大切です。お腹を満たすことで食事量を減らすため事前にたくさんの水を飲む方法は、内臓に負担をかけることに。また、食事の消化・吸収を妨げますのでおすすめできません。食事中は水分を飲み過ぎないようにしましょう。

お味噌汁やスープなどの汁物がある場合は、たくさんの水を飲む必要はありません。

水分を補給する量やタイミングも重要!

ミネラルウォーター
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水分を積極的に摂ることで、代謝アップなどの効果が期待できダイエットにつながります。そのためには摂取する量やタイミングにも十分配慮しましょう。また、摂取する水分の種類にも注意しながら、運動量が多い日は多めに摂取するなど積極的に水分補給をすることが大切です。

執筆者:
Nao Kiyota