【亜麻仁油ダイエット】方法や注意点を専門家が解説!
亜麻仁油ダイエットとは一体?
亜麻仁油とは、アマ科の植物が原料となり作られた油のこと。食料以外にも塗料やインクなど、多方面で活用されています。
亜麻仁油ダイエットでは、亜麻仁油をドレッシング代わりにかけて摂ることで、体内の炎症を抑えて自律神経・腸の状態も整えていきます。その結果、イライラやアレルギーなどを予防し、体調を整えることにつながるのです。
亜麻仁油の特徴
油には、常温で固形の「飽和脂肪酸」、常温で液体の「不飽和脂肪酸」があります。また不飽和脂肪酸のうち、体内で作れる脂肪酸と、作れない「必須脂肪酸」があります。
必須脂肪酸は「オメガ3脂肪酸」「オメガ6脂肪酸」「オメガ9脂肪酸」に分けられます。背の青い魚や亜麻仁油などには、DHA、EPA、αリノレン酸を多く含む「オメガ3脂肪酸」が含まれているのが特徴です。
オメガ3脂肪酸は、炎症の抑制や血栓の防止、血管の拡張やアレルギーを抑制すると言われています。
亜麻仁油がダイエットに効果的といわれる理由
体の炎症を抑制してイライラなどのストレスを軽減
腸などに炎症があり、アレルギーがあるなど体調が落ち着かない場合には、精神的にもイライラして落ち着きません。
亜麻仁油(オメガ3脂肪酸)の効果によって体内の代謝がスムーズに行われ、炎症なく自律神経が整うと、心身や食欲も落ち着いていきます。
血流を促して血管を拡張し血圧を落ち着かせる
亜麻仁油には、血流を促す効果が期待できます。血流がスムーズに流れることで血管を拡張するとともに、血圧を落ち着かせることが可能に。
代謝がよくなれば、血流が悪いことによる老廃物の滞りや冷え、内臓の働き低下を防ぐことにつながります。
亜麻仁油ダイエットのやり方を紹介!
亜麻仁油ダイエットは、亜麻仁油をサラダにかける方法だと手軽に取り入れやすいです。この他、スープや納豆にも少量垂らすなど、加熱せずにこまめに使ってみてください。
マーガリンやショートニングは、人工的に固形化したトランス脂肪酸を含む油のため、避けたほうがいいでしょう。またサラダ油は、炎症を促進する作用があるため、できれば減らすこともポイントです。
使う油のバランスに気を付けて、背の青い魚などは種類を変えつつ積極的に摂るといいですね。
亜麻仁油ダイエットをする際に注意したいこと
亜麻仁油のカロリーは、普通の油と同様で高いものです。亜麻仁油を摂る分、糖質を減らすなど工夫しましょう。特に糖質や質の悪い油(酸化した油など)からのカロリー超過にならないようにすることが大切です。
また、亜麻仁油は熱に弱いため、熱を加えずに使うことを覚えておきましょう。もし加熱する場合は、オメガ9系のオリーブオイルを使うことがおすすめです。
亜麻仁油をうまく使ってダイエットにチャレンジ!
亜麻仁油には、青魚などと同じくオメガ3脂肪酸が多く含まれています。血液をサラサラにしてくれることで高血圧や動脈硬化などの予防、免疫機能などにも効果が期待できるのが魅力です。それぞれの良い点が結果、ダイエットにもつながります。日頃から別の油を使っている場合には、一度亜麻仁油を食事に取り入れてみましょう。
- 執筆者:
- 美宅 玲子