ウォーキングをする2人の女性 ウォーキングをする2人の女性
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ウォーキングの効果まとめ!ダイエットからストレス緩和まで

1975年兵庫県出身。明治鍼灸大学(現在「明治国際医療大学」)卒業。2004年に大阪府茨木市で、Access Health & Beauty稚乃針灸整骨院を開業し現在に至る。美容鍼灸や小顔矯正、骨盤矯…
2019年10月17日
今回はウォーキングの効果について、横内稚乃先生にお伺いして詳しくまとめてみました。ランニングや筋トレの時間がなかなか取れない人でも、通勤やお買い物のついでに取り入れやすいウォーキング。まずはそのメリットを一つずつ確認してみましょう。

ウォーキングのダイエット効果

痩せている女性のお腹
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ウォーキングのダイエット効果としては、全身の脂肪燃焼効果が挙げられます。まず、歩くことで脚の脂肪を燃やし筋力がアップして、引き締まります。

さらにウォーキングは酸素を体内に取り込み糖質や脂肪を燃やす有酸素運動であるため、内臓脂肪を燃焼し、お腹周りのダイエット効果も期待できます。皮下脂肪が付きにくくなり、下腹部も引き締まりやすくなります。

また腕を振りながらウォーキングすることで、背中や肩甲骨周囲が刺激されて、脂肪が燃焼し、背中がシェイプアップされやすくなるのです。

ウォーキングがもたらす精神的効果

陽気に歩く女性の姿
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ストレスや不安を和らげる

1週間に3回、30分ウォーキングすることで、脳の血流量が増加しやすく、ストレスや不安が軽減されやすくなります。また、ウォーキングを継続することで、リラックス効果のあるホルモンのセロトニンの分泌が促進されやすくなるのです。

集中力が高まりやすくなる

体を動かすことで、血流が増加し、脳機能が促進されやすくなります。また、ウォーキングすることで、脳内物質のドーパミンの分泌量が増え、目の前のことに集中しやすくなるのです。

ウォーキングがもたらす身体的効果

階段を登る女性の足元
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骨の強化

ウォーキングすることで、骨が刺激されて、カルシウムの吸収が高まりやすくなります。また、日中にウォーキングを行う場合、太陽の光刺激でビタミンDが体内で生成されやすくなり、骨が強化されやすいのです。

心肺機能の強化

ウォーキングを続けることで、心筋や呼吸に関わる筋肉が鍛えられて、体内に酸素を取り込みやすくなります。その結果、ウォーキングの距離を伸ばしても、息が上がりにくくなるのです。

ダイエット効果を得るためのウォーキング

ウォーキングをする女性の後ろ姿
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やや早歩きで行う

ダイエット効果を得るためには、やや早歩きのウォーキングがおすすめです。背すじを伸ばして、腕をしっかりと振り、脚の親指から踏みだし、かかとから着地することを意識しましょう。姿勢を正して早歩きすることで、消費カロリーが増え、痩せやすくなります。

具体的には、分速110m~140m程度でウォーキングすることで、脈拍が上がり、軽く汗ばみやすくなります。

距離は5km~10km

ダイエット効果を得るためのウォーキングの場合、距離は1日に5km~10km程度を目安にしましょう。1度に長い距離を歩けない場合は、1km~2kmを朝・昼・夜に小分けにして歩いても構いません。まずは無理なく続けることが大切なのです。

30分間を目安に

ダイエット効果を得るためには30分程度の時間が必要です。ウォーキングの時間が短いと、カロリーが消費しにくく、ダイエット効果が十分に得られにくくなってしまいます。通勤や買い物等で自転車に乗っていたのをウォーキングに変更することで、時間を捻出しやすくなりますよ。

ダイエット以外を目的としたウォーキング

ウォーキングをする女性の上半身
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ダイエット以外の効果を得るためには、1週間に2~3回のウォーキングを約3カ月続けると良いです。ウォーキングはジョギングやランニング等と比べると、運動強度が低いため、身体的効果や精神的効果を得られるには時間がかかります。早く効果が表れる人でも、2週間はかかります。短期間で効果を得ようとせずに、最低でも1ヶ月はウォーキングを続けましょう。

その他、朝食をしっかり摂り、バランスの良い食事を心がけることで、ウォーキング効果が得られやすくなります。また、ウォーキングシューズを実店舗で試着し自分に合った靴を選ぶことで、ケガの予防にもつながり、ウォーキングを続けやすくなります。

ウォーキングで健康的な生活を

海辺を歩く女性
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ウォーキングにはダイエット効果以外にも、精神面・肉体面の両方にメリットがあります。ストレスを多く感じる方や運動不足の方は、まずは通勤時に歩く距離を増やしてみるなど、できるところから始めてみても良いかもしれません。

執筆者:
横内 稚乃