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柔軟性アップ!筋肉の特性を利用した簡単ストレッチを伝授

全米ヨガアライアンス 、フィジカルトレーナー、スポーツリズムトレーニング デュフューザー資格を取得。エアリアルヨガのスタジオで空中ヨガやフローヨガのレッスンを行っています!
2019年10月17日
体が硬いからストレッチなんて痛いだけでやりたくないという方に朗報です。今回は、筋肉の特性を知ることで、今まで伸びにくかった筋肉が弛んであっという間に柔軟性がアップする、簡単ストレッチについてご紹介していきます。

筋肉の特性を知ろう

起始と停止
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筋肉は、各体の部位にただ付いているだけではありません。体の中心に近い先端の起始(きし)から反対側の停止(よく動かす部分)といわれる関節をまたぎ、骨に付着しています。体や関節を曲げ伸ばしした時には、この筋肉にストレッチがかかります。

関節や体を曲げ伸ばししただけでストレッチがかかるので、これを頑張ればよいのかと思うかもしれませんが、それはただ痛さを我慢するだけであることがほとんどです。

筋肉の持つ特性とは?

エクササイズする女性
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筋肉は主動筋(しゅどうきん)と拮抗筋(きっこうきん)という、対になる筋肉で構成されています。例えば、腕の力こぶ(上腕二頭筋)が主動筋となると反対側の二の腕(上腕三等筋)が拮抗筋となります。主動筋と拮抗筋では、主動筋が収縮された時に拮抗筋が弛むという特性があるため、次にこの特性を利用したストレッチの方法をご紹介していきます。

筋肉の特性を利用した簡単ストレッチ

ストレッチする女性
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主動筋と拮抗筋の特性を利用して、なかなか伸びにくい太もも裏(ハムストリング)の効果的なストレッチの方法です。

床にまっすぐ立ち、反動をつけずに片脚を上げられるところまで持ち上げる。(膝は曲げずにつま先は上を向けます)

持ち上げたら3秒キープ

上記の動きを片脚×5セット両脚行う。

③まで終わったら、両足を拳1個分開いて立ち、左右交互につま先を上げる動きをを20回ほど行う。

この後、立ったまま腹筋と前太ももを締めたまま前屈をして、ハムストリングの柔軟性を確かめてみましょう。

ビフォアー・アフターで比べられるようにしておこう

ビフォアー・アフター
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普段よりも少しでも柔軟性が高まると、毎日ストレッチを続けようというモチベーションにも繋がります。上記の、筋肉の特性を利用したストレッチを行う前に、現在の自分の姿を客観的に見るために、写真を撮っておくのもおすすめです。

写真を撮るのが難しいという方は、どこまで床に手が着いたかというのを目安にしてもよいでしょう。筋肉の特性を理解してストレッチを行うことで、これだけ柔軟性に違いが出るということを、写真とともに実感することで、脳も体もそれを覚えてくれるようになります。

筋肉の特性を利用したストレッチで柔軟性アップ

女性
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今までストレッチは痛いものとばかり思っていた方も、この方法ならもっと気楽にストレッチに取り組めるでしょう。痛みから解放され、心の緊張がほぐれることで筋肉は更に緩み、伸びやすくなります。筋肉の特性を利用したストレッチで、即柔軟性を高めましょう。

執筆者:
Hikaru