エッセンシャルオイル エッセンシャルオイル
画像出典: istock

【エッセンシャルオイルの使い方・選び方】専門家が目的別に解説!

大阪谷町九丁目エステサロン「private salon Laule'a」代表。自身のコンプレックスから美容に興味を持ち、エステティックの道へ。「美容をもっと楽しんで、生活の一部に取り入れて欲しい。」そ…
2019年10月15日
エッセンシャルオイルに興味があるけれど使い方がよくわからない、どれを選んでいいのか迷ってしまう…という方必見!エステサロンオーナー兼美容家の寒川あゆみ先生に、エッセンシャルオイルの活用法、目的別の選び方から使い方などを教えていただきました。

そもそもエッセンシャルオイルとは?

エッセンシャルオイル
画像出典: istock

エッセンシャルオイル(精油)とは、植物の花や葉、果実、樹皮、心材、種子などから抽出された天然由来の揮発性芳香化合物で、純度100パーセントのもののことを言います。

植物に含まれる芳香成分の特徴を生かし、水蒸気蒸留法や圧搾法、溶剤抽出法などの方法で香りを抽出しています。また、名前に「オイル」とつきますが、油は含まれていません。

フレグランスオイルやアロマオイルは、人工的に香りを加えたり、アルコールや合成香料が含まれていたりするため、エッセンシャルオイルとは別物です。エッセンシャルオイルを選ぶときは、ボトルに純度100パーセントのエッセンシャルオイル(精油)と記載されているかを確認しましょう。

エッセンシャルオイルの活用法

ディフューザー
画像出典: istock

エッセンシャルオイルは、その香りによって体や心を落ち着かせる働きがあります。主な活用法を4つご紹介しましょう。

1. 芳香浴 :ルームディフューザーなどにエッセンシャルオイルを入れて、空間に香りを拡散させて楽しむ方法
2. 沐浴法(もくよくほう)入浴の際、浴槽にエッセンシャルオイルを数滴入れて楽しむ方法
3. 吸入法:鼻や口から香りを楽しむ方法
4. トリートメント法: トリートメントオイルにエッセンシャルオイルを入れてマッサージなどを行う方法

活用法によって使用量や使用方法が異なるため、事前にしっかり確認してくださいね。

目的に合った効果的なエッセンシャルオイルの種類

エッセンシャルオイルの種類
画像出典: istock

エッセンシャルオイルは目的に応じた種類を選びましょう。

【疲れていてリラックスしたい時や寝つきが悪い時】
ラベンダー、ゼラニウム、カモミールローマン、ベルガモット、ジャスミン、イランイランなど

【気分が落ち込んでいる時】
ラベンダー、マンダリン、ベルガモット、イランイランなど

【集中力を高めたい時】
ローズマリー、ペパーミント、レモンなど

【抗菌、殺菌効果が欲しい時】
ティートリー、ユーカリ、ペパーミント、ジュニパーベリー、ローズウッド、レモンなど

目的別エッセンシャルオイルの使い方

エッセンシャルオイルの使い方
画像出典: istock

1. 芳香浴

その時の気分に合った香り、目的に応じた効果的な香りのエッセンシャルオイルを選び、霧やミストタイプの加湿器やアロマディフューザーに1〜5滴入れて使用します。

自宅に加湿器やアロマディフューザーがない場合は、マグカップにお湯を入れ、エッセンシャルオイルを1〜2滴垂らして湯気の香りを楽しむこともできます。

2. 沐浴法

その時の気分に合った香り、目的に応じた効果的な香りのエッセンシャルオイルを選び、お湯を張った浴槽にエッセンシャルオイルを1〜3滴入れ、ゆっくり混ぜます。入浴しながら湯気から出る香りを楽しみましょう。

3. 吸入法

花粉症などで鼻づまりの症状が出た時は、吸入法がおすすめ。鼻づまりに効果的なエッセンシャルオイルを選び、お湯を張ったボウルなどにエッセンシャルオイルを1〜2滴入れます。

エッセンシャルオイルを入れたボウルの湯気を逃さないために、頭からバスタオルを覆い、サウナのようにすると効果的。目を閉じながら、香りがついた蒸気をゆっくり吸い込みましょう。

日常に香りを取り入れてリラクゼーションに役立てよう

リラクゼーション
画像出典: istock

何かとストレスを感じることの多い現代は、自分でできるリラクゼーション法を見つけておくことが大事です。香りによって心身を落ち着かせる働きのあるエッセンシャルオイルは、気軽に取り入れやすいセルフケアのひとつです。好きな香り、目的に合った香りを選び、日常のリラクゼーションに役立ててくださいね。

執筆者:
寒川あゆみ