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米で手軽にダイエット!専門家が教える方法・注意点

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2019年10月09日
普段の食生活において、多くの方がご飯を食べてみえるはず。実は食べ方などコツを押さえることで、米がダイエットに効果的なのをご存知ですか?今回は美容・健康ライターのNao Kiyota先生に、米がダイエットに効果的な理由や食べないことで体に出る影響をはじめ、ダイエットの方法や注意点まで詳しく教えていただきました!

米がダイエットに効果的な理由とは?

白米
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消化がよくエネルギー消費されやすい

米(ご飯)はパスタやパン、麺類などと比べると、同じ炭水化物の中でも消化がよく、エネルギーとして消費されやすいのが特徴です。

また米は、炭水化物だけでなく食物繊維やビタミン類、たんぱく質なども含んでいます。そのため、腸内環境を整えて代謝を高める効果も期待できるのです。

ダイエット中に必要な「体脂肪を燃やすためのエネルギー源」に

ダイエット中こそ、体脂肪を燃やすためのエネルギー源が必要です。低カロリーな食品ばかり食べていると、うまく熱を生み出せず、代謝が悪くなってしまいます。

米(ご飯)をしっかり食べることはエネルギー代謝を活発にし、体重ではなく体脂肪を減らすことにつながります。

ダイエットで米を食べないことは体にどんな影響が?

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米の代わりに炭水化物が豊富な食品を食べているのであれば、それほど問題はありません。しかし、糖質(炭水化物)を過度に制限して野菜や低カロリー食品、たんぱく質が豊富な肉・魚・卵類ばかりを食べていると、腸内環境が悪化したり代謝が下がったりして太りやすい体質になってしまいます。

また、腹持ちが良い米(ご飯)を避けることで間食が多くなり、結果的に摂取カロリーを増やしてしまうケースも。その他には、米(ご飯)の摂取を制限して一時的に体重を減らしても、食生活を戻すとリバウンドしてしまうというケースもあります。

米でダイエットする方法・ポイント

和食
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毎食米(ご飯)を取り入れる

まずは、毎食米(ご飯)を取り入れることです。夕食後はエネルギーの消費量が少ないため、糖質を制限した方がやせやすいという考え方もあります。しかし、カロリーオーバーにならない範囲であれば、3食に分けて米を取り入れても全く問題はありません。

夜のうちにエネルギーとして貯蓄されたとしても、翌日の運動で消費すればよいだけです。ただし夕食に食べすぎると、翌日も消費しきれず体脂肪として蓄えられてしまうため、適量にとどめましょう。

1食で取り入れる量は「握りこぶし1個」を目安に

1食で取り入れる量も大変重要です。目安としては「(自身の手で)握りこぶしを作った1つ分」と覚えておきましょう。強度の高い運動をする場合はこの限りではありませんが、体を大きく動かさず安静に過ごすことが多い生活の場合はこの量を意識してみてください。

おにぎりの場合は「大きすぎないものを1つ」が良いでしょう。米(ご飯)だけでなく、主菜や副菜を揃えて栄養バランスを整えることも大切です。

食べる順番に注意

食べる順番も、ダイエットに繋がるポイントです。

野菜サラダやスープから、具材をよく噛んで食べることで、消化をゆっくりにし腹持ちをよくする効果が期待できます。できる範囲で取り組みましょう。

米ダイエット効果を高めるポイント

玄米
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ダイエット効果を高めるには、米の中でも栄養価が高い“色のついたもの”を選ぶことをおすすめします。白米よりも雑穀米や玄米の方が、栄養価が高く消化・吸収を緩やかにすることができます。

また「米(ご飯)と味噌汁」の組み合わせはダイエットの成功にとても良いため、積極的に取り入れましょう。味噌汁はできるだけ具沢山に。野菜や海藻類をたっぷり入れることで、栄養バランスを整えやすくなります。

米ダイエットで注意したいこと

おにぎり
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まとめ食べはNG

まず注意したいのは、まとめて食べないようにすること。

「米(ご飯)は夜に食べると太るから」と夕食のご飯を控え、その分朝・昼食にまとめて食べるような方が見えるかもしれません。しかしそのような食べ方では、内臓に負担がかかり代謝を低下させる可能性があります。

よく噛んでゆっくりと食べる

食事を摂る際には、よく噛んでゆっくりと味わうことです。お米の味もよくわからないほど急いで食べている人は要注意。

急いで食べてしまうと、満足感を得られる前にたくさん食べてしまうため、カロリーオーバ―を招きやすくなります。米(ご飯)の甘さまでしっかり感じられるスピードで食べましょう。

普段の食生活から食べ方を見直してみよう

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米は、ダイエットをしていなくても普段から毎日食べている方が圧倒的に多いのがポイント。つまり、わざわざ米を食べなければならないということではなく、現在の食べ方を振り返り、改善を図ることでダイエットに繋がる可能性が高いのです。まずは毎食米を取り入れ、よく噛んで味わう食生活に変えていきましょう。また、雑穀米や玄米なども取り入れながら、量にも配慮しつつチャレンジしてみてくださいね。

執筆者:
Nao Kiyota