チーズは太る食べ物?ダイエットをしながら効果的に取り入れる方法
チーズの主な栄養価
世界チーズ商会株式会社によると、赤ちゃんの成長に必要なたんぱく質、脂肪、炭水化物、ミネラル、ビタミンをバランスよく含むミルクから作られるチーズには、食物繊維以外の全ての栄養素が含まれているといいます。
そのため、食物繊維を含む野菜やフルーツとともにチーズを食べることで、完全食品になるといわれているほど。また、熟成によってたんぱく質が小さな分子になっているため、消化吸収しやすいでしょう。
参考文献:"世界チーズ商会株式会社",チーズと健康 - 世界チーズ商会
チーズの主な健康効果とは
チーズは血糖値の上昇を抑制する低GI食品のため、肥満の抑制や高血圧、循環器疾患、骨粗しょう症など、さまざまな予防効果が期待できると言われています。
また高GI食品のパンも、チーズと一緒に食べることで血糖値の上昇が緩やかになる効果が期待できるので、日々の食事に取り入れることで、体を太りにくくすることができるでしょう。
「チーズを食べると太る」といわれる理由
「チーズは低GI食品なので太りにくい」とは言っても、食べ過ぎれば太るのは当然です。チーズにはたんぱく質や脂質もしっかり含まれています。ダイエットを後押しするからと、むやみにたくさん食べるのではなく、栄養バランスを整えて代謝を高めるために、他の料理と組み合わせて取り入れましょう。食事をチーズだけにする方法はおすすめできません。
ダイエット中に効果的なチーズの食べ方
チーズは濃厚な味わいを楽しめるため、ゆっくりとよく噛んで食べることで食事での満足感を得やすく、たんぱく質や脂質が豊富なため腹持ちが良い食品です。そのため、食事のおかずとしてはもちろん、小腹が空いた時の間食としてもおすすめです。
また、チーズは調味料(味付け)としても活躍するため、砂糖やみりん、醤油などの調味料による摂取カロリーの増加を防ぐのにも役立ちます。
ダイエットに適したチーズの種類
チーズには、ナチュラルチーズとプロセスチーズとがあります。ナチュラルチーズには、モッツアレラチーズやカッテージチーズ、カマンベールチーズやゴルゴンゾーラチーズ、ゴーダチーズ、チェダーチーズなど、様々な種類があります。
これに対して、プロセスチーズは、ナチュラルチーズに乳化剤などを加えて加熱して溶かし、再び成形したもののこと。6Pチーズやベビーチーズなどがあります。
ナチュラルチーズもプロセスチーズも、調理の過程で加熱することが多く、ナチュラルチーズが加熱食品のため栄養価が下がっているからと避ける必要はないでしょう。濃厚な味わいを楽しみたいときはナチュラルチーズ、あっさりとした味わいを楽しみたいときはプロセスチーズなど、気分によって食べて分けてもいいですね。
基本的には原材料が生乳(せいにゅう)のため1日の摂取量の上限などはありませんが、食事で取り入れる他の食品とのバランスを見て、カロリーオーバーにならないように食べましょう。
低GI食品でもあるチーズは食べ過ぎなければ太ることはない
ダイエットに適したチーズや食べ方などについてご紹介していきました。低GI食品でもあるチーズは、ダイエット中の食事に上手に取り入れていけば食べて太るということはありません。チーズといってもさまざまな種類があり、味わいや食感などがそれぞれ違います。他の料理とバランスよく組み合わせて、無理のないダイエットをしていきましょう。
- 執筆者:
- Nao Kiyota