

キヌアの効果とは?女性にぴったりのメリットを紹介
キヌアのカロリーや含まれる栄養素とは

豊富な植物性タンパク質
カロリーは100gあたり359kcalと、100gあたり358kcalの白米とそれほど大きくは変わりません。しかし、タンパク質は白米の約2倍も含まれています。
おかずの量が少な目で白米が多めの食生活を送っている人は、タンパク質が不足してしまいがちです。キヌアを取り入れることで、効率よく補うことができるでしょう。
参考: 文部科学省 食品成分データベース
鉄分と亜鉛
キヌアに含まれる鉄分と亜鉛は、ほうれん草や小松菜の約2倍にもなります。これらの栄養素が含まれる穀物はほかにほとんどありませんから、キヌアの大きなメリットだといえるでしょう。
女性に多い貧血は鉄欠乏性貧血と亜鉛欠乏性貧血です。鉄分と亜鉛が多く含まれる食品の摂取は、このような貧血の緩和に繋がります。
マグネシウム
100gあたりで計算した場合、絹ごし豆腐の約3.2倍の含有量です。マグネシウムは、エネルギー代謝やタンパク質の合成のために働いてくれるほか、筋肉収縮、神経伝達、血液調整など、生命活動の全般に関わる栄養素です。
具体的なキヌアの効能は?

美肌、美髪効果
キヌアに含まれる豊富な植物性タンパク質は、肌や髪、爪の材料になるものです。
タンパク質をたくさん摂ろうとして無理に食べる量を増やすと、食べ過ぎにつながりますが、その点、キヌアであれば、普段のごはんに混ぜるなどして無理なく摂取することができます。
更年期、PMS症状の緩和
キヌアには、女性ホルモンと似た働きをする植物性ホルモンが含まれています。そのため、ホルモンバランスを整えて更年期やPMS症状を緩和してくれる働きが期待できます。
新陳代謝を高める
食物繊維が豊富に含まれるキヌアには、便の排出を促す働きがあります。便秘になると腸の動きが滞ることから、新陳代謝の低下を引き起こします。便秘が解消されることで、このようなトラブルを回避し、新陳代謝を活発にしていくことができると考えられます。
今すぐ実践したい!キヌアの効果的な食べ方

普段のごはんに混ぜる
白米だけのごはんを食べていると、血糖値の急上昇や糖質の過剰摂取が引き起こされるため、太りやすくなってしまいます。食物繊維が豊富なキヌアを白米に混ぜて血糖値の上昇が緩やかになれば、腹持ちもよくなり、太りにくい体づくりに役立ちます。
サラダにトッピング
ダイエット中、お肉などの動物性タンパク質をサラダにトッピングして、タンパク質を摂取しているという人もいるでしょう。しかし、動物性タンパク質は、ものによってかえって太りやすくなってしまうこともあるものです。
一方、キヌアは低脂質で植物性タンパク質も豊富な食べ物です。茹でたキヌアをそのままサラダにかけてもいいですし、ドレッシングに混ぜるのもおすすめです。えごま油、醤油、酢とキヌアを合わせたキヌアドレッシングは、簡単に作れて食べやすいドレッシングです。
キヌアを食べる時に注意しなければいけないことはある?

キヌアを食べるときは、摂取量に気を付けてください。おおよそ1日あたり大さじ1〜3程度(20g前後)を目安にしましょう。
低脂質のキヌアですが、ほかの穀物類とは違い、脂質自体は含まれています。そのため、あまり食べ過ぎると太る原因になる恐れがあります。また、多量の摂取は腸へのダメージになるため、おなかを壊してしまうこともあります。適量を心がけてください。
キヌアで効果を得るためには適切な量を守ることが大切

どんなことでも、やりすぎは逆効果です。キヌアも適切な量を守って毎日の食事に取り入れていきましょう。普段のごはんに混ぜるなど、無理せず自然に適量をとれる仕組みを作って継続していくことが大切です。
- 執筆者:
- 内藤 絢