糖質制限でオススメの食材やNG食材は?糖質摂りすぎ時の対処法も!
糖質制限をする時にオススメの食材
葉野菜類
葉野菜類は、糖質が少なくビタミンやミネラルが豊富なため、糖質制限時に適した食材です。ただし、火を通すと甘みが増すキャベツは、量を抑えるようにしましょう。
大豆製品
豆腐、納豆、枝豆は、糖質が低い上に、お腹に溜まりやすく腹持ちが良いため、特に減量を目的とした糖質制限食にオススメです。また、植物性たんぱく質も豊富なので、睡眠の質向上にもつながります。
きのこ類、海藻類
きのこや海藻には、体内の老廃物を排出するデトックス作用があります。スムーズなお通じを促して、痩せやすく太りにくい身体づくりに効果的です。
オススメ食材の調理方法
葉野菜は「生」か「蒸す」
野菜は生で食べると消化酵素を摂れるため、食後の消化を促進させてくれます。加熱しないと摂取できないものは、栄養素を最も有効に摂れる蒸し調理がオススメです。
大豆製品はそれぞれ異なる
豆腐と納豆は冷たいまま、枝豆は茹でるより蒸すことで、食物の栄養素を効率良く吸収できます。
きのこ類はホイル蒸し、海藻類は多様なパターンで
きのこ類はホイル蒸しがオススメです。海藻類は、酢と合わせて摂ることでミネラルの吸収力が高まるため、酢の物にして食べたり、ミックス海藻にポン酢をかけてサラダ風にして食べたりするのがオススメ。もちろん、汁物に入れるのも良いですね。
糖質制限をする時に避けたい食材
根菜類
芋類のほか、人参、玉ねぎ、れんこん、カボチャは糖質が高い野菜です。炭水化物を抜く食事をしている人が、これらの食物を摂取すると糖質の吸収が早くなり、返って太る原因になってしまいます。
シリアル、グラノーラ系全般
シリアルやグラノーラは、一見ヘルシーそうに見えますが、糖質の高いドライフルーツが含まれるほか、牛乳で割ることで糖質が高くなります。また、シリアルそのものが砂糖でコーティングされている商品も多いです。常食は糖質過剰になる上、太る原因につながります。
甘みのある調味料
特に気をつけたいのが、ソースとケチャップです。原材料に砂糖が多く含まれているため、ほかで抑えたとしても、これらを摂ることで糖質を多く摂取してしまうことになります。
糖質をたくさん摂ってしまった時の対処法
糖質制限をしているのに、糖質をたくさん摂ってしまった…という時もあるでしょう。特に会食やパーティーに参加した時に多いのではないでしょうか。
パーティーなどでふるまわれる料理は、ほとんどが高糖質食です。参加した翌日は、主菜を葉野菜類+高たんぱく・低脂質の肉や魚類にし、副菜できのこ類、海藻類をしっかり摂りましょう。完全に食事を抜くことはオススメしません。返ってリバウンドや太る原因になってしまいます。
また、老廃物を出しやすくするために、水分補給も積極的に行います。1日2リットルが目安です。水だけではしんどい時は、麦茶やルイボスティー、黒豆茶などのノンカフェインのお茶を、上手く取り入れましょう。
糖質をまったく摂らないのは良いこと?
糖質制限でダイエットをする時、糖質をまったく摂らないのは良いことなのか、それとも、少しは摂るべきなのか気になるところですよね。結論から言うと、ある程度の糖質は必要です。
糖は身体のエネルギー源となるので、日中のパフォーマンスを維持するために必要不可欠です。糖質をまったく摂らないと身体機能を低下させるほか、脳が働きにくくなり、集中力の低下やイライラの元となってしまいます。
糖質を摂る時のポイント
糖質を摂取する時のポイントは、摂ることを「避ける」より「選ぶ」ことです。例えば、パン、うどん、パスタなどの小麦製品より、お米を選ぶほうが良いです。さらに、白米より雑穀米、胚芽米、玄米といった、血糖値が上がりにくいお米がより適しています。
食べる量は、お茶碗半分程度がオススメ。その分、咀嚼回数を多くする低糖質食物(きのこ類、海藻類)を取り入れて、満腹中枢を刺激するようにしましょう。
食材を取捨選択して糖質制限を成功させよう
ヘルシーといわれる食材や食品の中にも、糖質制限中には適さないものがあります。イメージにまどわされることなく、適切な食材を選んでいきましょう。
また、まったく糖質をカットしてしまうのも、身体にとって良くありません。血糖値の上昇がゆるやかな食材を摂り、体のバランスをとることが大切です。
健康や美容のための糖質制限ですから、身体に負担をかけることがないよう配慮しながら、糖質制限を成功に導いていきましょう。
- 執筆者:
- 内藤 絢