【寝かせ玄米】健康にもダイエットにも効果的な完全栄養食品を解説
寝かせ玄米ってなに?
寝かせ玄米とは、玄米に小豆と天日塩を混ぜて炊き、3〜4日保温して食べる玄米の事をいいます。酵素玄米、発行玄米などとも呼ばれます。
寝かせる事でモチモチした食感を引き出され甘味や旨味が出る他、小豆が入る事で食べ応えも出て満腹感を得やすくなります。
玄米と小豆の栄養素もしっかり吸収出来るのでダイエット・美容効果は勿論、アンチエイジング効果も高く「完全栄養食品」として美や健康意識の高い女性にユーザーが増えているのも特徴です。
寝かせ玄米のメイラード反応
メイラード反応は、還元糖とアミノ酸の化合物で起こる反応のことをいいます。
寝かせ玄米では玄米の糖質と小豆のアミノ酸が合体して反応して茶色くなり、メラノイジン(*)が生成されて玄米がモチモチになることがこの現象に当たります。
メラノイジンの生成と合わせてアミノ酸の一種であるトリプトファンも生成され、抗酸化作用も期待出来ます。
*メラノイジンとは?
抗酸化作用に優れ、活性酸素の除去・細胞の老化を抑制してアンチエイジング効果が高い成分のこと。
メイラード反応で健康に期待できる効果
腸内環境を整える
メイラード反応は食物繊維と同じ働きをします。その為、腸の動きを活発にして便秘解消に繋がります。
血糖値上昇を抑える
血糖値上昇を抑える効果が期待できるため肥満の予防に繋がります。急な血糖値の上昇は食物の眠さやダルさの元となり、脳の働きを悪くします。
活性酸素を抑える
活性酸素を抑えることで、がん・動脈硬化を防ぐ働きが期待できる他、肌のターンオーバーを正常に戻してシワ・たるみの軽減や予防に繋がります。
寝かせ玄米のダイエット効果
太りにくく痩せやすい身体に
酵素をしっかり吸収する事で代謝が良くなり、太りにくく痩せやすい身体作りに繋がります。
便秘の改善・予防
食物繊維が豊富なので、腸内環境を整え、スムーズなお通じを促します。
コレステロール、中性脂肪を減らす
小豆に含まれるサポニンが血流を良くして、コレステロールと中性脂肪を抑制する働きがあります。
血流が良くなる事で冷えやむくみが改善されて、内臓機能が活発になると共に食べた物を消化する力が強くなり、脂肪が溜まらないようになります。
寝かせ玄米でダイエットする方法とコツ
主食を寝かせ玄米に
主食を白米から寝かせ玄米に切り替えるようにします。栄養が豊富な他、腹持ちも良い事で食べ過ぎの予防に繋がります。
切り替え始めは1日1食分からにする
少しずつ替えながら身体が慣れるようにする事でストレスなく続ける事が出来ます。
食事バランス
1食に対して寝かせ玄米6:野菜類3:肉・魚類1の割合にしましょう。
大きな食事制限がない分、即効性はありません。
その分は毎食汁物を付ける、野菜、キノコ類、海藻などの身体機能を食べる整えるビタミン・ミネラル類を積極的に摂るようにする事で満腹感が得られやすい他、消化が促進されてダイエット効果に繋がります。
寝かせ玄米の作り方
1. 玄米3合、小豆36g、ミネラルウオーター900mlを用意する
2. 玄米と小豆を数回洗い、ざるに上げる
3. ボウルに玄米と小豆、水を入れて優しく泡立て機で混ぜる
4. 丸一日、水に浸けて冷蔵庫で寝かせる
5. 炊飯時に天日塩5gを加え、玄米モードで炊く(玄米モードがない時は水を50cc足す)
6. 炊き上がり後は1時間蒸らした後、全体的に混ぜてから保温モードにして完成
その後は1日1回上下を返すように混ぜ、 炊飯3日午後〜食べるようにしましょう。
寝かせ玄米で健康的にダイエット
寝かせ玄米は栄養もしっかりと摂取でき、またメイラード反応によって健康にも効果的な働きがあります。ダイエットに取り入れる場合は、大きな食事制限は必要ではないので、手軽に始められそうですね。まずは寝かせ玄米を美味しく食べるところから始めてみませんか?
- 執筆者:
- 内藤 絢