何か食べたい!そんな時の原因や対処方法を専門家が解説
「何か食べたい!」この感情を抑えられない原因は何?
ダイエットによって無理に我慢しすぎている
何かしらダイエットを実践しているため、食事制限で無理な我慢をしてしまっていることが原因のひとつといえます。
無理な我慢は、食欲中枢を狂わせることに。おなかは空いていなくても、食べ物が視覚に入るだけで、食べたくてたまらなくなることもあります。
ダイエットの影響で必要な栄養素が不足
ダイエットで食事制限をすることにより、必要な栄養素が不足していることも原因に挙げられます。
体や酵素を作るたんぱく質や、精神を落ち着かせる鉄分やナイアシン、ビタミンなどが不足していると、不足分を補おうとして食べたくなったりイライラしたりすることがあります。
ダイエット以外にもストレスが
ダイエット以外でもストレスがたまっていることはありませんか?ストレスが関連していることも考えられるでしょう。
ダイエットとは関係なく仕事や人間関係などでストレスがたまっていると、ダイエットでのストレスにプラスされて、普段以上に食べたくなることがあります。
ストレス発散の方法がない
普段の生活において、ストレス発散をする方法があまりないということはありませんか?
食べたいと思った時にストレスを発散する方法がなく、ひたすら我慢するだけだと、食べたい気持ちは膨らむ一方です。
食欲を抑える2つの方法
温かいお茶や白湯を飲む
食欲のうちの半分は、水分と温度を欲していると言われています。温かい飲み物を飲むことで、異常な食欲がおさまります。
たとえば温かいお茶や白湯などを飲むと、体に水分と温度を与えられるはずです。
散歩などで体を動かす
体を動かすため、体には血糖値を上げる働きがあります。血糖値が上がると食欲が落ち着き、満足感が得られます。
たとえば散歩をするなど、体を動かし続けることで、食欲を抑えることにもつながるでしょう。
食欲を抑えられる食べ物とは?
野菜スープ
まずおすすめなのが野菜スープです。
野菜はもちろん海藻、きのこなどがたっぷり入った温かいスープは、温かい水分の補給で満足度が高いうえに、ビタミンミネラルなどの栄養補給ができます。
食物繊維やよく噛めるもの
豆、海藻、きのこ、ドライフルーツ、ナッツなどは、食物繊維が豊富でよく噛む必要があるため、満足度が上がります。
噛む回数が増えることで食事の時間も自然と長くなり、満腹中枢を刺激することにもつながるでしょう。
どうしても食べたい!太りにくい食べ方はあるの?
食べる順番に気をつけよう
食べる順番としては、水分(温かいスープ)⇒野菜⇒主菜(肉・魚など)⇒主食の順番で食べることがポイントです。
主食(炭水化物・糖質)から食べると急に血糖値が上がり、インスリンが出て、脂肪合成の働きが高まってしまいます。そのため、主食は最後にして、消化吸収率を下げます。
よく噛んで食べよう
すぐに飲み込めるものでも、しっかりと何回も噛んで食べましょう。
よく噛むことは焦って食べ過ぎてしまう予防にもなります。また、リズミカルに噛むという刺激がセロトニンを分泌させ、精神を落ち着かせてくれます。
ダイエット中でも何か食べたいときに気をつけること
ひたすら我慢することは、心身ともにいいことではありません。
我慢をし続けていると、いずれその反動が出てくることに。食べ物でなくても買い物やお出かけなど、ちょっとしたご褒美を少しずつ自分にあげながら生活するといいですね。
我慢しすぎず食べ方にも注意しながらダイエットしよう
「ダイエットをしよう!」と思うと、食べることに対して罪悪感や拒否感などが芽生えることもあるでしょう。しかし、焦りや我慢はしすぎないこと。我慢が振り切れて、とにかく何か食べたくて仕方なくなってしまうかもしれません。我慢をし過ぎることなく、食べるときにはしっかりかんだり、暖かい水分を摂取するなど、体に優しい食べ方をしてみてくださいね。
- 執筆者:
- 美宅 玲子