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黒豆茶がダイエットに良い理由とは?飲み方や選び方を専門家が解説

国際薬膳調理師/薬膳ライフバランスプランナーの倉口ゆうみです。自身が心身のバランスを崩したことで食の大切さを改めて考えていた時に、本屋さんで薬膳の本と出会ったのがきっかけて約1年半、フルタイムで会社勤…
2019年09月05日
余分な水分を排出してむくみの改善が期待できる黒豆茶は、ダイエットや健康な体づくりにうれしい飲み物です。今回は薬膳ライフバランスプランナーの倉口ゆうみ先生に、黒豆茶の魅力をはじめ、飲み方や選び方までをわかりやすく教えていただきました。

黒豆茶がダイエットに良い理由

黒豆茶
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黒豆茶には高い利尿作用があり、むくみの改善が期待できます。

太る原因はさまざまありますが、中には体に不要な水分を溜め込んで太ってしまう、いわゆる「水太り」タイプの方もいます。このタイプの方は、過度なダイエットをしなくても余分な水分を排出することで、体重増加やむくみが緩和されることがあります。

利尿作用の高い黒豆茶は、水分の排出を促してくれるため、水太りタイプの方にはぴったりの飲み物と言えるでしょう。

また、余分な水分が体内に溜まると、むくむだけではなく、冷えや頭痛、気分のアップダウンが激しくなるなどの不調にもつながってしまいます。余分なものを排泄させるということは、健康な体を維持するためにも重要なことなのです。

黒豆茶がもたらす効果

黒豆
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薬膳の世界では、黒豆は血の巡りを良くし、余分な水分を排出する作用に優れていると言われています。

血の巡りが悪くなると、老廃物を排泄しにくくなり、体が冷えてエネルギー代謝が下がる原因に。また、水分代謝も悪くなるため、体に余分な水分を溜め込んでむくみを招くなど、悪循環に陥ってしまいます。

血と水の巡りを良くしてくれる働きが期待できる黒豆茶は、ダイエットにおいても力強いサポーターなのです。

黒豆茶をダイエットに取り入れるときの注意点

黒豆茶
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ダイエットに良いとされる黒豆茶ですが、黒豆茶を飲んだからといって、劇的に痩せるということではありません。あくまでも食品ですので、コツコツと続けて飲んでいくことが大切。一気に黒豆茶だけをたくさん飲む、ということは避けてくださいね。

継続して飲むことで少しずつ変化が期待できるということは、日常に取り入れやすい・続けやすい飲み物だとも言えます。

ダイエット効果を得たいときのオススメの飲み方

黒豆茶
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温めて飲む

ダイエット効果を期待するのであれば、黒豆茶を温めて飲みましょう。冷たいものを飲むと胃腸の調子を崩したり、代謝の低下につながったりして痩せにくくなってしまいます。

マイボトルに温かい黒豆茶を入れて持ち歩く、ペットボトルの黒豆茶を飲むときは、コップに移して温めてから飲むなどして、体温以上の温度で飲むことを意識してください。

甘い物の代わりに黒豆茶を飲む

甘いものが悪いというわけではないのですが、ダイエットを意識しているならば、高カロリーなものを摂取する頻度は下げたいところですよね。

黒豆茶は、香ばしい香りとともに、ほんのりとした甘味もたのしめる飲み物です。甘い飲み物や食べ物を無性に欲したときなどに、黒豆茶に置き換えてみるのもオススメです。

例えば、砂糖入りのカフェオレやジュースなどの甘い飲み物を飲みたくなったときや、シュークリームやドーナツなどの甘いお菓子を食べたくなったときに、それらをやめて黒豆茶を飲んでみましょう。思った以上に満足感を得られることがありますよ。

黒豆茶を選ぶときのポイント

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黒豆のみの商品を選ぶ

黒豆茶と名のつくもの中には、黒豆茶以外の素材が混ざっているブレンドティーというものがあります。しかし、黒豆茶の効能を存分に得たいのなら、ブレンドティーではなく黒豆のみでできたものがオススメです。

国産の黒豆茶を選ぶ

国産の遺伝子組み換えでないものを選ぶこともポイントです。黒豆茶にも、安価なものから少し高価なものまでがありますが、安価なものは外国産で遺伝子組み換えである可能性があります。

値段が高いのにも理由があるため、黒豆茶の効能を得たいならば、国産で、遺伝子組み換えではないと明記があるものを選びましょう。

おいしくたのしく黒豆茶を取り入れよう

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血の巡りを良くし、老廃物の排出を促す黒豆茶は、ダイエットはもちろん健康な体づくりにも役立つ飲み物です。また、香ばしい香りややさしい甘みも感じられるため、おいしくたのしく取り入れられるのも黒豆茶の良さ。毎日の水分補給に、ほっと一息つきたいときに、黒豆茶を取り入れてみてはいかがでしょうか。

執筆者:
倉口 ゆうみ