太ももを細くするマッサージとは?専門家がコツや手順を詳しく解説
太ももをマッサージするとどんな効果が期待できる?
むくみの改善
太ももをマッサージすると、こり固まった筋肉がほぐれ、血行が促進されます。それによって、うまく流れずに溜まっていた疲労物質や老廃物を押し流すことができるため、むくみの改善が期待できるのです。
引き締め効果
太ももをマッサージして血行・代謝を良くした後に運動をプラスすると、太ももの引き締め効果が期待できます。
マッサージするだけで細くなるのは、むくみが改善された分だけですが、そこに運動を組み合わせることで、キュッと引き締まった太ももに整えることができます。
太ももを細くするためのマッサージのコツ
脚全体をマッサージする
足先から太ももはつながっているため、血行や代謝をスムーズにさせるためには、脚全体をマッサージすることが重要です。一部分だけでなく、脚全体をマッサージする習慣をつけましょう。
マッサージする際には、片脚ずつ取り組んでも、両脚を交互にマッサージしてもOKです。
足先から順に行う
こり固まった筋肉をほぐして老廃物を排出させるためには、足先から上に向かって順にマッサージしていくのが基本です。以下で詳しく説明していきましょう。
太ももを細くするマッサージの手順
1. 足裏を指圧する
足裏全体を、両手の指の腹でまんべんなく指圧しながら揉み込みます。鈍い痛み(※)を感じる部分や、硬い部分があったときには、“痛気持ちいい”くらいの圧力で、念入りに揉み込んでいきましょう。
(※)疲れによる痛みの場合です。ケガによる痛みの場合は避けてください。
2. 足指を伸ばす
足指を一本ずつ、つけ根から引っこ抜くようなイメージで伸ばしていきます。
3. 足の甲を指圧する
足の甲を、足指のつけ根からくるぶしに向かって、押し流すように指圧します。
4. 足のつけ根から膝にかけて指圧する
足のつけ根から膝にかけてマッサージするときは、両手をじゃんけんの「グー」の形にしたときの指の関節を使って、指圧していきます。
くるぶしに指の関節を押し当てるようにして指圧し、徐々に膝の方へと移動させます。少しずつ手を置く位置を変えながら、ふくらはぎ全体を揉み込んでいきましょう。
5. 膝から太もものつけ根にかけて指圧する
膝から太もものつけ根に向かってマッサージするときも、両手を「グー」の形にしたときの指の関節を使います。
膝に指の関節を押し当てるようにして指圧しながら、徐々に太もものつけ根へと移動させます。手順4と同様、少しずつ手を置く位置を変えながら、太もも全体をぐるっと揉み込んでいきましょう。
太ももに、ゴリゴリする部分や硬い部分があったり、圧をかけると鈍い痛み(疲れによる痛み)を感じる部分があったりしたときは、足裏と同様、“痛気持ちいい”くらいの圧力で、念入りに揉み込んでいきましょう。
セルライトがある太ももでもマッサージで細くなる?
マッサージをすることで脂肪がつぶれたり、脂肪細胞が消滅したりすることはありません。しかし、マッサージで代謝が高まることで、運動による痩身効果が期待できます。
運動をしても、なかなか太ももが細くならない場合は、疲労物質や老廃物が溜まっていたり、筋肉がこり固まったりしている可能性があります。運動だけ、マッサージだけではなく、両方を上手に組み合わせることが大切です。
太もものマッサージを行う頻度やタイミングは?
マッサージは血行を促進し、代謝を高めることが目的ですから、睡眠同様、“やり貯め”ができません。たまに長時間行うよりも、こまめに習慣化することが大切です。
マッサージを行うタイミングは、お風呂上がりなど体が温まり血行が良くなっているときがおすすめです。毎晩、お風呂上がりや寝る前に行うことを習慣付けると良いでしょう。
習慣化することが難しい場合は、2日に1回、あるいは3日に1回など、間を空けず定期的に取り組むようにしましょう。
太もものマッサージをするのに効果的なアイテム
マッサージオイル・マッサージクリーム
マッサージで肌を傷つけることがないよう、また滑りを良くしてマッサージ効果を高めるために、オイルやクリームを取り入れましょう。マッサージする手がスムーズに動くものであれば、どんなものでも構いません。
マッサージグッズ
手でのマッサージでは疲れてしまうという場合は、マッサージグッズを活用すると良いでしょう。中でもブラシタイプのものやローラータイプのものがおすすめ。グっと圧をかけながら、動かせるものを選んでくださいね。
脚全体をトータルにマッサージして太もも痩せを目指そう
太ももを細くしたいときは、太ももだけでなく、足裏から太もものつけ根までをトータルにマッサージしていくことがポイントです。コツさえつかめばスムーズにマッサージすることができるため、ぜひ毎日の日課にしてみてくださいね。
- 執筆者:
- Nao Kiyota
- 引用: