1回1分でOK!顔たるみを解消するトレーニングを専門家が伝授
顔がたるむ原因とは?
筋力や皮膚の老化
顔周りの筋肉が衰えて皮膚を維持する力が弱まったり、皮膚の水分量や弾力が低下したりすると、顔の皮膚はたるんできます。また、顔とつながっている頭皮のたるみも、顔のたるみに影響を与えます。
これらはいずれも、筋力や皮膚の老化が原因です。
体脂肪の増加
脂肪が増えることによって重さが増し、皮膚が垂れることで顔のたるみは引き起こります。「最近太ったかも…」という方は、ボディラインの乱れだけでなく、顔のたるみの原因にもなっていることを意識しましょう。
顔のたるみを解消する方法
表情筋トレーニング
まずは、年齢とともに衰えやすい顔の筋肉を鍛える「表情筋トレーニング」を毎日行うことです。トレーニングに加えて、普段から表情豊かに過ごしていると、表情筋を刺激することができます。
頭皮マッサージ
頭皮の血行を良くして、頭皮のたるみを予防・改善する「頭皮マッサージ」も効果的です。顔の肌と同様、保湿ケアも忘れずに行います。
顔と頭皮の皮膚を健康的で若々しくキープするためのトレーニングやケアを行うことで、顔のたるみを予防・改善しやすくなります。
顔のたるみを解消するトレーニングとマッサージ
1回1分!表情筋トレーニング
1. 「あ〜」と10秒間、大きく口を開いた状態をキープする
2. 「い〜」と10秒間、口を横に大きく開いた状態をキープする
3. 「う〜」と10秒間、口をすぼめて前に突き出した状態をキープする
4. 「え〜」と10秒間、上下・左右に大きく開いた状態をキープする
5. 「お〜」と10秒間、口を縦に大きく開いた状態をキープする
顔を洗って保湿をした後など、潤いのある状態で行いましょう。
お風呂で2分!頭皮マッサージ
1. 両手を頭に置き、指の腹で頭皮全体をトントンと叩く
2. 両手で頭を包むようにし、指で圧力をかけながら頭皮をぐっと押す(少しずつ位置を変え、頭皮全体をマッサージするのがポイント)
3. 耳の上部から頭のてっぺんに向かって、指の腹で圧力をかけながら滑らせ、下から上へ揉み上げる(両手を使い、左右同時に行うのがおすすめです)
《 注意点 》
・爪を立てると頭皮を傷つけてしまう可能性があります。指の腹を使って押すように揉みましょう。
・強さは痛気持ちいい程度に留めてください。
シャンプーの際に行うと滑りが良くなり、習慣化もしやすいためおすすめです。お風呂以外で行う場合は、保湿をしてから取り組むと良いでしょう。
顔のたるみに効果的なスキンケア
肌を清潔な状態に保つ
皮膚に老廃物が溜まると老化を加速させてしまうため、肌は清潔に保ってください。メイクをした日は、メイク落としを欠かさず行いましょう。
洗顔しすぎない
洗浄力の強い洗顔料は肌に必要な皮脂まで洗い流し、肌のバリア機能を低下させてしまう原因に。肌に優しい洗顔料を選ぶことをおすすめします。
入念な保湿ケア
肌から水分が失われると、老化しやすくなります。洗顔後は化粧水や保湿クリームを忘れずにつけるようにしましょう。
顔のたるみを悪化させないために心がけること
食事で肌に栄養を与える
化粧水や保湿クリームで肌に栄養を与えても、それだけでは足りません。皮膚は日々の食事から取り入れた栄養素で作られるものですから、食事できちんと栄養を与えることが重要です。
特に、皮膚を作る主な栄養素であるたんぱく質が豊富な食材(肉や魚、卵、豆製品など)や、代謝を高めるビタミン・ミネラル類が豊富な食材(野菜・果物)を積極的に摂取しましょう。
睡眠時間を確保する
睡眠不足は疲労回復や肌のターンオーバーを滞らせてしまうため、睡眠時間はしっかりと確保しましょう。
肌にダメージを与えない
紫外線やメイクなどで肌にダメージを与えないように気をつけましょう。日中は紫外線対策を忘れずに行い、刺激の強い化粧品は避けることをおすすめします。
顔のたるみを予防するために日常で行うこと
コミュニケーションを積極的にとる
人と会って、笑ったり大きな声を出したりすると、表情筋は活発に動きます。表情筋トレーニングを行うよりもずっと長い時間、表情筋を刺激することができるのです。
感動する機会を増やす
人とのコミュニケーションと同様、映画や小説、テレビを観て感動するなど、表情が豊かになる時間を増やすことも大切です。一人で部屋にいるときでも、表情を変えるようにするといいですよ。
また、泣くことは心のデトックスです。映画や小説などで感動して涙を流すことは、ストレスによる肌トラブルを防ぐ効果も期待できます。
毎日のちょっとした積み重ねが若々しい印象をつくる!
顔のたるみに効くさまざまな事柄をご紹介してきました。どれも心がけ次第で、日常に取り入れられることばかりだと思います。
気になっていた顔のたるみが解消されると、鏡を見たり、人と会ったりするのも楽しくなってくるはず。少しずつでもOKなので、ぜひ取り入れてみてくださいね。
- 執筆者:
- Nao Kiyota