食べても痩せる人は何が違うの?効率よく痩せる方法とは 食べても痩せる人は何が違うの?効率よく痩せる方法とは
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食べても痩せる人は何が違うの?効率よく痩せる方法とは

睡眠栄養指導士®︎ ヨガインストラクター 食育指導士 エアロビクスインストラクターとして活動をする中、日々のハードワークによるストレスで慢性胃腸炎を患い体質改善でヨガを取り入れ、体調が良くな…
2019年08月28日
世の中には、たくさん食べているのにスリムな体形をキープできる人と、そうではない人がいます。この違いは一体どこにあるのでしょうか?食べても痩せる人の理由と、そういう人になるための方法について教えていただきました!

たくさん食べても太らない人と小食なのに太る人の違い

体重計に乗る女性
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基礎代謝の高さ

基礎代謝は、一日当たりの総消費エネルギーの6割をしめています。そのため、基礎代謝が高いか低いかで、太りやすいか、痩せやすいかが決まってしまうともいえるのです。同じものを食べていても、基礎代謝が高い人は、低い人に比べて太りにくくなります。

睡眠が取れているか

睡眠は、ダイエットのためにも大切です。エネルギー代謝を良くするために必要な成長ホルモンは、睡眠をしっかりとっているときにたくさん分泌されるからです。

体内時計のサイクル

まったく同じ食事内容でも、それをバラバラの時間に食べているのか、毎日規則正しく食べているのかによって体内時計の働きが変わってきてしまいます。食事を食べる時間にムラがあると、体内時計のサイクルが狂って内臓の働きが弱まり、食べたものを十分に消化できず太りやすくなってしまうことがあります。

食べても痩せる人になるための食事内容

おかずが豊富な和食
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定食スタイルの物を選ぶ

丼やラーメンのような一品料理ではなく、主食、主菜、副菜、汁物がバランスよく並んだ定食スタイルの食事を選ぶようにしましょう。一品料理の食事だと、栄養バランスが偏り、摂取できる栄養素も少なくなってしまいます。定食スタイルの食事でたくさんの栄養素を摂取することが、健康で痩せやすい体づくりの基礎になります。

レトルト、インスタント食品を控える

レトルト食品やインスタント食品には、塩分がたくさん含まれるため、むくみが起こりやすくなります。さらに、添加物の影響で内臓に負担がかかると、体の排出力が低下して太りやすくなってしまうことがあります。

痩せるために好きなものは我慢すべき?

寒天スイーツ
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栄養豊富なスイーツを選ぶ

ダイエット中はスイーツは控えるべきだと考える人もいますが、糖質や脂質が多い洋菓子ではなく、豆類や寒天のような和菓子を選べば、栄養を摂りながら甘いものを楽しめます。やみくもに苦しい我慢を続けるのではなく、どのようなものなら食べてもいいのかを考えてみましょう。

ちょい足し、ちょい引きが大切

好きなものすべてを我慢するのではなく、「ちょい足し、ちょい引き」で、食事内容と食欲をコントロールしていきましょう。同じ食べ物でも、食べる時間や食べ合わせで体の中にどのように吸収されるのかが変わってきます。

同じようにステーキを食べる場合でも、ステーキとお米だけを食べるのか、サラダも食べるのか、いつ、どのくらいの量を食べるのかといったことで、ダイエット中に適した食事内容にチェンジさせることができます。

食事時間を工夫しよう

時計とフプーントフォーク
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夕食は21時までに食べ終える

21時過ぎの食事は、夜の睡眠の質を低下させる原因になります。副交感神経が優位になることで内臓の動きもゆるやかになるので、食べたものの消化も進みづらくなってしまいます。

どうしても帰りが遅くなってしまうというときは、夕方に軽めの食事をしておいて、帰宅後は汁物だけにしておくといった調整をしましょう。

食間は4〜7時間にする

食事を終えた後、4時間が経過する頃から、空腹のサインが出始めます。その前に物を食べると、消化に負担がかかって太りやすくなったり、疲れやすくなったりする恐れも。一方、7時間を超えてしまうと、次の食事で食べたものの吸収が早まって、脂肪に変わりやすくなってしまいます。そのため、食事と食事の間は、4時間から7時間を目安にしましょう。

食べても太らないために気をつけたいこと

コップに水を注ぐ画像
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食前にコップ一杯の常温水を摂る

食事の前に、コップ一杯の常温のお水を飲むようにしましょう。お水を飲むことで内臓の動きを活発にして、消化をよくする働きが期待できるからです。

一方、食事中に無暗に飲み物を飲むのはおすすめできません。食べたものを消化するための胃酸が薄まって、消化不良を起こす恐れがあるからです。

糖質オフ、ノンカロリーの食材に頼らない

糖質オフやノンカロリーをウリにしている食材や料理がたくさんありますが、このような食べ物は、体内に入っても熱を生み出すことがありません。そうすると、代謝が落ちてしまって、本来の排出力が下がって行ってしまうこともあります。

糖質オフやノンカロリー食材に頼るのではなく、よく噛んで食べることで満腹中枢を刺激し、食事量をコントロールするのがおすすめです。

規則正しい生活で基礎代謝を高め、食べても痩せられる人を目指そう

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基礎代謝を高めることで、無理な食事制限をしなくても痩せやすい「食べても痩せられる」体質に近づくことができます。規則正しい生活と、食事を摂るときのちょっとしたコツを意識して、今日から「痩せやすい体作り」を始めてみましょう。

執筆者:
内藤 絢