【効果別】おすすめハーブティーの種類と飲み方 【効果別】おすすめハーブティーの種類と飲み方
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【効果別】おすすめハーブティーの種類と飲み方

フードコーディネーター・インナービューティー料理研究家。「インナービューティー」を軸とした自宅での少人数制レッスン、メディアでのコラム執筆、レシピ開発等の仕事を通じ、「正しい食のあり方」×「美」につい…
2019年08月27日
ハーブティーにはカモミールやラベンダー、ローズマリーなど多くの種類があり、それぞれに香りや期待できる効果も異なります。美容、リラックス、安眠など、効能別にどんな種類がおすすめなのか、フードコーディネーターの國塩亜矢子先生から教えていただきました。

ハーブティーの効果

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ハーブの持つ自然成分には、人間の自然治癒力(ナチュロパシー)を高め、身体の不調を改善する働きがあるとされています。自然の香りでリラックス・リフレッシュ、抗酸化作用でエイジングケアなど、女性にうれしい、身体に優しいさまざまな効果が期待できるでしょう。

人間の心と体にホリスティック(全体的)に働きかけることで、負担をかけずゆるやかに心身のバランスを整えてくれます。

リラックス効果の高いハーブティー

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スペアミント

甘い香りと爽やかな香り、両方を楽しめるハーブです。やわらかな清涼感ある香りが、高いリフレッシュ効果をもたらします。

ジャーマンカモミール

りんごに似た甘い香りで、ハーブティー初心者でも飲みやすい味わいです。イライラを抑えたり、体を温めたりといった働きが期待されています。ストレスケアはもちろん、冷え症対策にもおすすめですよ。

レモンバーベナ

レモン風味で優しい味わいのハーブティー。緊張や神経を穏やかにする働きが期待されています。

ローズマリー

すっきりとした香りのハーブティーで、血行促進や鎮痛、利尿作用のほか、集中力を高める働きが期待できます。抗酸化作用も高いため、美容面でもおすすめです。

レモン

自律神経を整えたり、体を温めたりする働きが期待されています。交感神経をスムーズにしてくれるので、シャキッと動き出したい朝にどうぞ。

美容効果のあるハーブティー

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ローズヒップ

「ドッグローズ」というバラの実のハーブティー。甘酸っぱく華やかな香りが特徴です。豊富なビタミンCを含み抗酸化作用に期待できるため、エイジングケアが気になる方におすすめ。

ハイビスカス

ローズヒップと合わせることで相乗効果がアップします。ビタミンCやクエン酸が豊富なので、紫外線ケアやエイジングケア、ストレスケアにうってつけ。水出しでアイスティーにしてもおいしいですよ。

ローズ

女性ホルモンにアプローチし、心身を整える働きが期待されています。皮膚の再生や収れん作用(皮膚を引き締める働き)も期待できる、美肌を目指す方にぴったりのハーブティーです。

アプリコット

肌トラブルを予防して、美肌をキープしたい方にはこちら。皮膚をやわらかくする働きや、水分を保つ保水作用、炎症を抑える消炎作用が期待されています。

安眠効果のあるハーブティー

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ラベンダー

甘く華やかな香りで、「ハーブの女王」とも呼ばれています。リラックス効果や鎮静作用が高いので、安眠したい夜にぴったり。

リンデンフラワー

甘く優しい香りが心身の緊張を和らげると言われています。ゆったりした気分で安眠を誘ってくれるでしょう。

ベルガモット

リラックス効果のあるカモミールなどとブレンドされることが多い、優しい味わいのハーブティーです。鎮静、鎮痛、血行促進などの働きが期待されています。

マジョラム(スイートマジョラム)

こちらもカモミールやレモンバームなどとブレンドされることが多い、や優し味わいのハーブティー。鎮静、血行促進、抗ストレスや体を温める働きが期待されています。

《國塩亜矢子先生からの一言》
ハーブティーではありませんが、ホーリーフ(芳樟)のエッセンシャルオイルも安眠にはおすすめです。

ハーブティーの効果を高める飲み方

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空腹時にゆっくり飲む

食後ではなく、できれば食前のお腹が空いているタイミングで飲むことで、吸収率が高まります。また、ごくごく一気に飲み干すのではなくゆっくり味わうことでより吸収率が高まるでしょう。

じっくり蒸らして成分を逃がさない

ハーブティーの淹れ方にもポイントがあります。沸騰したお湯と共にポットに入れたら、香りや成分が逃げないように必ずふたを閉めて蒸らしましょう。花や葉は3分前後、実や硬い根、茎が多いものは5分前後かけてじっくり蒸らします。

あなたにぴったりのハーブティーを見つけよう

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自然由来の成分が、優しく身体の調子を整えるとされているハーブティー。種類と効果を知って、コンディションやシーンに合わせて使いこなしましょう!いろいろ試してみて、好みの香りや味を見つけるのも楽しいですよ。

執筆者:
國塩 亜矢子