パワーヨガって?特徴とポイントをインストラクターが解説 パワーヨガって?特徴とポイントをインストラクターが解説
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パワーヨガって?特徴とポイントをインストラクターが解説

全米ヨガアライアンス 、フィジカルトレーナー、スポーツリズムトレーニング デュフューザー資格を取得。エアリアルヨガのスタジオで空中ヨガやフローヨガのレッスンを行っています!
2019年08月20日
パワーヨガは強度の高いヨガで、普通のハタヨガやリラックス系ヨガでは物足りない方におすすめです。今回は、パワーヨガの効果や特徴、やる時のポイントなどをヨガインストラクターのHikaru先生に解説をいただきました。

パワーヨガってどんなヨガ?

クレーンのポーズ
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パワーヨガとは特に決まった流派の名称などではなく、強度が高い伝統的なヨガであるアシュタンガヨガがベースとなっていると考えます。

アシュタンガヨガは行うポーズや順番が決まっていますが、パワーヨガは先生やインストラクターにより様々にアレンジされ、クラスによって異なります。しかし、パワーヨガと名の付くクラスは共通して強度が高く、運動量が多いためしっかり汗をかけるクラスになっていると思います。

パワーヨガは、普通のハタヨガやリラックス系のヨガでは物足りない方におすすめです。

パワーヨガがダイエットに効果的な理由

チャトランガ
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パワーヨガはどちらかというとトレーニング要素の強いヨガです。太陽礼拝をベースに、ポーズの合間はチャトランガという腕立て伏せのようなポーズが入ることが多く全身の筋肉量アップに繋がります。全身の筋肉量が増えることにより、基礎代謝が上がり痩せやすい体づくりができます

パワーヨガのクラスは最後のシャバーサナまでずっと動き続けることが多く始めはついてくのが大変かもしれませんが、週に1~2回程度で3ヶ月程行えば筋肉も付いてきて体も目に見えて変化を感じます。有酸素運動並みの運動量のため消費カロリーが多く痩せやすくなりますが、ヨガ後の吸収しやすい時のドカ食いにだけは気をつけましょう。

呼吸のポイント

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パワーヨガにおける呼吸は、アシュタンガヨガで行う「ウジャイ呼吸」が良いです。

ウジャイ呼吸は鼻から吸って鼻から吐く呼吸ですが、自分の体に呼吸の音を響かせるように強い呼吸を行います。強いウジャイ呼吸は意識をより集中させ、体の中に熱を作る呼吸でもありますので、ウジャイ呼吸をしっかり意識して行うことで更に燃焼しやすい体になります。

立ち方のポイント

山のポーズ
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パワーヨガにおける立ち方のポイントは、どんな立位のポーズの時も足の裏の3点をしっかりマットに根付かせることを意識して立つということです。足の裏の3点というのは、足の裏の親指の下の「母指球」、小指の下の「小指球」、「かかと」の3点のことを言います。

この3点にかかる力がどこかに偏ることなくバランスよく保たれていると、バランスポーズなども揺れずにしっかり安定して立つことができます。また、ただ立っているように見える「山のポーズ」なども実は内ももや腹筋に力が入っています。内ももをお締めることで、外側に力が逃げずに安定してポーズをキープできるようになります。

連続ポーズのポイント

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1呼吸1動作

呼吸が合わなかったり乱れてしまうと、余分な力を出さなければならず体がブレてバランスを崩してしまったり、すぐに疲れてしまいます。

呼吸に合わせてヨガを行うというのは1呼吸で1動作を行うという意味で、吸う呼吸では上へ吐く呼吸では下へ向かう動きと合わせると連続ポーズも余分な力が抜けて、スムーズに流れるように行えます。

お腹の下の奥の筋肉を意識する

またお腹の下の奥の筋肉というのはインナーマッスルのことです。インナーマッスルは体の表面からでは見えずとても意識しずらいポイントですが、意識を向けるだけでも筋肉は働きます。

これを利用してインナーマッスルを意識することで、グラつきやすいパワーヨガの連続ポーズの時もグラつかずスムーズに連続ポーズが行えます。

パワーヨガで理想の体に

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普通のハタヨガやリラックス系ヨガよりも、強度が高いパワーヨガ。有酸素運動並みの運動量もあり痩せやすい体づくりにもなるので、ダイエットにも効果的。

パワーヨガをするには呼吸や立ち方が大切ですので、しっかりと理解をして理想に近づくための体づくりをしてください!

執筆者:
Hikaru