ステーキダイエットとは?専門家が教える効果的な部位や食べ方
肉好きさんにもおすすめ!ステーキダイエットとは?
ステーキダイエットとは、ご飯を食べずにステーキ中心の食事にすることで、体脂肪を減らすダイエット法です。
肉には体脂肪となる糖質がほとんど含まれていません。そのため、ステーキを食べるダイエットは低糖質ダイエットをしているのと同じこと。たんぱく質を、卵や乳製品、大豆製品ではなく肉から摂取するため、肉好きの人が続けやすいダイエット法なのです。
ステーキにあるダイエット効果の秘密
赤身の肉には、脂肪を燃焼させる働きを担う「L-カルニチン」という栄養素や、筋肉や肌の主な原料となるたんぱく質が豊富に含まれています。
「炭水化物」は食事をするうえで重要ですが、エネルギーとして使用されない分は体脂肪として蓄えられるのがポイント。炭水化物をほとんど摂取することなく、エネルギー消費に役立つ栄養素やエネルギーを消費する「筋肉」を作るための材料を摂取できるのが、ステーキにあるダイエット効果といえます。
ステーキと一緒に野菜がたっぷり入ったスープを取り入れると、代謝を高めるビタミン・ミネラル類を同時に摂取でき、ダイエット効果を高めることにつながります。ビタミン・ミネラルをより多く摂取できるスープの具材としては、トマトやにんじん、オクラ、ホウレンソウなどの緑黄色野菜がおすすめです。
肉はダイエットに効果的な部位をチョイスして!
肉にはさまざまな部位があります。ダイエットに肉を活用するのであれば、効果的な部位を選ぶことが大切です。
牛肉には、ダイエット中に不足しやすい鉄分や亜鉛が豊富に含まれています。脂質が多いため高カロリーになりがちなので、脂質が少ない「ヒレ」がおすすめです。
豚肉には、糖質代謝をサポートするビタミンB1をはじめ、ビタミンB群が豊富に含まれています。疲労回復や代謝アップにおすすめ。ヒレやももを選びましょう。
赤身肉ではないですが、鶏肉は脂肪分が少なく高タンパクなのが特徴です。カロリーカットには「ささみ」がおすすめ。胸肉やもも肉を選んでも、皮を剥ぐことでより低カロリーにすることができます。
ダイエットに効果的なステーキの食べ方とは
1日のうち昼食だけステーキにする(ご飯など、他のものを食べない)などのルールを決めて、定期的に行うのがおすすめ。中でも昼食は、その後のエネルギー消費で体脂肪を燃やすことができるため、おすすめのタイミングです。
食べ方は、ステーキにした肉に塩をつけていただくなど、シンプルな方法がおすすめ。ソースに使用する調味料が多いとそれだけカロリーも高くなるため、注意が必要です。
ステーキダイエットをする際に注意したいこと
ステーキだけの毎日では栄養バランスが崩れることに
「ステーキでダイエット!」と言うものの、ステーキだけを食べ続けないようにすることです。ダイエット中も、たんぱく質やビタミン・ミネラルをしっかり摂取することが大切であり、エネルギー源となる炭水化物(糖質)や脂質も重要。全く食べない生活を続けるとエネルギー消費ができなくなり、代謝が悪く太りやすい体質になってしまいます。
毎食肉だけを食べる、といった栄養バランスが崩れる食事の方法はNGです。ステーキダイエットを実践するのであれば、1日のうち1食をステーキのみにするようにしましょう。
ステーキと一緒に野菜も食べよう
ステーキダイエットでは、野菜と一緒に食べるようにすることも大切。
肉は消化に負担がかかる食材です。ステーキダイエットを実践する際には、消化・吸収をサポートするビタミン・ミネラル類が豊富な野菜と一緒に食べましょう。野菜スープやサラダがおすすめです。
摂取カロリーをより低く抑えるには、レタスやキャベツ、小松菜、ホウレンソウなどの葉野菜や大根おろし、トマトなどがおすすめです。
適した部位・食べ方でステーキダイエットを実践しよう!
ステーキダイエットでは、肉のみを食べればいいと思っている方も。肉はもちろんのことですが、野菜も一緒に食べ、栄養バランスをよく考えた食生活を心がけましょう。そして1日に1食とし、適した部位をチョイスしてみてください。
肉を食べていても痩せられる秘密を知り、効果的にダイエットを実践しましょう。
- 執筆者:
- Nao Kiyota