ダイエット中こそお肉を食べよう!栄養士おすすめの部位と選び方
ダイエット中にお肉は食べるべき?
ダイエット中こそ食べるべき
ダイエット中こそむしろお肉を食べることをおすすめします。その理由は筋肉のもとになる「たんぱく質」と体脂肪の燃焼を促す「L-カルニチン」を含むことにあります。
いざダイエットを始めようとすると、低カロリーを意識する余り、たんぱく質が不足してしまうことがよくあります。実はそれが落とし穴なのです。
「たんぱく質」と「L-カルニチン」
たんぱく質を摂らないと、筋肉量が減少し代謝が落ちてしまいます。つまり食事量はそれほど多くなくても、身につきやすい状態になるということです。
さらには疲れやすくなり、運動どころではなくなり、むしろ無意識に活動を減らしてしまう傾向もみられるようになります。たんぱく質は、肉、魚、卵、大豆製品に含まれていますが、100gあたりのたんぱく質量は、圧倒的に肉に多いのです。さらには、体脂肪の燃焼をうながす役割をもつL-カルニチンは肉に多く含まれます。
食事で消費されるエネルギー量が高い
DITという食事をするときに消費されるエネルギー量は、穀物や野菜、果物など他の食材と比べても圧倒的にお肉が高いのです。つまり食べている時すでにエネルギーを消費することが始まっているのです。
これらの理由から、ダイエット中はお肉を食べることが推奨されるのです。
ダイエット中におすすめのお肉の種類
ポイントは「低脂質高たんぱく」「L-カルニチンを多く含む」ということです。それを踏まえておすすめのお肉は3つあります。
ラム肉
ラム肉はL-カルニチンの含有量が肉類の中で一番多いと言われています。ただし赤身の部分にしか含まれていないので、なるべく脂身の少ないラム肉を選ぶようにしましょう。
牛ヒレ肉
高級なイメージのある部位ですが、実は牛肉の中では最も低脂質高たんぱくで、L-カルニチンも多く含みダイエット向きなんです。
鶏むね肉
低脂質高たんぱくという点では、お肉の中でもダントツの種類です。L-カルニチンは含まれないですが、少ないカロリーで効率よくたんぱく質を多く摂れえる上、低価格でお財布に優しいため、ダイエットを続けたい方は常備しておきたいところです。
お肉を食べるのに効果的な時間帯はある?
食事を朝、昼、晩と考えた時には正直どの時間でも食べてよいです。それが肉ダイエットの特徴といえます。
ですが、睡眠を大事にしたいのであれば、寝る直前を避けて召し上がるのが良いでしょう。寝る直前以外であれば、体内に入った肉を消化しようと内蔵が働き、代謝を上げるというメリットがあります。
しかし、お肉をしっかりと食べたあとすぐに寝てしまった場合、やはり消化器官が3〜6時間程度フル稼働をします。これが実は睡眠の質を下げることになり、結果的に翌日の体調やパフォーマンスを悪化させることにつながります。
ダイエットにおすすめの調理法
油の使い方を考える
「低脂質高たんぱく」という特徴を活かすためにも、油の使用を考えなければなりません。
調理で油をたくさん使ってしまうとそれだけで高カロリーになり、お肉の特徴が台無しです。焼き肉で使うような牛脂、ステーキに使うバターなどは控えるようにしましょう。テフロンのフライパンを使用したり、グリルで網焼きにすると油を控えることができます。
塩分に注意
忘れがちなのは塩分です。
ソースやタレなどをたっぷり使うと、塩分がオーバーしむくみの原因になります。体重増加、セルライトの原因になるむくみは避けたいところです。塩分は最小限にしても、レモンや酢などの酸味、コショウなどの香辛料を使うと美味しく召し上がれますよ。
お肉を食べながらダイエット!
お肉に含まれる「たんぱく質」と「L-カルニチン」はダイエット中にも摂りたい栄養。お肉には豊富に含まれているので、ダイエット中にこそ食べたい食品なのです。
「低脂質高たんぱく」で「Lーカルニチンを多く含む」お肉をバランスよく摂取して、楽しくダイエットをしてくださいね。
- 執筆者:
- マカロン