痩せている女性の画像 痩せている女性の画像
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痩せ型でもバストアップ!専門家が教える食事方法やエクササイズ

1975年兵庫県出身。明治鍼灸大学(現在「明治国際医療大学」)卒業。2004年に大阪府茨木市で、Access Health & Beauty稚乃針灸整骨院を開業し現在に至る。美容鍼灸や小顔矯正、骨盤矯…
2019年08月15日
痩せ型の女性は、すっきりと細いシルエットが魅力的。その一方でなかなかバストアップができないという悩みを持つ人も多いです。今回はエステティシャンの横内稚乃先生に、痩せ型女性がバストアップしにくい理由をはじめ、バストアップのための食事方法・エクササイズ法・マッサージ法などをご紹介していきます。

痩せ型の女性はどうしてバストアップしにくいの?

バストを測る女性
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体の脂肪分が少ないから

痩せ型の女性は、体の脂肪分が少ないためにバストアップしにくいといえます。

胸の大部分が脂肪でできているも関わらず、痩せ型の女性は体全体の脂肪自体が少ないです。結果として、貧乳になりやすいのです。

冷え性体質の女性が多い

痩せ型の女性は冷え性体質の人も多く、血液循環がスムーズに行えずバストに栄養が行き届きにくい傾向があります。

血行が悪いために筋肉量も少なくなり、その結果バストを支えにくく、小さくても垂れ胸になってしまうのです。

食べ物が体内に吸収されにくい

痩せ型の女性は胃腸の働きが弱く、食べ物を体内へ吸収しにくいことが多いです。

栄養が吸収しにくいため女性ホルモンの分泌量が減りやすく、乳腺の発達が阻害されて胸が小さくなりやすいのです。

痩せ型女性がバストアップするための食事方法を紹介

タンパク質が豊富な食材
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炭水化物やタンパク質を多めに摂取

炭水化物やタンパク質を多めに摂取することで、バストアップしやすくなります。胸の約9割は脂肪でできてるので、脂質の原料となる炭水化物や糖質を多めに食べましょう。ご飯やパンなどの主食を増やすことで、ふっくらバストになりやすいです。アボガドやチーズも良質な脂肪で、美胸作りに役立ちます。

また、大豆食品や鶏肉などのタンパク質を多めに食べることで、胸の土台となる大胸筋に栄養が行き届きやすくなりますよ。

決まった時間に食事を摂る

普段から決まった時間に食事をすることも大切です。ホルモンのバランスが整いやすく、栄養を吸収しやすくなってバストアップ効果を高めます。

食物繊維・発酵食品を多めに摂取

食物繊維の多い野菜や発酵食品を多めに摂取し、胃腸の調子を整えることで、バストアップしやすくなります。特に、ゴボウやニンジンなどの根菜類は身体を温める作用があり、血流を改善してバストに栄養分を運びやすくなります。

また、納豆やヨーグルトなどの発酵食品には整腸作用があるのもポイント。基礎代謝がアップすることで、ハリのあるバストになりやすいのです。

痩せ型女性がバストアップするエクササイズ方法

ヨガをする女性の画像
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背中を鍛えてバストアップ

まずは背中を鍛えてバストアップするエクササイズです。背中の筋肉の弱い痩せ型の女性は猫背になりやすく、胸が小さく見えてしまう原因にもなります。

背中を鍛えるエクササイズのやり方
まず両脚まっすぐに伸ばしてうつ伏せになり、両肘を曲げます。次に、両肘を曲げたまま肩の外側に両手のひらを添えてください。そして手のひらを床につき、上半身をゆっくりと反らせましょう。上半身を床と直角になるまで身体を反らせたら、顔を天井に向け、10秒間その姿勢を保ち、深呼吸してください。

10回繰り返すことで、背中の筋肉、脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)、広背筋(こうはいきん)、僧帽筋(そうぼうきん)などが鍛えられます。アンダーバストの位置が上がりやすく、胸を支える土台が安定して胸が大きくなりやすいのです。

バストアップ効果を実感するためにも、週に3回以上、2週間は続けた方が良いでしょう

腹筋を鍛えてバストの高さを出す

次は、腹筋を鍛えることで胸の高さを出すバストアップ法です。腹筋が弱いと胃下垂の原因にもなり、胸が小さくても垂れやすくなってしまうのです。

腹筋を鍛えるエクササイズのやり方
まず、あお向けになり両膝を曲げて、両腕で抱えてください。両膝がぴったりとお腹にくっつくのを意識しながら、顔を首から起こしましょう。おへそを見ながら顔を起こすのがポイントです。10秒キープしたら、また顔を床に戻してください。

20回繰り返すことで、腹筋がつきやすくなります。腹筋は効果を実感しにくい場所なので、週に3回以上を1ヶ月は続けた方が良いです。お腹に筋肉がつき、引き締まることで胸が垂れにくくなります。そしてバストアップ効果も期待できるのです。

痩せ型女性がバストアップするマッサージ方法

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鎖骨の上下をマッサージする方法

まずは鎖骨の上下をマッサージしてふっくらバストを作る方法です。鎖骨の上の首には頸部リンパ節、鎖骨の下には鎖骨リンパ節があり、首の細い痩せ型の女性は、老廃物がたまりやすくなります。その結果、バストに栄養を運びにくくなるのです。

マッサージ方法
鎖骨に手のひらを当て、円を描くようにマッサージします。これを3分間行なってください。バスト上の部分のリンパの流れが良くなることで、上向きバストが作られやすくなります。

入浴中に行うと血流も促進するので、毎日行うのがベストです。1週間続けると、バストアップ効果が分かりやすいくなります。

バストを下から手で 包み込む方法

手のひらでおわんの形を作り、バストを下から包み込みバストアップする方法もオススメです。

マッサージ方法
左胸を右手のひらで下から包み込み、上に持ち上げたり左右にゆっくりと揺らしたりしてください。反対側も同様に、右胸を左手のひらで下から包み込み、揺らしましょう。胸周囲の筋肉のコリがほぐれやすく、弾力性のあるバストになれます。

朝起きた時、下着を着用する前にマッサージをすることで、バストの形がキレイになりやすいです。休みの日に週1回以上は続けた方が良いでしょう。

やせ型女性がバストアップするため生活習慣で注意したいこと

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手首・足首・首を保温

手首、足首、首を保温することでバストアップしやすくなります。

痩せ型の女性がノースリーブ、Vネック、素足にサンダルなどのファッションで、冷房の効いた室内で長時間過ごすと、身体の芯から冷えて血行不良の原因になるので注意が必要です。涼しい室内ではカーディガンを羽織る、スカートをはく、靴下をはくなど、夏こそ防寒対策をした方が良いでしょう。

手首、足首、首の3カ所を保温することで、手足の末端部分まで血流が良くなり、バストにも良い影響を与えるのです。

自分の胸にフィットする下着を選ぶ

胸にぴったりと合う下着を選ぶことも、バストアップしやすくなる秘訣。下着は、必ず試着して買うことをオススメします。ブラジャーのカップが浮いていたりすぐにずれたりするものは、胸の脂肪が背中や脇に流れてしまうので注意が必要です。

痩せ型の女性にはバスト全体を包み込む、フルカップブラが良いでしょう

痩せ型女性でもバストアップをあきらめない!

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痩せ型女性の場合、そもそも太りにくく、脂肪がつきにくい体質の場合も少なくありません。もう少し胸元がふっくらとしていたらいいのに、という願望を持っていることもあるでしょう。しかし食事やエクササイズなど、ちょっとした工夫次第で現在よりもバストアップできる可能性を秘めています。ぜひ今回の記事を参考に、バストアップを目指してみましょう。

執筆者:
横内 稚乃