【夜抜きダイエット】効果と注意点を知って正しい方法で痩せよう

夜抜きダイエットで期待できる効果は、これまで夜間に体脂肪として蓄えてきたエネルギーを蓄えないように切り変え、太りにくい体質に整えることです。

食事の摂りすぎで太っている場合は、内臓に大きな負担がかかり代謝が低下しているケースが多いもの。夜の時間を疲労回復に専念できるようにすることで、体内の機能が活性化され、エネルギーを消費しやすい状態に整えることができます。

また、夜間に食べ物を摂取しないことで、摂取した栄養素からではなく、体脂肪として蓄えている分からエネルギーとして消費できるようになります。

寝る直前に食べ過ぎると、夜はエネルギーをほとんど消費しないため体脂肪として蓄積されやすくなります。夜間の脂肪の蓄積を防ぐことで、ダイエットをよりスムーズに成功へと導きやすくなります。

寝る直前に食事をとると、睡眠中は内臓機能が低下するため消化不良を起こしたり、翌日の内臓に負担をかけたりします。すると朝食をうまく消化できず、エネルギーとして活用しにくくなります。

その結果、体脂肪として蓄積されやすくなってしまいます。夜の食事を控えることで、翌朝の内臓機能を良い状態に保ち、朝食からスムーズにエネルギーとして消費しやすくなります。

一般的に、夕食は朝食や昼食と比べて高カロリーになる傾向があります。夕食をカットすることで効率よく摂取カロリーを減らすことができます。

朝食は1日の活動に必要なエネルギーを摂取するのに重要な食事ですし、昼食は学校や職場などで複数人で取ることが多く、一人だけ食事を抜くのは難しい場合が多いでしょう。

これに比べて夕食は内容や量を調節しやすく、家族の理解を得られれば一人だけ別のメニュー、ということもしやすい食事です。

夕食を抜くと体重の減少など結果に反映されやすく、「もっと減らして早く結果を出そう」と無理をしやすくなります。

あくまでも摂りすぎているエネルギーをカットするために行うものですので、必要以上に減らさない意識が大切です。

「お腹が空いて夜に眠れなくなる」ケースもあります。眠れないことで十分に疲労回復ができず代謝が低下することもあります。

朝食・昼食だけでは摂取カロリーが足りない場合は、夕方に軽く食事をするか、夕食を軽く取り入れる必要があります。また、お腹が空いているとイライラしやすい場合や、眠れない場合は、メニューを工夫して少量の食事を取り入れる必要があります。

これまで通りの食事量のまま夕食を18:00までに夕食を済ませる、寝るまでにお腹が空いた場合はホットミルクやフルーツ、ヨーグルトなど、消化によく高カロリーでないものを選んで少量楽しむなどの工夫が必要です。

寝る前4〜5時間の食事を控えると、胃をしっかりと休ませることができます。「食べ物を取り入れるのは18:00まで」などとルールを決め、夕方までに1日に必要な栄養素を摂取し終えるようにしましょう。朝食・昼食で1日分のエネルギーを摂取することができる場合は、単純に夜を抜くだけでOKです。

夜を抜くだけにすると摂取エネルギーが不足し代謝が落ちてしまう場合は、夕方までに軽く食事をとって調節しましょう。夕方に食事をとる場合は、ごはんやパン、麺類などの炭水化物は控えめにし、野菜たっぷりのスープや豆腐、納豆など消化しやすくビタミン・ミネラル、たんぱく質が豊富なものを選びましょう。

夜抜きダイエットの最大の注意点は、栄養不足に陥らないようにすることです。代謝を高めるための体内のはたらきも、エネルギーを消費するはたらきも、食べ物から取り入れた栄養素の力によって成り立っています。

「食事＝太る」と悪者にせず、必要な栄養素はしっかり摂取するようにしましょう。食事を制限しすぎることで、体内が飢餓状態だと察知し、少しでも食事を食べたら最大限吸収して体脂肪として蓄えようとしてしまいます。“食べなさすぎ”は逆効果だということを忘れないようにしましょう。

朝食・昼食は炭水化物をしっかり摂ったうえでビタミン・ミネラル・食物繊維、たんぱく質などをバランスよく摂取します。夜食事を抜くとめまいがしたり、フラついたりする場合は必ず夕方に食事をとるか、夜の食事を消化によいものにし必要量は摂取するようにしましょう。

夜抜きダイエットは結果が反映されやすく、過度に行なってしまうことがありますが、栄養不足はダイエットにもNG。しっかりとバランスのいい食事をして、夜もお腹が空くようなら調整をするようにしましょう。

正しい方法で健康的にダイエットをしてくださいね。